釣・食・感

釣行記録と釣魚料理、雑感等をつらつらと。

【釣】猛暑の中で友釣り修行 (2024/07/20 鮎 葛野川・笹子川)

2024-08-02 05:47:00 | 釣り
インストラクター仲間のMさんからメールが入り、週末に大月へ1泊で友釣りに行くとのこと。

今年初の鮎釣り教室を翌週に控えて週末は修行に行くつもりだったから、Mさんと現地で待ち合わせることにした。
自分は日帰りね。

遊漁券の年券を買ってしまえばふらっと気軽に釣りに行けちゃうのは川釣りのメリットだな。


(葛野川。)

7:00に大月インター近くのファミマでMさんと合流、朝食を取りながら相談する。

前回は笹子川がダメだったから今回は葛野川に行こうとなった。

葛野川の宮古橋下の川原に10台ほどの車が停まっているものの、目の前の川に人はいない。

鮎は日が昇って水温が上がると淵などから出てきて石に着いた苔を喰むために縄張りを形成する。

時間が早いと釣れないけれど、鮎釣り師はポイントの場所取りのために早く来ているのね。


(駐車スペースあり。)

準備して宮古橋の近くにあるオトリ屋でオトリ鮎を2匹購入、8:00から川に入る。

駐車スペースがある川原の下流に堰があって、それ以降は川幅が狭まり、瀬や大石もあって川相が豊かになる。

そちらへ降りると釣り師がほぼ等間隔で竿を出している。
こちらの方が良いポイントなんだな。


(堰下の下流側。)

1人入れるスペースをMさんに譲り、自分は更に下流へ歩き、場所を探す。

次の堰までの300mくらいを歩いても隙間か見つからず、スゴスゴと上流に引き返すことになった。

川の中をバシャバシャと歩き、途中釣り人を迂回するため陸に上がって薮コギして進み、道を見失うは、穴に足を取られて転ぶはでもう大変。

川釣りなのにウエアが泥で汚れ、駐車場に戻った時にはヘトヘト。
釣りを始める前にヒットポイントが赤点滅状態よ。

仕方がないから人がいない駐車場前で釣ることにした。

浅いトロ場でポイントが良くわからんけれど、人がいない分広く探れるでしょう。


(初めからここにしとけば良かった。)

情報によると前日に100kgの放流がされているから、鮎たちは対岸の葦際で休んでると踏んだ。

葦際近くにオトリを入れて途中の石を掠めるように釣り上がって行く。

オバセ(水中糸のたるみ)を作ると鼻カンが下流側に引っ張られるから、オトリ鮎はその抵抗に逆らうように上流に泳ぐ。

素直に泳ぐオトリが突然横に走り出すなど違う動きをするのは野鮎が近くにいる反応だ。

そこで竿を立ててオバセを取り、オトリ鮎を好きに泳がせる。

いるぞ。いるぞ。

水中に見える石の周りを泳ぎ回るオトリ鮎。
集中して目印の動きに注目していると手元にブルンとアタリが出る。

来たか!

でも重みが掛からず目印も大きく動かない。
アタックはあったのに掛からなかったようだ。

オトリ鮎を回収し、掛バリを交換。
ハリを頻繁に交換しなさいと師匠のN会長から口酸っぱく言われてるからね。

再度同じ場所にオトリ鮎を入れても無反応。
野鮎は行ってしまったようだ。

再び釣り上がって行くと、オトリ鮎が反応を見せる。

ゼロオバセにしてオトリを自由にするとウロウロと泳ぎ回る。
ブルブルと活発に泳ぐ振動を手元に感じていると目印が下流に流れて行く。

掛かった。

慌てずに竿を立てて引き寄せながらタモを持ち、竿を揚げて引き抜く。

飛んで来た鮎を無事にタモでキャッチ。


(9:08に1匹目。)

型はまあまあだけど追星(黄色い斑点)が出ていない。
これは放流したての鮎だな。

見た目はオトリ鮎と変らないのを循環のために付け替えてオトリにする。

Mさんと10時に休憩を約束していたから9:55まで粘ったものの、釣り人が増えて大きく移動できず反応がないまま釣りを中断。


(休憩。)

Mさんは2匹を釣ったそうだけど小型とのこと。
周りの釣り人も釣れていなかったらしい。

釣り人が多くて釣り場が限られるし、このままでは厳しいだろうから笹子川へ転戦を決意、車で移動する。


(笹子川。)

笹子川の警察署裏では見た範囲に釣り人は2名。

前回来た時にN会長から教わった好ポイントが選び放題だ。

少し下流側に入り、落ち込みの泡の中にオトリを入れると一気に3mくらいラインが横走りした。

驚いて竿を揚げると良型の野鮎が掛かっている。

慌てて揚げたから明後日の方向に飛んでタモで掬い損ない、あたふた。
何とかバレずに取り込めた。


(11:27に2匹目。)

開始早々に野鮎ゲットでオトリをスイッチ。

同じ場所で3匹を揚げる。
どれも型が良く塩焼きが楽しみだ。

昼食休憩後、好ポイントが空いたので隣り合ってMさんと入った。


(ここです。)

淵の駆け上がり沿いにオトリを泳がせるとポンポンと良型が掛かる。

20cmを超えるオトリに同サイズの野鮎が掛かると重たくて抜き揚げきらずにバラしちゃう。

しっかり溜めて体勢を整えてからじゃないと抜けないぞ。


(型が良いぞ。)

睨んだポイントにオトリを誘導して泳がせると活発な手応えから目印が飛ぶ。
また良型だ。

竿を立てて腰を落として溜め、竿の弾性を活かして引き抜く。

飛んで来た鮎をタモでキャッチ。

楽しいぞ。


(ここで稼ぐよ。)

回数を重ねてオトリを泳がせるコツが飲み込めて来た気がする。

無理にラインを引っ張らずにオバセの量で泳ぎをコントロールし、休もうと止まるのをちょっと鼻先を上に引いて刺激を入れてオトリを動かす。

思いどおりにオトリが泳いでくれたところに野鮎が掛かると堪らんね。

友釣りは常に集中してオトリに気を配る繊細で密度の濃い釣りだ。


(本日の鮎。)

まだまだ釣れ続きそうだけど15:00にあがる。

帰りの中央道の渋滞があるし、Mさんはキャンプ場で1泊するため食材の買い出しがあるからね。

結果は12匹。

笹子川に転戦は正解だった。

撤収の際に会った漁協の人と話すと、良型になるほど夕方に釣れるそうだ。
中には25cmの大型が揚がったとのこと。
地元の人はこれからの短時間でパパッと釣って帰ると言う。

確かにまだまだ釣れる感触があった。

来週は今年初の鮎釣り教室があり、そのまま岐阜の奥飛騨へ遠征に行く予定。

経験を積んでひとつレベルが上がった気がする。
遠征が楽しみだ。


鮎 : 12


🐟



最新の画像もっと見る

コメントを投稿