釣・食・感

釣行記録と釣魚料理、雑感等をつらつらと。

【釣】アカメフグ 2/4(野毛屋) 「進撃のデカメ」

2017-02-09 06:11:00 | 釣り
2月4日(土)の野毛屋さんでのアカメフグ釣行は、天候に恵まれ、前日釣果のトップが16匹、しかも船中デカメ揃いとなれば混むのは必然。

5:10着で右舷艫4、5番を並びで押さえたけど、右舷13名、船中28名の大盛況でほぼ満船。やっぱ、そうなるよね。


(正に釣り日和。)

準備しながら、今年初釣行のT1さんと目標を確認し合う。
自分は当初5~7のところを、この混雑で3~5に下方修整した。ビギナー期間が空けて、悩み始めたT1さんはその半分だと言う。


(潮はこんな感じ。)

そうなんだよね。自分も1年前に通過したけど、釣れずに悩むこの時期を乗り越えると、腕前がワンランク上がるんだよ。ファイト!T1さん。


(朝焼けの中いざ出船。)

八景沖に出たところで船長からエサ付けと釣り方のレクチャーの後で、船は更に走り始めた。どうやら猿島方面に向かうようだ。


(猿島ですね。)

予想したとおり、猿島付近で釣り開始。
早速、大艫の方がアカメを揚げて、続いて船中でポツポツ揚がり始める。今日の活性は良さそうだぞ。

すると、横のT1さんが掛けた。
見守る中で抜き揚げたのは25cm超の中型。良かったね。
早々にT1さんのオデコが消えて、こちらとしてもホッとしたよ。


(ずっと猿島付近でした。)

いつもスロースタートなのは、朝のサービスタイムに自分の誘いが合ってなく、時間が経つにつれマッチして後半に伸びるからではと考えた。なので、朝のうちは意識的にいつもの誘いからピッチを早くして様子を見る。

でも、次もT1さん。
引きから良型だと察して、タモを持って待ち構える。キャッチしたのは30cmオーバーの良型アカメ。

「今のはアタリが判りましたよ!」

とT1さんは嬉しげだ。

竿先の微妙なアタリを取って掛けられるようになると、湾フグ釣りが更に愉しくなるよ。

周りで揚がるアカメも良型や大型が多くて、あちこちでタモが入れられてる。
船中ポツポツからポンポンというペースで揚がり始め、周りで立て続けに竿が曲がる。

T1さんに0:2で差を付けられてるから、そろそろ来てもいいんじゃないのー。と早めのピッチの誘いでサクッと掛かった。キター!とゴリ巻きから引っこ抜いて1匹目は25cm超級。
枝バリに喰ってきた。


(8:13で1匹目。)

周りでもポンポン揚がってるから、今がチャンスタイムじゃないの。
外す時に枝バリを折られたんで、急いで付け替えて再投入。数回誘った後のゼロテンでツンと沈んだ竿先にアワセをくれると、ガツン!と来た。

ゴンゴンと竿先を絞るこの重量感はデカアカメ確定。T1さんにタモをお願いして、掬ってもらったのは35cm級。


(膨れて転がるから抑えながら撮影。)

ガツン!からのゴンゴン引き。
アカメフグの釣り味をしっかり堪能できました。愉しー。
("⌒∇⌒")

更に間髪入れずにサクッと掛けて、ゴリ巻きに入ると、

「またかー」

とアタリが遠退いたT1さんが横で呻く。
でも、揚がったのは、


(こいつでした。先端にチビカニが着いてたよ。)

ナマコ。すかさずお帰りいただいた。
ここまでで8:30。確変タイムの釣れっぷりで、ここで船中ほぼ全員がアカメを手にしたのではなかろうか。

確変が治まって通常モードになったのに、右舷大艫の常連の方だけはひっきりなしに竿を曲げる。この方がこの日トップの28匹を叩き出した。アカメではビックリな釣果だ。

暫し間が空いたところで、T1さんはコモンフグを2匹揚げる。今日明日でいただける釣果はありがたいよね。


(大型が続くぞ。)

10:00を回った頃に久し振りのガツン!
竿先が突っ込んでドラグを締めたリールがギリギリいう大型確定の引きっぷりで、T1さんに掬ってもらったのは今日イチの38cm。


(またまた大型。)

その20分後に再びガツン!
これも大型だろう堪らない引きで愉しいー。
暫くアカメが遠退いてるT1さんはタモを入れる時、心中穏やかじゃなかったろう。スミマセンね。

その後はペースが落ちたものの、これが通常時という釣れ方でポツポツと追釣。


(良型が揃ってますよ。)

悩むT1さんは健船長に釣り方の教えを乞うて、

「誘いの強さは良いけど誘い幅が足りないな。」

とアドバイスを貰ってた。
T1さんは振り替えって、掛け損じが多かったと言ってたから、的確な指摘だったのでしょう。

残り1時間半だ。と時計を見たタイミングで、

「今日は14:00に早あがりするよ。」

と船長からアナウンス。

T1さんと顔を見合わせて、えーっ!と驚く。あまりの釣れっぷりに捌きに時間が掛かるからなんだろう。
いきなり残りあと30分になっちゃった。

「これで最後の流しだよ。」

船長のアナウンスに、ここで追加せねば。と二人して前のめりで誘うと、アドバイスの賜物か、T1さんが良型アカメを掛けた。大事にタモで掬いましたよ。

こっちも中型アカメを1匹揚げて、更に立て続けにコモンとショウサイをゲット。今日明日のお土産を確保できた。



(コモンとショウサイ。似てるけど、表皮がざらざらがコモンで、つるつるがショウサイ。)

これで沖あがり。
結果はアカメ8、ショウサイ1、コモン1で合わせてツ抜け達成。目標を上回る釣果になった。

良型揃いで釣り味も釣果も満足。満足。初のデカメ両手持ちで、船長に写真を撮って貰えたしね。


(毎度の血の池地獄。)

港に戻るまでに血抜きして、着岸したら船上で釣果の順番で捌いてもらう、
T1さん曰く、晒し者タイム。

裾だ。きっと裾だ。と捌き前にT1さんは凹んでたけど、そんなことはなく中間くらいだった。

トップの28匹は次元が違うけど、大艫でこれだけ塞き止められて、ほぼ満船でも釣果が稼げたのは、年に数回あるかないかのサービスデイに当たったみたい。たまにはこんな日があると嬉しいね。

アカメは2月一杯と言われてるから、あと1回乗れるかどうか。去年はオーラスでボウズを喰らったから、良い形でアカメのシーズンを終えたいな。

・アカメフグ : 8
・ショウサイフグ : 1
・コモンフグ : 1
・ムシガレイ : 1
・ベラ : 1 (リリース)
・ナマコ : 1 (リリース)
船中1~28
小潮


🐡