今日相撲を入れたら千代大海の引退が伝えられていた。昨日魁皇に見事に投げられて、もう限界だろうとみんなが思ったと思う。やはり昨日が決断の相撲だったのだ。
ところが、今日は、なんと四大関が皆様負けてしまったのです。こんな記録あるでしょうか、新(珍)記録です。先場所まで五大関だったのも異常なのだけれど、今場所はまたなんとも言いようのない有様だ。琴光喜は四連敗、そして揃い負け。これじゃ人気がなくなるのも当たり前だ。
それにしても、横綱二人は強い、強すぎるくらいだ。それとも外が弱すぎるのか。
外国籍力士が多くなった。モンゴル勢が台頭したころ違和感があったりしたけれど、今は容認できる。ただ、モンゴル勢の強さが際立っている。ヨーロッパ系の力士は、力があっても相撲を身につけることが難しいみたいだ。モンゴルのモンゴル相撲は基本は日本の相撲に通じますので、其の差だと思う。
千代大海の引退がありましたが、この千代大海の出てきたころから日本の相撲に変化が出たように思う。突っ張り相撲。千代大海の個性を出すのにあの戦法が最適だったかもしれないけれど、あれだけの体格なのだから、がっちりと組んで取る相撲をさせてほしかった。確かに、体格の違う相手に勝つ方法として、激しく動くことはいい戦法だし、逆の立場ならくっつかれる前に力で゛ぶっ飛ばせばいいわけだ。勝つことが求められる勝負で仕方のないことだけれど、千代の富士などは決していい体格で無かったけれど、組んでどんどん投げ飛ばしていた。
相撲の決め手がどれだけあるか知らないけれど、四十八手があるとすれば、そんな技術を使える稽古をしっかりやってほしいものだ。特にヨーロッパ系の力士には組んでの相撲の稽古をしっかりやらせてほしいものだ。
これからの相撲の人気は、ヨーロッパ系の力士の台頭にかかっているように思うのだが・・・。