JOFI神奈川のインストラクター仲間のMさんからテンカラ釣りを教わるのは道志川にある、うらたんざわ渓流釣場。
(朝靄の道志川。)
(売店兼管理棟。)
(エリアガイド。)
(おニューのテンカラ竿。)
(記念すべき1匹目。)
(水が綺麗です。)
(こちらがドナルドソン。)
(山の空気は気持ち良い。)
(段差の流れに乗せてみる。)
自然さを演出するために、段差の落ち込みに流してみるとポツポツと釣れる。
(スレて来たよ。)
自然の中でお互いが視認できる環境下での探り合いが渓流釣の楽しさか。
渓流釣りは久し振りだ。
開店の6:00に現地で待ち合わせ到着すると、既に客がいてMさんもルアーをキャストしてる。
柵があるわけではないから、開店前でも早めに入れるそうだ。
自販機で5,000円の1日券を購入し、係の人から受け取ったリボンを帽子に着ける。
(朝靄の道志川。)
曇天の朝靄の中、ポツポツと小雨も振る。
暑くなくて良いし、ピーカンよりも魚のコンディションには良いでしょう。
雨が強まらなければね。
初卸しのテンカラ竿にレベルラインとハリス・毛バリがセットの仕掛けを着けてセッティング完了。
鮎ベストを着て、鮎ベルトを装着し鮎タモを差して装備も完了。
購入した鮎道具が役に立つな。
(売店兼管理棟。)
(エリアガイド。)
エサ釣りは禁止でルアー、フライ、テンカラのみ。
持ち帰りは10匹まで。
かみさんから、川魚はいらないと言われたものの、塩焼き用に1、2匹は持ち帰りたいな。
目の前のエリアでMさんからテンカラのレクチャーを受ける。
テンカラの仕掛けにオモリは着けないから、道糸であるレベルラインの重さで毛バリを振り込む。
肘を支点に竿を立ててバックキャスト。
竿のしなりの反動でフォアキャストし、ラインを前に振り込む。
言うは易く行うは難し。
なかなかラインが直進して前に飛ばず、ヨロヨロとうねってしまう。
ふわっと着水しないと魚が毛バリを食わないそうだ。
こっちから水面下の魚が見えてるのだから、そりゃ魚たちも着水の不自然さを察知するだろうて。
(おニューのテンカラ竿。)
Mさんは目の前で数匹を掛けているのに、こちらの毛バリは見向きもされない。
まずはちゃんとキャスト出来るようにならないと話にならんな。
力を入れずに竿のしなりを活かすのは投げ釣りと同じ要領だ。
バックキャストの反動を利用するにはある程度のタメが必要だし、更にスナップは使わず手首を固定して振り込むと良いと分かった。
キャストを繰り返し、何とか形になってきたかなと思ったら応えてくれますよ、ニジマスくんが。
手元でクククンと活性ある引きを感じると、水面下で反転しようとクネクネと泳ぐニジが見える。
(記念すべき1匹目。)
見えてる魚とダイレクトなやり取りは楽しいぞ。
でも、のべ竿にはリールがないから取り込みに苦労する。
竿で魚を寄せて来たら、最後はラインを取って手繰り寄せるのね。
(水が綺麗です。)
独りで大物を掛けたら取り込みが大変だね。
と話していたら続いてMさんが大物を掛ける。
Mさんが苦労して寄せてきたのを自分がタモでキャッチ。
50cm近いニジマスだ。
「これはドナルドソンだろうから、持ち帰って食べてみて。」
とMさん。
進呈いただけると言う。
ありがたく受け取る前に「ドナルドソン」という聞き慣れない単語が気になる。
(こちらがドナルドソン。)
ニジマスと何かのマスの掛け合わせなのか?
その場で「ドナルドソン」をググッてみると、メジャーリーガーが出てくる。
うらたんざわ渓流釣場では無料Wifiが使えますよ。
違う、違うと、「ニジマス」を条件に加えて再検索すると、ドナルドソンとは大学教授の名前から命名されたニジマスらしい。
ワシントン大学のドナルドソン教授が、大型のニジマスのみを選抜交配して何代も養殖したマスとのこと。
通常のニジマスより大型化して味も良いブランドマスだそうだ。
そうと分かればありがたくいただいて、流し場で腹ワタを抜きクーラーへ仕舞う。
これまで目にしてきた大型のニジマスはドナルドソンだったのだろうか。
(山の空気は気持ち良い。)
この日の魚の活性はイマイチのようで、水面の毛バリ、いわゆるドライには食わない。
水中に沈めるニンフでないと厳しいとのことで、Mさん自作のオモリ付きのニンフ毛バリを譲っていただく。
ニジマスがたむろってるところに毛バリを打ち込むと、興味を示すヤツが近寄るもののハリの手前で見切られてしまう。
スレて全く意に介さないヤツもいる中でポツと掛かるのは何だろうか。
ドライならば着水の自然さに差が出るだろうが、沈めるニンフだと何がニジのヤル気スイッチを押すのだろう。
(段差の流れに乗せてみる。)
自然さを演出するために、段差の落ち込みに流してみるとポツポツと釣れる。
更に流れが緩み、毛バリが漂っているところでチョイとアクションをつけるとリアクションで食うこともある。
流れに逆らって毛バリを引いてみるとチェイスして来るヤツもいる。
魚のマチマチの反応を観察して見ていると面白くて楽しい。
(スレて来たよ。)
エサ釣りじゃない毛バリでの釣りはいかに魚を騙せるかがポイントだね。
ネットで調べると、毛バリは何でも釣れるとあるから、毛バリの色や形は魚が食う要素としてそう大きくはないのだろう。
それ以外で魚にアピールする何か、もしくは違和感を与える何かがないことが、魚のヤル気スイッチを押す要素なんだろう。
自然の中でお互いが視認できる環境下での探り合いが渓流釣の楽しさか。
魚から視認できるのは仕掛けだけですがね。
時間が経過するに連れて、スレて来るのかより手強くなってくる。
繰り返しキャストし、ポイントを変え、誘いも入れて、色々と手を尽くすとタマに掛かってくれる。
でも、食いが浅いようで獲れるのは更にその半数ほどだ。
14時頃に放流があるもフレッシュなヤツは食ってくれず、14:30に納竿。
初テンカラ釣りとしては活性がイマイチで手強かったけれど、楽しめる難しさだった。
キープしたのはドナルドソンと塩焼きに手頃なニジマスの2匹。
味わわせていただきましょう。
テンカラは最小限の道具で魚とダイレクトなやり取り、それを直に見れるのも魅力だな。
海釣りとはまた違う趣きがあって楽しい。
秋冬にはイワナ、ヤマメが釣れ出すとのこと。
更に元日にはお年玉にイトウが放流されるそうだ。
秋が深まったらまた来よう。
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