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釣行記録と釣魚料理、雑感等をつらつらと。

【釣】2020ガツン・ザ・ラスト (2020/12/26 アカメフグ 野毛屋)

2020-12-29 07:01:00 | 釣り
2020年オーラスの野毛屋さんへのアカメフグ釣行は、今年のフグ110匹目標まであと9匹の状況。

前回の午後船でオデコを喰らって可能性が遠退いたけど、最後の最後まで頑張りますよ。


(毎度。)

5:00野毛屋さん着で待ちは18番目。
最近にない盛況振りは、年内最後の週末で竿納めの人が多いからだろうか。

釣り座は右舷艫4番目をチョイス。
波風弱くて陽が出る予報だからコンディションは良い。
あとはフグたちの機嫌がどうかだね。


(朝焼けが綺麗だな。)

各船賑わってて、とりわけフグ船は満員だそうだ。
人が多いと分け前が減るからマイナス要素だけど、仕方がない。
やれることをやるだけだ。


(潮はこんな感じ。)

出船して20分走るとの健船長のアナウンス。

事前に旦那さんから聞いてたとおり、釣り場は中ノ瀬のようだ。
5年野毛屋さんに通って、中ノ瀬でのフグ釣りは初めてではなかろうか。


(ここね。国土交通省のホームページから。)

中ノ瀬とは東京湾のド真ん中で、湾内を安全に北上する航路に指定されてもいる。
釣りではシロギスのポイントとして有名かな。


(テンション揚がるぞ、ライジングサン。)

その中ノ瀬で釣り開始。

水深は20mほどで、根がないから釣りやすい。
フグはもちろん、多彩なゲストも期待したいところだ。


(富士山を眺めながら。)

潮が緩いからオモリは8号をチョイスしてゼロテンの待ちは5秒。
優しく、丁寧に、どんな反応も見落とすまい、と集中して誘いに入る。

根周りじゃないからひと流しが長い印象だな。
暫くして「型見たよ」のアナウンス。
左舷側で揚がったようだ。

右舷でもポツと出始めると、アカメだけじゃなくショウサイも揚がってる。

すると、サクッと来た!
走る引きはフグならショウサイだろう。

水面まで揚げて良型だと確認、しっかりカットウバリが掛かってるのを見てブチ抜く。


(8:42に1匹目。型良いよ。)

良型のショウサイフグだ。
そのまま健船長に撮影いただいて、早い時間で型を見れてホッと一息。

続けてを期待するものの、フグは群れてないようで、回ってくる個体を船中誰かが掛ける拾い釣りの印象。
根周りじゃないから群れがいないのかな。
その分船中満遍なくどこかでポツと揚がる。


(ぽかぽか陽気。)

目標まであと8匹。

でも、そこからこっちにはフグが回って来ず、カウントは減らない。

その変わりに、


(マダコ。)

(マゴチ。)

嬉しいゲストに、毎度強烈な引きを堪能出来るサメまで掛けて水面まで揚げる。
サメは水面でリーダーを掴んで揺すってやっとカットウバリが伸びて外れた。

更にエイだろうただ重たい引きも味わって釣り味的には満足。
大型ゲストにPEを切られずに良かった。

でも、本命はどうしてるの?


(天気が良くて気持ちいい。)

誘いは悪くないはず。
キャストもし、周りと違うスジを探索してるし、アタリを見逃さないよう常に集中して雑な釣りはしてないはず。

これは個体が少ないんだ。
不慣れな人でもフグを揚げてるから、釣り方でどうこう出来る展開じゃない。
そこにいる個体を誰かが当てて獲ってる感じだな。

午後になり、久し振りにガツン!の手応えで掛けたのは良型の引き。
やっとアカメが来たか!と揚げると、


(大型のムシガレイ。どうしてもひっくり返って無眼側で撮影。)

これまた嬉しいゲスト。

あがりまであと2時間。
アタリも触りもなく刻々と時間だけが過ぎていく。

残り30分を切り、来い!来い!と念じながら、ゾーンに入ったろう「無想の誘い」を展開。

フグがそこに居れば食わずにはいられないはず。
これで食わねばそこにはいないはず。

すると、サクッと来ましたよ!


(ミニエイ。笑っちゃったよ。)

違うのが。

いよいよあがり時間が近づいたところで、触りにも満たない気配を察知する。
これを感知した自分に感心したよ。
入ってますぜ、ゾーンに。

集中して睨む竿先。
数呼吸後に出た揺れに反応一発、掛けた❗

ゴンゴン来る手応えは間違いなく良型のアカメだ。
やっと来たぞ!と思ったらフッと重みが抜けた。
マジか!?の巻きバレ。

ゴリ巻きから仕掛けを抜き揚げて、食われたエサを付け替え直ぐさま打ち返す。

2020年の最後を巻きバレで終われない。
獲り返すぞ!

来い!
来い!
アカメよ回って来い!

近くに来さえすれば食わせる。
絶対獲ってやる!

もう執念ですよ。

すると、竿先がチョンと揺れ、反応するもスカす。

追ってこい!
続けて食え!

チョンの揺れに反射してサクッ!


(2020年ラストフィッシュ。)

最後の最後に執念で小型ながらアカメフグをゲット。

これが2020年ラストの魚になりました。


(寂しいね。)

結果は2匹。

2020年フグの累計釣果は103匹で終え、目標まで7匹届かず、未達成が確定しました。

でも、この最終戦は気力が充実してずっと集中し続けたし、1日通して1度も雑にならず終日丁寧な釣りをした自負がある。

全力で戦った。
戦い切った。
これで敗れたならば悔いはない。

五目を釣ってお土産は確保したし、納得の竿納めでしたよ。


(沖あがり。)

年末が近付くにつれて牛歩のような釣果が続き苦しい釣行だったけど、最終戦までドキドキ出来たのは楽しかった。

この経験が来年に繋がると信じて竿を納めましょう。


・ショウサイフグ : 1
・アカメフグ : 1
・マダコ : 1
・マゴチ : 1
・ムシガレイ : 1
船中:0~7
中潮


🐡