我が家の菊もこの頃咲き出している。
中国では9月9日(旧暦)は重陽の日で、家族揃って高いところへ登り家族の健康と長寿を祈り、お酒に菊の花を浮かべて飲んだという。そんなことから菊の節句とも言われている。
詩吟をやっていて、重陽に関係する詩に出会うことが多い。
直ぐ思い出すのが、杜甫の「登高」という詩だ。本当は家族そろって高い処に登るのですが、それもならず、ひとり高いところにのぼり、故郷を偲び、わが身の不幸を嘆き「潦倒新たに停む濁酒の杯」と結んでいる。・・ずっと病がちで、もう髪も真っ白になり、すっかり老いぼれてしまい、今新たに好きな酒もやめることになった。と重陽の日に嘆いている。多くの家庭は家族揃ってこの日を楽しんでいることを思うとなおさら孤独感が深まるのでしょう。
私たちも、まもなく「潦倒新たに停む・・」というときが来るのだと思うと、この杜甫の句がとても切実なものとして心にしみる。
ちなみに、今年の重陽は昨日23日だったのです。
上杉謙信の「九月十三夜陣中の作」で、「霜は軍営の満ちて」と在りますが、是も旧暦ですから、「霜」が降りても当たり前です27日が9月13日になりますね。
中国では9月9日(旧暦)は重陽の日で、家族揃って高いところへ登り家族の健康と長寿を祈り、お酒に菊の花を浮かべて飲んだという。そんなことから菊の節句とも言われている。
詩吟をやっていて、重陽に関係する詩に出会うことが多い。
直ぐ思い出すのが、杜甫の「登高」という詩だ。本当は家族そろって高い処に登るのですが、それもならず、ひとり高いところにのぼり、故郷を偲び、わが身の不幸を嘆き「潦倒新たに停む濁酒の杯」と結んでいる。・・ずっと病がちで、もう髪も真っ白になり、すっかり老いぼれてしまい、今新たに好きな酒もやめることになった。と重陽の日に嘆いている。多くの家庭は家族揃ってこの日を楽しんでいることを思うとなおさら孤独感が深まるのでしょう。
私たちも、まもなく「潦倒新たに停む・・」というときが来るのだと思うと、この杜甫の句がとても切実なものとして心にしみる。
ちなみに、今年の重陽は昨日23日だったのです。
上杉謙信の「九月十三夜陣中の作」で、「霜は軍営の満ちて」と在りますが、是も旧暦ですから、「霜」が降りても当たり前です27日が9月13日になりますね。