紫草(日本ムラサキ)の記

日本ムラサキの紫根は輸入品に頼っています。薬用また、染料として国産紫根の生産普及、流通を期待しています。

春来る、紫草のポット

2016-02-14 19:49:46 | 紫草の栽培

 「庭先、低温保存処理を終了」

 1ヶ月前にポットにムラサキの種を播き、自然状況下で低温保存を続けていた。

 2月中旬となり、雪が雨へと変わり気温も急速に上昇。春の兆しがやって来た。




 低温保存の適正な温度はどの位なのであろう。

 昨年12月に試しに種を播いたポットを庭先に出して試してみた。
 暖冬で、雪乞いをする日が続いていた。最低気温は-4.0℃、氷点下の日数は7日間。

 最高気温は10.1℃、氷点下にならない日は13日間。
 日の平均気温は1,1℃が最低で5℃未満の日数は10日間であった。




 種を播いたポットを設置してから間もなく雪が来て、厳寒の気温となった。

 ポットの用土が凍み上がって、これ程の低温は種に取って問題ではと心配する。

 カバーとしていた筵の上に氷が残り、下のポットに凍り着いてカバーが取れない。

 低温保存というより冷凍保存になってしまった。






 雪は激しい雨が来て、少なくなった。ポットは全て室内保管に移行する。

 予期せぬ気温の変化に種はどのような適応をしたのだろうか。


   「はるちかし こおりしたねの さきみえず」


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