紫草(日本ムラサキ)の記

日本ムラサキの紫根は輸入品に頼っています。薬用また、染料として国産紫根の生産普及、流通を期待しています。

日本ムラサキの生育2023・睦月

2023-01-21 20:29:01 | 日本ムラサキ栽培
「相次ぐ不明な発芽」
ポットの発芽は間違い無く続いているが、本葉の開いた苗の傍にもう1個が発芽。

別の1号大きなポットにも発芽あり。共に12月発芽の苗の隣である。

このポットにも発芽あり。

ともに、発根を確認した種子を1粒置いたのみである。その種子は双葉が開いて、10日近く後に不明な発芽である。

4個目である。原因は赤玉土の使い廻しにあるようだ。1昨年使った土を乾燥させ再利用。
その際に、発芽できなかった種が蘇ったとしか考えられない。
種の持つ生育維持力には驚くほかない。


発根を待つパック内、左側は並100粒の種であった。カビの発生した2個の種子はダメであろう。
初めて発根を見る方には、綿毛の様な先端部をカビかと思われるかも知れない。
この繊毛は地中で周囲の土に付着する働きをしており、更に深く根を伸ばす支点でもある。


左右逆となったが、残り28粒で少し動きが無くなった。72粒が発芽した事になる。
72%の発芽率となるが、仕切り直しをすれば未発根の種子もいつかは発芽するのかも知れない。


発芽して双葉を開いた苗の生育は順調だが、給水に苦労している。
室内で苗と共に寝起きの毎日だが、21°C の変わらない気温で陽が差すと25°C ともなる。
ポットは数日で乾き切って仕舞う。80本の苗を室外に出すまでには、後4ヶ月は要するであろう。

   「なえととも きいをともにし こんくらべ」
コメント
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