紫草(日本ムラサキ)の記

日本ムラサキの紫根は輸入品に頼っています。薬用また、染料として国産紫根の生産普及、流通を期待しています。

晩秋の発芽・室内にて

2024-11-16 20:09:20 | 日本ムラサキ栽培
「室内にて、発芽検証をスタート」
屋外、苗床の苗は緑色を保っている。 降霜は数回あったが地面への影響は無く、
比較的暖かい日和が続く。


種子選別でOUTになった種子を播種をしてみる。結果は来春4月頃になる。
雪が深く積もり、その後の雪解けを待ってのことである。
選別外は採取時に緑色の残る種子であった。


切断分枝からの新根は日を追って生育中。

このまま、この小壺で・・と言う訳には行かない。
ポットの培土で生育をしなければならないだろう?いつまで待つか?
それには、か細い根である❣️


11/15   9:27 1粒発根 何時もの簡易パックにて発芽検証をスタート❣️
種子の販売をしているので、その検証でもある。


11/15  14:54 2粒目発根 ポットへ発根種を移動する。 

11/16  9:17 3粒発根 計5粒 写真は上下反対

11/16  14:49 1粒発根 計6粒
6日前 11/10にセット。週内に結果が出るとは思わなかった❣️


「おいのかべ どこまでつづく やそじかな」
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種子採取後の分枝切口から発根あり

2024-11-09 19:54:57 | 日本ムラサキ栽培
「種子採取後の分枝切り口より、新根の伸長に驚き❣️」
日本ムラサキの種子採取は、ほぼ終了。
分枝の先端部にはまだ花があり、未熟な緑色の種子が残る。
この種子を完熟に出来ないものかと思案。種子選別で未熟として廃棄分別した中から
発芽した種子を確認した故でもある。


分枝の先端部、花が咲きはしないだろうかと、まさか❣️
期待を込めて小さな壺(自作)に差して3週間目❣️花ではなくて、根が出てきた‼️
分枝切断部から白くて細い根が伸長している。驚きの発見❣️


2日後には、白い根は薄いピンク色になる。
土の中では赤い根である。根の長さは28mm。今後の生態を追う事になる。


同じ小壺に、緑色の種子付きの分枝を挿してある。
今まではこのまま、廃棄していたのだが、完熟種子への期待である❣️


ならば、と花付きの緑鮮やかな分枝を纏めて挿してみた。
緑色の種子はともかく、完熟に疑問符の種子にOK判断を得たい。


ビーカー2個に各10本 計20本。
分枝切り口からの発根は、上部の生育の必要性からと考えるがどうであろうか。
この室内では最低気温は20°C以下にはならない。しかし、根が増えたら⁇
やはり、ポットの土の中で根は育てたいものだ。 

  「このくきの いのちのさきに なにがまつ」   

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2024日本ムラサキ栽培・霜月(11月)

2024-11-02 19:37:02 | 日本ムラサキ栽培
「最低気温5°Cを記録、間も無く霜の降りる時期となった」
庭先の秋草は倒れ伏し、黄ばみを見せて来た。
日本ムラサキは霜が降りてもすぐに黄変する事はない。
葉の表面の微細な毛が保護してくれるからである。
しかし、更に気温が下がれば地上部は黄変して枯れる。


冬越しを控えている苗床の日本ムラサキの苗。
播種後間もなく発芽した苗は、頗る元気である。本葉は6枚の生育振りである。


発根試験で取り上げた種子の生育は、本葉の兆しを見せる所まできた。
既に根は地面深くまで伸長していると思われる。
厳寒の程は分からないが、何とか越冬できるのではと願うのみ。


種子採取後の分枝、先端部を水に指して2週間。
先端部の膨らみは???ひょっとすると蕾❣️だろうか❓もしか開花へ・・・❣️
葉の表面は葉先向かって細かい毛が密生していて、葉先からは逆刺となっている。


鉢栽培から露地へ定植した1本で草丈70cm。
まだ、開花中❣️種子も多いので霜が降りてから種子を採取予定。


平底の植木鉢から、露地へ移した苗。ハムシの被害が痛々しい。
水分過給で、瀕死状態の苗であった。枯れずに何とか来年への命脈を保った。
2年目に期待せざるを得ない株が多いのは、栽培者の体調不良である。
紫根の収穫は来春でも、OK なのだが・・・染色作業への気力が消えつつ・・乏しい⁇
激痛は消えたが、左膝の痛みはまだ続く。来春には全快を期しているのだが・・・?
反対にブログの納め時になるやも知れず・・

     「らいはるを きするまちがい このよわい」

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2024日本ムラサキ秋苗の発芽( 続々)

2024-10-26 19:51:30 | 日本ムラサキ栽培
「寒気対策の検討と発芽について」
強い雨が来て、苗床の土が跳ね飛ぶ。水が溜まり種子も移動。
雨の翌日、既に大きくなった本葉の裏には跳ね飛んだ土がベットリと付着。
生育に支障があるかどうかは不明だが・・・気付けば落とした方が良いと
スプレーで水を掛けて落とす。


本葉4枚以上の苗は A列15個、B列11個を数える。
爪楊枝3本の間に発根種8個を伏せた。
苗床が白っぽいのは、羽虫対策として薬剤オルトラン散布の跡である。雨で溶けた・・。


発根種5個の内3個が発芽して来た。播種後5日後である。

翌日残りの2粒が発芽。日中の26°C の気温に助けられた。
以後最低気温は10°Cを切る予報である。霜が来ても慌てる事は無いのだが・・・。


発芽の双葉は小さい、昨日の朝発芽確認❣️本葉2枚までは生育して欲しいが・・❓
取り合えず、稲藁をカットして防寒対策を始める。
発根の兆しの種子を2粒見つけて播いて置いた。


8粒が最後の発芽である。双葉は、まだまだ小さな苗である。

苗の生育は、後2週間程であろうか。
本場が黄変する様になってから、全体に藁束で覆って冬越しとなる。
    「ふゆまじか かんきにたえて はるをまつ」

染色工房(くるでーはっと) powered by BASE

染色原料「紫根染め」の原料の紫草の種子を販売します。日本ムラサキは日本古来より伝わる染色原料です。

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日本ムラサキ・発根試験について

2024-10-19 20:15:38 | 日本ムラサキ栽培
「日本ムラサキの発芽は、我慢比べか・・??」
日本ムラサキの種子は、野菜の種の様に一気に発芽して来る訳ではない。
最も、発芽の条件に合わなければ野の花も咲き誇らない。
紫草(むらさき)も野の草花である。

種子を手にしたが、さっぱり芽が出ないのでは困る。
最も安心できる方法は、発芽の兆しの種子をポットに播く方法だろう。
一例を紹介したい。


使い捨てフードパックにキッチンペーパーが発根装置❣️
既に黄色の円内に根を出している種がある。43粒の内1粒に過ぎないが・・。


種子は、発芽の事前処置をしてある。種子をコップに入れて1週間。
種子は水分を含んで、色は黒ずみや々膨らんだ様に見える。
その後、水を含んだキッチンペーパーに並べて6日目である。図った様に発根して来た。


発根した種子をタッパーの上に乗せて観察する。
まだ根の先端部繊毛が出ていないので、根を痛める心配はないようだ。
さて、この種子をどの様に発芽に続けていくか戸惑う。ポット育苗は、手狭な部屋では不可能。
庭先の苗床に委ねる事にする。


発芽から育苗を自然の成り行きに任せる事にする。

翌日のパック内、キッチンペーパーの上の種子、発根種が5粒❣️
一気に発根が進みそうである。苗はもう充分にある。全て苗床に委ねる。


ここ数日は気温が高い予報なので、何とか発芽まで生育して欲しいが・・?

 「だいりはは そのごのそだち なえどこに」

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