手稲は最高!

手稲在住30年、手稲って本当にいいなって常々思っています。時に触れ、折に付け思いついた事を、取り留めなく書いてみます。

高齢化の割に高齢者のサークル活動が伸びていない

2015-09-07 19:38:31 | 身辺雑記
 私が詩吟の教室を立ち上げたのは55歳だった。そして定年退職してして数年が会員増のピークだった。40人ほどの会員の多くは60歳以上だった。

 団塊の世代が退職時期を迎えると、会員がさらに増えると期待したけれど逆だった。民謡や日舞、謡曲などのサークルの方たちから「高齢化が進んで・・」という言葉を聞き不思議に思っていた。この意味は「会員の高齢化が進んで・・」という意味で、本来ならば定年を迎える人の数が増えるということで、サークル活動の希望者も増えてくる喜びであっていいのだけれど、全く逆でした。高齢者の数は増えたけれど、伝統芸能のようなサークル活動を希望する方は極めて少なくなり、会員の減少を嘆くサークルが多くなったのです。

 私は手稲文化協会でかなり長いこと活動していて、多くのサークルと交流してきました。そして、伝統芸能関係の団体が次々と会員を確保できず崩壊する姿を見てきました。

 私の詩吟も一時期の半数になっています。今新会員を見つけることが極めて難しくなっています。詩吟という言葉を知らないひとがたくさんいるのです。

 今、会員を増やせているのはカラオケのサークルとフラダンスくらいかもしれません。

 バブルの崩壊と同時に、各会社の経営もきびしくなり、職員のサークル活動などもほとんど制限され、今まであったものもなくなった。

 私の詩吟のお弟子さんには旧国鉄時代の方が沢山いました。また道庁関係の方も多かった。その人たちは、職場のサークル活動に参加していた人たちなのです。

 こんな現状を見ながら、札幌十区にそれぞれ老人大学があるのだけれど、その講座の中にもっと積極的に伝統芸能の講座を組み込むべきだと思うのだけれど、そんなし姿勢が感じられない。これは職員の意識の問題かもしれないが、市民部長とか、地域振興課長とかの意識の貧困さによるところも多いと思う。

 市として、伝統芸能の発展にもっと目を向けるべきだと思うのだが・・・・。

 
コメント
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