手稲は最高!

手稲在住30年、手稲って本当にいいなって常々思っています。時に触れ、折に付け思いついた事を、取り留めなく書いてみます。

健幸クラブ詩吟  文化祭出吟の稽古

2012-10-10 18:04:28 | 詩吟関係
 健幸クラブの詩吟でした。

 初めに先週もやった「江都客裡雑詩 頼 杏坪」を最初はコンダクターの伴奏で遣り、二回目は、前奏だけで吟じてもらう、是がパターンなのです。

 「貴人は解せず籠間の語 総て是れ西郊風露の情」虫かごの中で鳴いている虫の声を庶民に擬しての詩です。頼山陽の叔父に当たる杏坪は頼山陽の師でもあり、芸州藩の地方官に任ぜられ、大変な功績を挙げた人です。政治に対する思いがにじみ出ています。

 その後、伴奏テープを使って文化祭の稽古をしました。今年私が勧めて文化協会に加盟してもらいました。そしてはじめての大舞台に?に立つのです。

 15分の中で四題吟じることにしました。題を「酒有りて」として、酒にまつわる吟を四題「酒に対す 白居易」「自ら遣る 李白」 「客中行 李白」 「江月 亀田鵬斉」で、最後の江月は六名全員での合吟とします。

 まだ大きな舞台の経験がなく、本舞台でどれだけ力を出せるのか分からないけれど頑張っています。

 最近の詩吟は、かなり格調が高くなっていると思います。特に日本語の読みについて厳しくなってきている。日本語が乱れて来ているといわれますが、そんな中で最も美しい日本語を追求しているのが詩吟では無いかと思います。

 日本語のアクセントや鼻濁音を大切にし、熟語の読み方も厳格に指導されています。又発声法も声学的追求がされたりしてきています。

 残念なことは、詩吟人口が大きく減少していることです。特に若い世代からは見向きもされなくなりつつあるように思います。

 素晴らしい伝統芸能だと思うのですが、残念です
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする