紫草(日本ムラサキ)の記

日本ムラサキの紫根は輸入品に頼っています。薬用また、染料として国産紫根の生産普及、流通を期待しています。

日本ムラサキ栽培記録、皐月

2019-05-17 18:54:31 | 紫根染め
「定植作業始まる」
苗床の苗が急成長、雨模様を待つがアテにはならない。
定植予定ブロックに前日から水を浸み込ませてある。


昨年9月5日播種、12日発芽で本葉はロゼット状態で越冬。
厳寒期にはその葉も枯れて消える。しかし彼岸には新芽を出してきた。
2ヶ月未満でこの生育である。自然界での発芽と生育にはかなわない。


大きな苗と小さな苗、茎立が2、3本の苗もある。

草丈は10cmを越え、根は茎より太く長い。蕾を持つ苗も出てきた。

ブロックの各セルへの定植直後、どの苗も皆 頭を垂れる。
カットすべきだったかと煩悶する。


翌日、作業は続行中である。前日の定植作業の苗の様子。
やはり、気になり重い頭頂部をカットする。手前の苗はそのまま様子を見る。


やはり、頃合いがある。このサイズの苗は、上手く活着しそうである。
200本を越える苗数で、ついに早朝 日の出近くからの作業となる。
この作業は来年以降は無くなる。
苗床、育苗期間を置かない栽培法を見出したからである。
まだ、実験段階であるが老いた身には他に方法はない。


  「未だやるか  此処までやれば  道ひとつ」


コメント
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