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【釣】またもやヤツの猛攻で心もハリもへし折られる (2022/10/14 ショウサイフグ 野毛屋)

2022-10-31 06:05:00 | 釣り
前回のマダイに続いて3週連続の野毛屋さんへの釣行。
今回は2週間振りのフグね。

130匹の年間目標達成まであと39匹。
今回で半数近く減らせるといいな。

前日時点でフグ船は出船が確定しているものの予約は少ないそうで、マダイ船は予約1名らしい。
出船は2名からだから、マダイ船を予約すれば出船確定のうえ少人数の大名釣りで獲れる確率アップ、前回オデコのリベンジができるかもしれない。

これはマダイに乗るべきか?

悩んだものの、前回サバフグに食いちぎられたラバーやスカートを買い足しておらず品切れだからダメだ。

諦めて初志のとおりフグを予約しましたよ。


(毎度。)

4:45着で並びは5番目。
前にフグ船に乗るお客がいないんで釣り座は選び放題だ。
1番札で右舷大艫をチョイス。

常連さんはいないし、平日だからお客の出足も遅いようだ。
宿前で話した旦那さんからは「今日の面子なら頭を取らないと」とプレッシャーを掛けられましたが、口に出さなかったけどそのつもりでしたよ。
この時はね。


(空いてます。)

乗船して準備する。
お隣さんと挨拶すると、寄りフグの時から乗って今回で4回目とのこと。
普段はカワハギを釣ってるから胴突きでのフグ釣りが楽しくてリピートだそうだ。
逆にこっちは普段はカットウなんで胴突きは慣れてないのですよ、と返す。

今日はどっちでやるのか健船長に聞いたところ、1日胴突きかもとのこと。
カットウも使えるところはアナウンスするよ、と言われたものの胴突きメインと聞いて若干テンションダウンだ。


(潮はこんな感じ。)

胴突き仕掛けでのフグはアタリを取って掛ける釣りじゃないから「釣れた」感が強い。
より「釣った」感を味わえるカットウの方が好きなんだよね。

そもそも繊細なアタリを取って掛けるのが面白くて湾フグ釣りにハマったのだからね。


(出船。)

出船して東京湾を横断、大貫沖で釣り開始。

自作の胴突き仕掛けにハリを3本着ける。
1番下のハリはハリス止めじゃなく下オモリを止めるスナップに直結しますよ。

根掛かりに気を付けて着底したらラインを弛ませてステイ、3秒待って誘いを入れる。
カワハギ釣りのようにアタリは取れないから、弛ませのタイム釣りだ。

ラインを弛ませている間は当然アタリも反応も出ない。
暫く誘ってると気付かぬ間にエサを食われてる。
フグはいるのね。


(釣り開始。)

誘い上げの時に触りやカスリを感知するも、なかなか掛からない。

誘いと弛ませのタイミングを計り、アジャストするよう探り探りの釣りだ。
胴突き仕掛けの釣りは経験値が足らないからね。

ようやく掛けるところまで進展して型を見る。


(8:14に1匹目。)

小型のショウサイフグを揚げてホッとする。

今回から血抜きはしないんで、海水氷のクーラーへ直行。
美味しくいただくためね。

続いてチョコチョコと啄むようなアタリが出る。
これはフグじゃない別の魚だろう。
カワハギだと嬉しいな。

やり取りの上で揚げたのは、


(キミかね。)

シマダイ。
イシダイの幼魚ね。

刺身で食べたいな、と一瞬思ったもののおチビなんでリリース。
徳を積んでおきましょう。

次こそショウサイでお願いしますよ、と誘い続ける。


(曇天。気持ちもね。)

すると活発な反応が出始めるけど、揚がるのはサバフグばかり。

サバフグは獰猛で、誘わなくても食うし、かなりな確率でハリスを切られちやう。

前回のマダイ釣行でタイラバのお飾りをことごとくダメにされた嫌な記憶が蘇る。

掛かるとサバフグばかり。
掛からずや巻きバレだとハリスを切られてる。
準備した枝バリをどんどん消費してしまい、ついには底を着く。


(お前だ。お前のせいだ!)

予備のハリを持ってたんで、都度船上でハリスを結ぶ始末。
手返しが悪くてしょうがない。

仕方ないから胴突きを3本バリから2本に減らしても、3回に1回はハリスを切られちゃう。
マジか。

前回のタイラバでは輪ゴムでお飾りを補填したけど、今回はハリが無くなっては手も足も出ない。

いざとなったら船長から仕掛けを買えばいいけど、このペースだとどれだけ消費するかも分からん。
投資の結果がサバフグじゃ費用対効果に合わんし。


(溜まるサバフグ。)

ハリを結びつつも、釣れるのはサバフグばかりでどうにもならん。

更にハリ数を1本に減らしてみるけど、ハリ数を減らせば当然獲れる可能性も減る。

ショウサイフグは朝に揚げた1匹だけ。
以降はサバフグばかりでハリスを切られまくり、既に心をへし折られてますよ。

竿頭?
飛んでもない。
今日はダメだ。
サバフグに完敗だ。

今日はもう1匹で終わる覚悟をしましたよ。


(サバフグよ、勘弁してくれー。)

周りではポツリとショウサイが揚がってるものの、どこに移動してもこっちはサバフグばかり。

誘いを小さくしても、誘わなくても食われてしまってはどうしょうもない。
船長もサバフグを避けるため移動を繰り返してくれるものの、どこにでもヤツはいる。


(サバフグ湧き過ぎ。)

午後を回り、大きく移動したところでやっとサバフグの勢いが治まる流しに当たり、船中ショウサイが揚がり始める。

ここだ!
温存したハリを使うのはここだぞ!

折れた心を奮い立たせ、2本バリに戻して幅を小さく丁寧に誘う。

すると弛ませからの誘い揚げで来ましたよ。


(13:51に2匹目。)

1匹目から5時間半振り、沖あがりまで1時間を切ったところでやっと、やっとのこと2匹目を揚げる。
長かったー。
今日はこのまま終わる覚悟をしてましたよ。

さあ、ここから捲れるか?

霧散していた集中力をかき集め、いっそう丁寧に誘いを入れる。

弛ませてもショウサイフグだと向こう掛かりはせず、アワセで掛かる感じだ。
誘いでカスる反応はまずショウサイなんで、反応を捉えたら弛ませてタイミングを計って食わせに行く。

やっと手が合ったか、ここからポンポンとショウサイを揚げ、嬉しい今季初アカメも獲る。


(嬉しいアカメフグ。)

サバフグも混じるものの、掛ければほぼショウサイで入れ掛かりもある。

残り1時間を切ってやっと釣りになった。
ケツカッチンに焦りつつ打ち返すも、時既に遅し。

沖あがりを迎えた。


(沖あがり。)

結果は6匹。
サバフグは16匹。

最後の流しで5匹を揚げたもののダメダメね。
数を聞きに来た健船長に「ここに来るまで釣れなかったの!?」と驚かれた。

サバフグですよ。
釣ってるように見えたのは全てサバフグなんですよ。
ヤツにヤラレましたよ。


(本日のフグ。下の桶にサバフグがいます。)

頭はお隣さんだった。
胴突きでの釣り方がお見事でした。

目標まで6匹しか減らせず、残り33匹。
次回は枝バリを大量に用意し、予備のハリも買って、1日胴突きでサバフグに攻められようが耐えうる装備で挑むぞ。

サバフグは食べて駆逐するため全部持ち帰りました。


・ショウサイフグ : 5
・アカメフグ : 1
・サバフグ : 16
・シマダイ : 1 (リリース)
船中1~25
中潮


🐡


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