紫草(日本ムラサキ)の記

日本ムラサキの紫根は輸入品に頼っています。薬用また、染料として国産紫根の生産普及、流通を期待しています。

紫草の栽培、害虫か?益虫か?

2014-09-10 10:19:37 | 紫草栽培
紫草(日本ムラサキ)の栽培

紫草(日本ムラサキ)を栽培している。花が咲くようになると色々な虫がやってくる。



蜘蛛が動き回り、網を懸けるようになる。
これは虫を捕獲する網だからムラサキを痛める事なく、返って害虫を捕まえてくれるとばかり思い込んでいた。
数日後思いもよらぬ虫の巣を発見。ムラサキの花頂を引っ張り込んでとっくり型の袋が吊られている。
何時作ったのかは気付かなかった。中には卵がびっしり並んでいる。




蜘蛛の種類に依るのだろうがムラサキの花頂を引っ張り込んでいるので、袋は別の草へ移してやる。


これは何と言う蜘蛛であろう、ちょっと調べてみたが分からなかった。
紫草にとって害虫ではないとそっとして置いた。
しかし、益虫である虫を蜘蛛は捕食する事を考えると駆除すべきであった。

 
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紫草(日本ムラサキ)の栽培記録 3

2014-07-27 22:04:49 | 紫草栽培
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7/4 移植後1ヶ月目、温室育ちの苗がロゼット状態から脱する。最低気温と関係がある様だ。20℃以下になる日が無くなって時には23℃の日があったりする。移植後の1ヶ月の内3日位しか20℃を越えた日がない事を考えると7月になってから連日最低気温は20℃を越えている。

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草丈が伸びない分、葉が大きく生育する。葉幅2.8cm、長さ8cm、葉数11枚、丈8cm。中には葉幅 3cm になるものも有るが、丈はどれも10cm 未満である。

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7/6 害虫被害発生 ヨトウムシか? 葉は1枚だけしか残っていない。

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 隣の苗も マルチを切り開いて害虫を捜す。2匹のヨトウムシを見つけて処分する。
しっかりした苗だっただけに、残念でならない。今後の回復を期待するのみである。

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7/8 いよいよ草丈が伸び始める。10cmを越えるようになり茎の太さも確認出来るようになった。畑で自然発芽生育した苗と比べると大きな違いがある。草丈が伸びなかった分、根がしっかり大きくなったのではないかと思う。




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第5畝


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害虫被害の苗回復!

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1週間後まだ新芽は黄緑色で弱々しい。

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2本立ちとなって回復、株立ちとなる。これは生育法として検討する必要が有りそうだ。

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7/23 第1畝~第5畝(4、5畝は温室の苗、移植時期も4~5日異なる)

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7/25 第5畝

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 第6畝

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 第3畝、畑で発芽し移植した株、開花も早かった。

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温室で育苗された苗は1ヶ月半を要してこの大きさになった。
畑で発芽し生育した苗にはこうした姿を見る事なく生育し1本立ちのまま花を付ける傾向があった。

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葉の長さは11cm~13cm 葉巾は4cm 草丈14cm~17cm に生育 

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温室育ちの苗も頭頂に蕾を抱え、開花が始まる。

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株立ちとなる、ここまで生育すると苗と言うより株という姿である。

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あちこちで株立ちがだんだん増えてくる。草丈は30cm~40cm 

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紫草(日本ムラサキ)栽培記録2

2014-07-11 13:45:15 | 紫草栽培
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移植後1ヶ月目の苗、温室育ちのなえである。



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畑で自然に発芽生育した苗との差は歴然としている。
既に開花時期となる。



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第4畝 草丈はまだ10cm 未満が多い。




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第2畝 畑育ちの苗の畝生育の違いは何処に原因が有るか不明。




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第1畝 畑育ちの苗の畝。移植作業の最初の畝である。
早朝の移植作業で曇りの天気予報であったが日中の気温は31℃にもなった。
遮光も出来ず大分、危ぶんだが全ての苗が活着し安心した。
その後の生育ぶりは苗によってまちまちである。



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第1畝から第5畝(手前が第5畝、温室育苗)  



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第1畝から第6畝。移植後1ヶ月を経るが植え替え苗が出てくる。
移植後、新しい根の成長が弱い苗である事が解った。



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第5畝、日照の強い日が続いた後でこの様な苗が出てくる。



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苗を抜いてみると、移植後に発根したのはほんのわずかであった。
赤玉土の使用が多過ぎた箇所かも知れない。赤玉土を全く使わなかった畝で
こうした苗がでない所を見るとこの推測は当たっているかも知れない。

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紫草(日本ムラサキ)栽培記録1

2014-06-03 21:28:09 | 紫草栽培
2014年紫草(日本ムラサキ)栽培記録

  紫草(日本ムラサキ)発芽検証

昨年(2013)50株程のムラサキを生育させたので、種が有り余る程である。

そこで、発芽効果の高い条件を捜すことにする。冷温保存(1℃)3週間と言う条件を検証して見る事にした。

小さなタッパーに布を敷き水分を含ませて、ムラサキの種を入れてとりあえずは冷蔵庫へ保管。しかし、冷蔵庫内は

6℃~7℃で1℃の条件を実現する為には、保冷剤を凍らせて、大きなパックに氷を詰めてその中に種の入った小さな

パックを入れなければ1℃の条件にはならない。それも1日経てば氷は溶け再び保冷剤を交換して氷を入れ替えなければ

ならない。これを3週間というのは家庭の冷蔵庫では無理があった。そんな日々2/16大雪が来た。積雪70cm願っても

ない条件が屋外にできた。早速、冷蔵庫内のタッパーを取り出し、エアーパックシートに包んで雪中保存に切り替え

る。3週間後雪を掘り冷温保存のパック1個を取り出し、残りのパックは再び雪中の冷温保存を続けることとする。

寒い冬の日々が続き、雪はなかなか解けない。3/18暖かい雨が来て、庭先の雪が消えるとビニール袋が出てく

る。何だろうと思ったくらい忘れていたムラサキの種のパックである。
 

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3月初めに雪の中から取り出したパックの種を室内に置いておくとパック内で発芽が始まってしまう。早速、播種の

準備をする。

発砲スチロールの容器に赤玉土を10cmの厚さで敷き詰め、条播きの溝を作り砂を入れる。

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砂に浅い溝を引き、雪中1ヶ月保存のムラサキの種を並べる。種が隠れる程度に種を伏せる。(3/19)


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2日後には発芽が始まる。(3/21)


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更にに4日後には続々と発芽をしていく。(3/25)



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2週間後、ほとんどが発芽、密生状態となる(4/8)


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用土を赤玉土のみに変えての発芽実験。双葉から本葉2枚が広がり生育が進む。
双葉が大きいのが印象的である。(4/30)


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発芽率の確認検証(5/15)
小さな育苗ポットを使う。条件が少し異なり大まかな目安とならざるを得ない。20ピース20粒を播く。翌日から発芽の兆しがあり、4~5日経るともう発芽する。

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更に4~5日すると双葉がしっかりと広がる。


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約10日目で12粒の発芽を見る。(5/19)

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発芽率 75%を確認する。20粒のうち15個の発芽であった。(5/24)
雪中1ヶ月の冷温保存の種子である。個数の確認となると解り易いポットを使ってしまう。発泡スチロールの容器だともっと発芽率は高いのではと思う。条件は異なってもこれだけの高い発芽率と自負する事になった様だ。





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紫草(日本ムラサキ)栽培記録

2014-06-03 21:14:26 | 紫草栽培
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2014.5.23

2年目の紫草(日本ムラサキ)が開花。その近くには、こぼれ落ちた種から芽を出したくさんの苗が成育中。
本葉の数は5~6枚目だが苗丈は10cm近くになってきた。早いうちに移植をしなくてはなるまい。

畝の準備
5月に入ってから雨の後に耕作をして、下準備をして置いたのだが晴れの日が続いて、畝立てができないでいる。

5/21 幸いにもまとまった雨が来た。

1日置いて早速に畝立て作業であったが息が切れ、足も吊りしんどい作業となった。2日掛かりで6畝できた。


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根を掘り出すことを考えると、どうしても高い畝になってしまう。昨年は畝幅を広くとって1畝に2列植えだったが
高い畝にしたので1列植えとする。土がたっぷり水分を含んでいる間ににマルチを敷く。


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50mマルチ2本ぴったり。畝の総延長は100mである。

苗の植え幅を検討、30cm幅にすると苗が余ってしまう。第2列は5m程短い。イチゴの畝と同列になってしまった。

イチゴを収穫して美味しくいただきながら、植え幅を考える。アスパラは最後か。



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25cm幅に決めて定植作業に入る。

0

マルチに植え込み用の穴を開けなくてはならない。まず、25cm間隔であなをあけていき、土を穴の上に置き穴の大

きさ分の広がりを作る。鎌の先や小形スコップの先を使って土を広げて穴が中心にくるようにして土の土手を作る。

携帯用のガスバーナーの熱を当てると瞬間的にマルチのビニール面は消えて土が出てくる。



Ok

色々な作業があるがこれは短時間で30、40の穴開けが終了し楽しい作業であった。ただ、乾いた土を乗せると土の

土手が不明確で、ビニール面に土が残りバーナーの熱をさえぎりきれいな穴が開かない。


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移植道具3点(柳刃鎌、空き缶、ビニール袋)あれこれと使ったがこの3点で効率的にできた。

まず、柳刃の鎌で穴の中心に深く差し込んで左右に広げて、ムラサキの長い根がまっすぐに入る穴を作る。

苗は土を落としてビニール袋内にまとめておき、穴が開いたら苗を軽く持って、根をまっすぐに穴に差し入れて赤玉

土を缶ビールを使った容器で落として行く。根元が少し山になる程度赤玉土を入れて置く。根元は押さえない。


1

予定の苗の定植が済んだら、水差しをして終了である。早朝か夕刻、天気や気温を気にしながらの作業であった。

下準備をして、片付けまでおよそ2時間の作業で50本程の苗を植える。かがみ込んでの作業となるので腰への負担が

多く、休養が肝要である。



3

394本の苗を定植。天気予報が外れて、日中31℃の強い日差しを受けることになったが、ムラサキの苗は持ち堪えて

くれた。


Photo_3

定植後1週間目になると新芽が出てくる。


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しかし、根付いたと思われていた苗が葉を広げなくなり、抜いてみると新しい根の出た形跡もなく細根が消えてい

る。同様のケースの苗は根元が固く絞まっていたり、土質の違いや作業中の手違いなどが考えられるが、苗本体に弱

さがあったのかもしれない。予備の苗を交換して移植することになる。今の所、10本程交換している。





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