Xデーの盛り上がりを体験した野毛屋さんへのトラフグ釣行は、2匹のうち1匹がハイブリッドで持ち帰りは1匹のみ。

(頭デカイ。)

(捌き後はこちら。)

(干します。)
ヒレは塩で滑りを落としてから干す。

(香りが良いね。)

(琥珀色。)
各自のお猪口に注いで皆で乾杯。

(定番ですが。)

(たっぷりと。)

(ちょっとだけど。)

(ホッとする味。)

(凄い歯でしょ。)
しっかりトラフグの旨味が出た出汁で、湯豆腐としては最上級の贅沢な仕上がりではなかろうか。

(これまた堪らん。)



(集合写真。)
持ち帰ったトラフグは1匹だけだったけど、トラの全てを味わい尽くした満足の食卓でした。
型が良いし、頭と皮も貰ってきたからトラフグ尽くしといきますか。

(頭デカイ。)
まずはパーツに捌く。
トラフグは頭が全体の1/3を占めてるから味わわねば損。
野毛屋さんでは捌きの時に船長に頭と皮も欲しい旨を伝えると受け取れる。
意向を表明しなければ身欠きとヒレだけになっちゃうよ。

(捌き後はこちら。)
皮は表皮のトゲを引けないから、トゲが無いところだけを切り取る。
大トラだとそれなりに取れるよ。

(干します。)
ヒレは塩で滑りを落としてから干す。
ショウサイフグやアカメフグはヒレも有毒部だから、ヒレ酒に出来るのはトラフグだけ。
楽しみだね。
身はキッチンペーパーを巻き替えて1週間熟成させ、準備は整った。
ちなみに、身は刺身にするなら5日の熟成で良いと健船長に教わった。
5日以上でも状態は変わらないそうだ。
さて、1週間後の土曜日。
子供らも在宅で家族全員が揃うのを確認してトラフグ尽くしといきますよ。

(香りが良いね。)
スタートはヒレ酒で乾杯。
熱燗にした日本酒にこんがりと炙ったフグヒレを入れるとジュッと良い音。
暫し蒸らすと日本酒が段々と色付いて来る。

(琥珀色。)
各自のお猪口に注いで皆で乾杯。
レンチンしたからアルコールが飛んでいて、かみさんや子供らでも飲みやすい。
芳ばしい香りとフグの風味。
家庭で何とも贅沢な食前酒だね。

(定番ですが。)
トラフグの唐揚げ。
半身と頭のパーツで仕立てた。
頭の各パーツは、かぶり付いて骨の周りの身をこ削いで食べる。
久し振りのフグ唐、しかもトラフグとあれば旨さ倍増。
やっぱりフグは旨いね。

(たっぷりと。)
トラフグの刺身。
半身を下ろして外皮と薄皮の湯引きを添える。
トラフグは身はしっとりしていてキメが細かい。
多いんじゃないの?と、かみさんから言われたのに、あれよ、あれよと言う間にどんどん売れていく。
フグは久し振りだし、トラフグだしで皆箸が進むね。
「これお店で食べたら幾らくらい?」
と、かみさん。
天然トラフグでこのボリュームだと一人1諭吉は下るまい。
ウッシッシと下品に笑みを浮かべ、積年の課題をクリアして釣ってきた父に感謝せよ、と皆に申し伝える。

(ちょっとだけど。)
中骨の塩焼き。
久々にフグを下ろしたら、中骨に身が残っちゃったから塩焼きにした。
手でかぶり付くと、ブリブリの身は香ばしく旨味が凝縮されててイケますよ。
ヒレ酒が進んじゃうね。

(ホッとする味。)
トラフグ出汁の湯豆腐。
もう1匹あったらチリ鍋にしたのだけど、身が売り切れだから仕方がない。
残りの中骨にクチバシも入れて出汁を味わおう。

(凄い歯でしょ。)
しっかりトラフグの旨味が出た出汁で、湯豆腐としては最上級の贅沢な仕上がりではなかろうか。
クチバシ周りのプリプリのコラーゲンも啜っていただきましたよ。

(これまた堪らん。)
出汁が欲しかったのはこのため。
トラフグ出汁茶漬け。
刺身と皮も乗せたご飯に湯豆腐の出汁を掛けていただく。
しみじみ旨い完璧な〆ですよ。



(集合写真。)
持ち帰ったトラフグは1匹だけだったけど、トラの全てを味わい尽くした満足の食卓でした。
また来年トラ尽くしといきたいな。
🐡