歳を取るとタイムリミットが見えて来るからか「一生に一度は」というラインナップが増えてくる。
訪れたい土地、食べてみたい食、やってみたい体験など、「人生百年時代」と言われるものの健康寿命は百歳まで持たないのだから、体の自由が利くうちに計画的に実現せねばね。
そのラインナップの一つが長岡の花火。
今年はコロナ禍が明けて4年振りに有料での開催になるそうで、遠方から行く勝手が分からない身にとっては有料の方が安心でありがたい。
しかし、一般観覧席の抽選に落選。
それでも盛り上がった気持を諦め切れず、金にものを言わせてJTBの有料観覧席を確保した。
「リバーサイド千秋」という商業施設の屋上の観覧席で1テーブル28,000円也。
一生に一度だから奢りましたよ。
観覧席は押さえたものの、花火大会開催の8月2日、3日は長岡近くの宿は当然どこも一杯。
辛うじて長岡まで車で1時間の湯沢グランドホテルを確保できた。
子供たちに声を掛けると、行きたいとのことなので一家総出の家族旅行だ。
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(湯沢まではこの距離ね。)
野毛屋さんのマダコ釣行翌日の8月3日(水)、6:00に家を出る。
当日は国営越後丘陵公園の駐車場に車を停め、送迎バスで長岡入りする予定。
送迎バスの降車場からリバーサイド千秋までは歩いて30分。
17:00の観覧席受付開始時間を目指し、逆算して予定を組む。
バス送迎は15:00開始なんで、その時間に公園駐車場に着くためには、事前に回れる観光地は1、2個所に限られる。
長岡入り前の観光で目指すのは清津峡。
トンネルから渓谷を臨む映え写真で有名なスポットだ。
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(第2駐車場。)
圏央道経由関越道を渋滞もなく10時過ぎには塩沢石打ICを降り、清津峡に向う山道に入ったところから渋滞。
第1〜4まである駐車場の1km手前から駐車待ちの渋滞だ。
やっぱ人気のスポットだね。
1時間渋滞にハマってようやく第2駐車場に停められた。
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(歩いて目指す。)
標高があって少しは涼しいかな、との思いを見事に裏切られ蕩けるような猛暑と日射し。
この日の最高気温の予報は36℃でしたよ。
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(景色良いね。)
道すがらの清津川が綺麗で浸かって涼みたいくらい。
清津峡は黒部渓谷、大杉谷とともに日本三大渓谷の1つだそうだ。
黒部は行ったから2つを制覇だな。
トンネル入口の券売機で入場券を買って奥へ進む。
大人1人1,000円也。
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(涼しいね。)
トンネル内は湿気があるものの、ひんやりしていて気持ちが良く、クールダウン出来る。
トンネルの全長は750mあるそうだ。
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最奥の映えスポットの途中に3個所の見晴所がある。
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(第一見晴所。)
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(からの景色。)
トンネルの横穴から渓谷を臨める。
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(第二見晴所。)
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(からの景色。)
それぞれの見晴所に特徴があって区別してるようだ。
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(第二見晴所。)
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(からの景色。)
それぞれの見晴所に特徴があって区別してるようだ。
どれもコンクリ打ちっ放しじゃ変わり映えしないからね。
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(第三見晴所。)
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(からの景色。)
渓谷の切り立った壁面はマグマが固まった特徴の柱状節理になってる。
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(第三見晴所。)
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(からの景色。)
渓谷の切り立った壁面はマグマが固まった特徴の柱状節理になってる。
圧巻の景色だ。
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(最奥。)
いよいよトンネル最奥の映えスポット、パノラマステーションへ。
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(この人だかりよ。)
そこには写真で見た景色が広がってる。
1段上った所はプールになっていて、くるぶしまで程度に水が張られてる。
トンネル先端で映え写真を撮るにはここに入らねばならない。
ちゃんとサンダルを持って来ましたよ。
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(映えるね。)
この水は伏流水なのか、ひんやり冷たい。
逆光で反射する水面が幻想的な景色を演出してる。
わざわざ水を張らなければこの魅力は半減するだろう。
考えた人はグッジョブね。
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(映えよ。)
トンネルの口から観える渓谷は文字通りV字に切り立ってるのが見事。
正面から渓谷を観る機会なんてないよな。
記念撮影をしたけど逆光で人の姿はシルエットにしかならん。
ここではそれが味か。
日本三大渓谷は伊達じゃない。
渋滞にハマっても観る価値がありましたよ。
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