紫草(日本ムラサキ)の記

日本ムラサキの紫根は輸入品に頼っています。薬用また、染料として国産紫根の生産普及、流通を期待しています。

日本むらさき栽培記録、文月7月

2019-07-03 19:02:17 | 日記
「多様な生育状況を迎えた」
日本むらさき栽培は多様な生育状況を呈している。
実験的な栽培法は本来なら1ブロックにすべきだった。
それが半分を占めているので、未発芽のセルの対応をせざるを得ない。
対応策も一様になって、功罪両面となり自然に任せるより他ないと自嘲的となる。


生育の差が日々大きくなっている様に見える。
大きな苗は4月9日発根種の播種で、4月中端に発芽している。


空きセルは育苗の苗を定植して、日射等の影響で生育不良を繰り返している。
空きセルは放って置けば良いのだが、発芽苗があるのでつい植えてしまう。
しかも双葉の苗である。昨年秋に双葉の苗の定植が上手くいったので、つい植えて見る。
春と秋では日射の程度が異なると思い知る。


遮光ネットを全体に掛けて見る。大きな苗が黄変してしまった。
掛けたり外したりは面倒で掛ければ、ついそのままになってしまう。
葉が黄変したのは、その影響であろう。


始めのブロックで3月30日に発根種の播種で、ついに蕾を見る。
発芽して、丸 3ヶ月を要して花期を迎える。
茎立ちをして大きくなると、蟻が頻りと動き回る。
詳しく見るが、アブラムシ等は見当たらない。一応消毒液を噴霧する。
草丈は30cm程度であるが葉も大きく、色も濃く申し分ない。防風対策が急がれる。


定植した秋苗である。草丈は50cm近くで多くが花期を迎えた。
遮光ネットを立てて防風対策としている。
種子が黒くなり始めたが、採種作業計画は困難を伴うと思われる。
分枝の花の結実であれば、カットしての採種で無難かも知れない。


    「あれこれと なきちえしぼる むらさきや」
コメント
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