紫草(日本ムラサキ)の記

日本ムラサキの紫根は輸入品に頼っています。薬用また、染料として国産紫根の生産普及、流通を期待しています。

2018産種子 発芽力再検証(1)

2019-07-20 16:45:37 | 日記
「残留種子、昨年採取の日本むらさき種子」
雨の日が多い。昨年とは正反対の日々である。
雨が降らなくとも、日が出ない。日照時間が少ない。
花が咲いても、ミツバチが来ない。秋苗の種子量に影響がある。
アレコレと心配だが、天気には従わざるをえない。
小鳥の餌にでもしようとしていた残留種子がある。
昨年の種子で選別の際に廃棄処理として除外された物である。


浮種検査結果で即沈下の種子のみを、採用種子とした。
これは、除外品である。選別後、長らく室内保管。
その後試しにと冷凍庫にて3週間保管していた。


浮種検査は水を張ったビーカーに種子を投入して、沈む種子を発芽力のある種子とする選別方法である。
信頼性にイマイチ欠ける処がある。水に浮かぶ種子も時間の経過と共に沈んで行くからである。
と云う事は、選別の際、除外した種子の中に発芽力を持つ種子が含まれていると判断して良い。
検証結果によっては、貴重な残留種子となる。

これが、その結果である。大きなビーカーの種子が24時間以内。

並べてみた。82粒(24h)12粒(48h)5粒(72h)1粒(84h)

発根を持つ。方法は最も簡単な方法である。
湿ったキッチンペーパーに包んで、ビニール袋に入れて日当たりに置く。

 
当てにならない結果を当てにしたわけである。
 
24時間内でビーカーの底に沈んだ種子は7日後、3粒発根。

日を置いて3粒が発根、24hの種が多い。6粒がポットで発芽待ち。

何をか言わんや、更に日を置いて待つことにする。

     「すてるたね れいとうこにて めをさまし」
コメント
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