紫草(日本ムラサキ)の記

日本ムラサキの紫根は輸入品に頼っています。薬用また、染料として国産紫根の生産普及、流通を期待しています。

紫根収穫終了2018

2018-12-14 16:14:57 | 紫根染め
「ほぼ、1ヶ月間の紫根収穫作業を終える」
10月末から紫根収穫作業を始めて、11月は好天に恵まれ休みを作って何とか収穫作業にピリオドを打つことにした。
7月の高温と水不足続きに天を仰いで困惑した日々を思えば、まずまずの収穫であった。


ブロック内の栽培はかなりの密生状態だったが、根の直伸性に救われた。

かなり太い紫根も出てきたが、太過ぎると中が空洞化する。

細くても長い方が、染料としての利用効率は高い。
30cmを越えれば優良品と満足している。


乾燥すると鮮やかな赤い根は黒味を帯びてくる。
根の太さも引き締まってかなり細くなる。


乾燥期間で、都合よく折れる期間がある。
2週間後であろうか、太い根も2〜3cmに手早く折る事が出来た。
乾燥が進むと、簡単にはカットできない。
水分が多い内は、刃に粘性の紫根成分が残り切り難くなる。


収穫が終わると来春の準備となる。
苗床を作り、来年度の栽培方法を考える。
雪模様の予報に慌ただしく苗床に種を播く。
4列、各列100+𝛼 粒を丁寧に並べる。


来春の苗床と収穫を終えて整備中の畑である。
未収穫のブロックは、春先土が柔らかい時期に先送りとした。
この冬の雪の量が問題である。今年は2月の末には畑作業ができた。
畑はともかく空模様との睨めっこである。

       「そらもよう ながめるひびに こしまがり」
コメント (2)
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