心配していた伝統芸能祭、一応終了です。
今年は面白い現象がありました。開演の時点で130人くらい入っていて、二番目の筝曲では180人くらいになっていた。
一番の謡曲は、例年50人くらい入るといいほうだったのです。それが130人、次の筝曲では180人くらいになって、その後190人前後を維持して推移した。
唯、日舞の時間帯になると、250人くらいに膨らむのが例年のことなのですが、今年は、200人を越えることは無かった。
その予感があってか、折りたたみ椅子を出さないでいた。途中、一列だけ出したけれど、観覧席の空き具合から見ると、無くてもOKという感じだった。
結局、初めからそれほど観覧席の状況が、空席の目立たない形で最後まで来たということでした。
今年、民謡にお願いして、オープニングは出演者全員で「そーらん節」を唄うことにした。この形が、初めからの観客に繋がったと思う。
日舞で一番心配したことが現実になった。今年は日舞六団体六名の出演でした。そのうち、五名が長唄でした。一人歌謡曲があったのですが、この方は、先生ではなく、先生が具合が悪いということもあり、名取の方で、決して上手とほめるところまでは行かない方です。それでも、途中で拍手きたりするのです。
確かに、先生たちの古典は素晴らしい。本当に踊りを見れる方なら、ひきつけられるような素晴らしい踊りなのです。しかし、現状では古典を何曲も見るに耐えられる人は少ないのだと思います。もう少し、気軽に楽しめる踊りが入るべきだと思ったりしています。
収益は予定通りで、諸経費を抜いて、文化祭の負担金に回す分が確保できたというところでしょうか。
さて、私のことですが、今年は女性合吟を「丹頂の舞」男性合吟を「石狩川」そして、最後私は、袴をつけて「蝦夷富士羊蹄山」をやりました。平和教場からの手伝いも来て、いい吟だったと思います。私はテープを使ってやったのですが、吟も、そこそこ出来たと思います。何人かに、素晴らしかったとほめられたので、よかったのだと満足することにします。
それにしても、この暑い中で着物を着るのは、大変なことでした。伝統芸能祭にふさわしいものにしようと私は例年袴を着用することにしているのです。
袴をはくにふさわしい吟をと、自分にブレッシャーを掛ける意味もあります。
先週の日曜は、全道大会、そして今日。大仕事二つが終った。