上杉謙信の九月十三夜陣中の作が思い出される。
「霜は軍営に満ちて秋気清し/数行の過雁月三更・・・」先ほど十二日の月が煌々と輝いているのを見た。能登の晩秋、月の出ている夜は放射冷却も厳しいから「霜は軍営に満ちて」という、厳しい寒さが露営をしている兵士を苦しめるのでしょうが、明日は目前の長尾城を陥落させる日だけに寒さに負けない覇気がみなぎっていたのだと思います。続いて「越山あわせ得たり」と詠ずるところには、長い戦の苦労も今報われるので感無量の思いがあるのだと思います。
この間知ったのだが謙信の和歌に「汝れもまた草の枕や夕ひばり裾野の原に落ちてなくなり」というがある。「雲雀よ、お前も今晩は草の枕で休むのか」と語りかける謙信の気持ち、連戦の野営で疲労も溜まっているだろう部下に対する思いやりが重ねられているのだと思います。
十三夜からこんなことを思ったのですが、もう10月も終わりです。紅葉の時期もアト一週間くらいで終わるのですね。それでも、温暖化の故でしょうか、秋がかなり長くなってきているように思えます。20年くらい前だともうタイヤ交換をして、いつ雪が来てもいい準備をしていたものですが、後二週間は本格的な冬の準備の間がありそうです。
秋は長い方がいい、冬の雪は少ないに越して事は無い。そんな願いがかなうとうれしいのですが・・・。
「霜は軍営に満ちて秋気清し/数行の過雁月三更・・・」先ほど十二日の月が煌々と輝いているのを見た。能登の晩秋、月の出ている夜は放射冷却も厳しいから「霜は軍営に満ちて」という、厳しい寒さが露営をしている兵士を苦しめるのでしょうが、明日は目前の長尾城を陥落させる日だけに寒さに負けない覇気がみなぎっていたのだと思います。続いて「越山あわせ得たり」と詠ずるところには、長い戦の苦労も今報われるので感無量の思いがあるのだと思います。
この間知ったのだが謙信の和歌に「汝れもまた草の枕や夕ひばり裾野の原に落ちてなくなり」というがある。「雲雀よ、お前も今晩は草の枕で休むのか」と語りかける謙信の気持ち、連戦の野営で疲労も溜まっているだろう部下に対する思いやりが重ねられているのだと思います。
十三夜からこんなことを思ったのですが、もう10月も終わりです。紅葉の時期もアト一週間くらいで終わるのですね。それでも、温暖化の故でしょうか、秋がかなり長くなってきているように思えます。20年くらい前だともうタイヤ交換をして、いつ雪が来てもいい準備をしていたものですが、後二週間は本格的な冬の準備の間がありそうです。
秋は長い方がいい、冬の雪は少ないに越して事は無い。そんな願いがかなうとうれしいのですが・・・。