紫草(日本ムラサキ)の記

日本ムラサキの紫根は輸入品に頼っています。薬用また、染料として国産紫根の生産普及、流通を期待しています。

12月師走の紫草

2015-12-19 18:56:00 | ムラサキの栽培

  師走の紫草(日本ムラサキ)

昨年の、この日は真冬日に近かった。最高気温は1℃、最低気温はー5℃であった。既に積雪は30cmを越えて、ムラサキの種は、この雪の下に保管し低温発芽処理に入った。
今年はまだ積雪とはならない。今朝も雪は散らつくが晴れの天気となった。



秋口9、10月に発芽した苗である。室内に置いて育苗中、室内の最低気温は10℃を切り7℃まで下がって来た。
サッシ越しの日差しを受けて元気である。この気温だと皆ロゼット状で本葉の数は5~6枚になるが茎は伸長しない。
写真中央真下メモ10/8のポットに注目。小さな芽を確認する。




12月に入って水分補給でポットの下から水を吸い上げさせ、たっぷりの水分補給をしてみた。
その後1週間水分補給なしで過ごし、特に問題はなかった。反対にこのポットから紫草の新芽を得た。もしやと潜ませた種がこうした、たっぷりの水分補給を得て発芽する。

 露地栽培の秋植えの苗である。根元を掘って見ると、小さな芽を持っていた。多くは茎が枯れて地上部はカットしてある。間もなく葉の色から見ても枯れ葉になる。 





この苗は地上部は枯れてカットしたのだが、地中にあるべき春先の芽が伸び出て来てしまった。



 「ふゆがきて ゆくすえしらぬ とおきはる」
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