給付金問題で政府がよたよたしている。麻生総理の何か思いつきのような、唐突な話で、いまの景気対策として、手っ取り早く、お金を配り使ってもらう、低所得者には年の暮れに何よりのボーナスになるとかと考えてのことかもしれない。
最初は制限なしに全世帯に給付といっていた。ところが、所得制限の話が政府内からも出てきた。出てきてもおかしくはないけれど、これは大変なことになる。全国市長会の会長が、反対していた。当然だと思う。この年の暮れに、そんな作業を押し付けられたら、たまったものでない。その気持ちは本当にわかるし、制限論はこの際引っ込めた方がいいと思う。その代わりに、自主的に辞退する道を作ると言う案になりつつある。
これだけ表面に出た案だから、実行しなければならない。一番スッキリするのは全世帯同一と言う最初の形だと思う。
以前、地域振興ということで、給付金の出たことがあった。あの時、我が家もいただけると思ったら、所得制限に一寸引っかかっていて駄目だった。あの時、それで地域が活性化したとはいえなかったように思う。ただ、今回の規模がかなり大きいから、それなりの経済効果は出るかもしれない。しかし、一定の所得のある方には、ただ預金が少し、ほんの少し増えたと言うくらいで、消費まで回らないでしょう。我が家では、これで、この冬の灯油代の値上がり分がまかなえるかと考えるくらいだと思う。多分、正月の贅沢に回ることはないと思う。
これだけの資金、違うやり方がなかったのだろうか。ニュースのゲストに出ていたある方が、食料品の消費税をなくす方がいいと言っておられた。一理のある考えだけれど、ある一定の期間だけに限定してのやり方じゃ余り喜ぶ人もいないかもしれない。
この際、早く結論を出して、早く実施できるように努力すべきだと思う。