ワンチャンなるかの野毛屋さんへのマダイ釣行。
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(毎度。)
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(潮はこんな感じ。)
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(本日は1号船。)
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(出船。)
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(釣り開始。)
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(キミかね。)
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(お前か。)
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(この状態よ。)
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(サバフグばかりよ。)
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(空は晴れてきたけど心は晴れず。)
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(輪ゴムで代用しました。)
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(桶は空。)
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(沖あがり。)
記録を紐解くと前回乗ったのは2020年で2年振り、その前が2018年で2年周期に乗ってるね。
過去に4.5回いずれもひとつテンヤでマダイにチャレンジし、掛けるもののバラすの繰り返し。
これまでマダイ船でマダイを揚げたことがないのですよ。
過去にヒラメ釣りで73cmの大ダイを揚げたことはありますぜ。
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(毎度。)
4:45着で15番目。
マダイ船は2艘出しなんで、隅が空いてたユキちゃん船の右舷舳をチョイス。
今回はタイラバで挑戦する。
ひとつテンヤと違ってタイラバの操作は海底から10m間をただ巻くだけなんで、初心者でもマダイが釣れちゃう可能性が高い。
ドラグは緩めで、アタリがあってもアワセずにただ巻くということは知ってるものの、まともにやるのは初めてだ。
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(潮はこんな感じ。)
宿前でユキちゃんに「今日はマダイなんでよろしく」と挨拶し、タイラバのコツを聞いてみる。
強いて言えば着底したら素早く巻くこと、だそうだ。
マダイはフォール中からタイラバを見ていて、着底時や着底から巻き揚げ直後に食うことが多い。
着底後の動き出しが遅いとそこで見切られるとのこと。
止まって偽物と見破られる前に動かす必要があるということだね。
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(本日は1号船。)
7:15に出船、南下する。
マダイ船は両船ともほぼ満員で釣り座がずれないから、舳1番だと座って釣ることになる。
それじゃ窮屈なんでお立ち台に立って釣り開始。
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(出船。)
水深は40mほど。
教わった通りに着底したら直ぐさま巻き、10m巻いては落とす。
この繰り返し。
黙々とこれを繰り返すのみ。
工夫の余地は巻き揚げスピードとタイラバを変えるくらいか。
「落とす」、「巻く」の操作だけで釣果の差が出るのは、シンカーやお飾りのラバーやスカートの色の訴求力の差なのかな。
もちろん、見切られないことや不自然なアクションをしない前提はあるだろうけど。
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(釣り開始。)
色々と考えながら黙々と操作を繰り返してると、フォール中にガツガツとアタリが出る。
いきなり食い込んだようで竿先が突っ込んでるけどドラグは鳴らず。
でも、魚の引きは良いね。
引きからマダイじゃなさそうで型も大きくないだろうけど、嬉しいゲストだといいなー。
ハタ系だとハッピーだなー。
思ったところに揚がったのは、
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(キミかね。)
エソ。
練り物の材料になるから食べれるけど小骨が多いはず。
どうしょうかな、と一瞬悩んでリリースした。
何であれ、魚の活性を得られるとヤル気が出るよ。
気合いを入れ直して巻いてると、再びアタリが出る。
来たね、来たね。
期待に胸を膨らませ、そのまま巻き続ける。
食い込みの突っ込みはなく、既に掛かってるようね。
でも、ドラグは鳴らず。
揚がったのは、
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(お前か。)
サバフグ。
このあとは、反応があれば全てサバフグだ。
厄介なのはサバフグの獰猛な食い付きでラバーやスカートをボロボロにされること。
さすがにお飾りがないタイラバにタイは食わないでしょう。
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(この状態よ。)
お飾りの予備など買ってないから、タイラバを替えるしかない。
それも数回のサバフグのアタックでボロボロにされちゃう。
このペースじゃお飾りが底を着いちゃうぞ。
参ったね。
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(サバフグばかりよ。)
船中マダイの型を見るものの左舷ばかりで、右舷で見るのはサバフグばかり。
どこに移動してもサバフグの猛攻は止まず、お飾りがヤバいんでテンヤに切り替えようかとユキちゃんに相談に行くと、エビエサは積んでないとのこと。
ダメかー。
お飾りがないと釣りにならない。
こんなにも消耗するとは思わなんだ。
全てはサバフグのせいだ。
今年の湧きは凄いぞ。
切られたラバーやスカートを寄せ集めて移植しても直ぐダメにされる。
いい加減にしてくれ、サバフグ。
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(空は晴れてきたけど心は晴れず。)
何か代用になるものはないか、とタックルバックを漁ってると、テンヤスミイカでシャコを縛る用に買ったカラー輪ゴムがあった。
ラバーの代わりに使えるじゃん。
更にペットボトルのラベルやビニール袋を切ればスカートの代用になるだろう。
関西ではビニールマダイなる釣りがあるそうだからきっと使えるぞ。
知恵と工夫でお飾りを仕立てる涙ぐましい努力よ。
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(輪ゴムで代用しました。)
その甲斐あってか12:13。
落としては巻きを繰り返してる中、着底と同時にジジジー!とドラグが鳴った。
食った❗
手を止めず巻き続けるとドラグは鳴りっぱなし。
これはマダイだ!
しかもデカイんでないの?
胴から曲がって突っ込む竿先。
ジジッと鳴るドラグ。
追いアワセをくれたいところを我慢して竿は煽らずそのまま巻き続ける。
走らないし、時折下へ突っ込むような引きは間違いなくマダイだろう。
グングンくる手応えにジジジーと鳴るドラグ。
これは良型だ。
余裕で40オーバー、50も超えるんじゃね?
巻き続けながらも皮算用。
これで目標クリアだー。
と思った矢先に戻る竿先、鳴り止むドラグ。
すなわち、バレました。
バラしちまいました。
マジかー。(|||´Д`)
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(桶は空。)
その後は掛けてもサバフグばかり。
その都度お飾りを噛られ、輪ゴムで補給する。
結局、ワンチャンを物にできずオデコで終えた。
クーラーには持ち帰りの魚もなく、久し振りにお土産は氷のみ。
トホホ。
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(沖あがり。)
マダイは右舷では1匹揚がっただけで左舷ばかりで揚がってた。
特に舳から3名が複数匹を獲って好調だったね。
マダイが食って掛かったものの、今回もバラす。
獲れる獲れないのその差は何なのか?
ガッツキ過ぎなのか、殺気が出てるのか、次回はラバーやスカートを大量に用意のうえ、心頭を滅却して挑みましょう。
今年中に再戦の機会はあるのだろうか?
・サバフグ : 8 (リリース)
・エソ : 1 (リリース)
船中0~5
中潮
🐡