釣・食・感

釣行記録と釣魚料理、雑感等をつらつらと。

【釣】鮎友釣り遠征・2日目 (2024/07/28 岐阜・高原川)

2024-08-14 06:04:00 | 釣り
大人の遠足、鮎友釣り遠征の2日目。

ホテルの朝食を開店時間から先頭でいただいて早々にチェックアウト。

富山から岐阜へ向かう。


(このルート。)

本日の舞台は神通川上流の高原川。

富山市内を流れる神通川は鮎釣りで有名だけれど、川幅・水深があって流れが早く、初心者には難しい川とのこと。

ヨチヨチ鮎釣り師なんで素直に納得します。


(山が近い。)

山間を走りながら見る川色が白く濁り気味で、コンディションはあまり良くなさそうとのこと。

釣りが出来そうな場所を探してJA前と呼ばれる地点に入ることにする。

橋の上から川を一瞥してN会長とSさんが期待できるポイントを言い当てる。
経験が足らない自分とMさんはチンプンカンプンよ。

スズ井酒店で入漁券を購入。
このお店は老夫婦お二人で営んでいるようで、優しい人柄が滲み出ているお二人に癒しをいただきました。

地方でのこんな出会いが嬉しいな。


(良さ気なポイント。)

高原川に降りてみるとどれも石が丸い。

これまで経験した川とは一目で違いが分かる。
川幅もあってこれぞ鮎釣りの川というイメージだ。

時間が早いから釣り人は疎ら。
入川ポイントから下流へ歩き、それぞれ良さ気なポイントに入る。

自分が一番上流側に収まった。


(下流にMさん。)

セッティングして10:00前に釣り開始。

オトリは昨日から活かしておいた野鮎なんで元気が違う。

放ったオトリがチャラ瀬を泳いで行き、目ぼしい石の近くで活発に泳ぎ回る。
居るんじゃないの?

竿を立て気味にして自由に泳がせていると、目印が下流に流されて行く。

エビ(仕掛けが絡んでオトリ鮎が仰け反って泳げない状態)になったかな、と揚げて様子を見ようとしたら野鮎が掛かっていた。

オトリだけのつもりで抜いちゃったからバランスを崩してキャッチし損ない、体の周りを回しちゃう。

おっとっとと慌てて立て直そうとするも、着水したタイミングでバレた。

昨日同様、1匹目を回してバラす。
何やってんのよ。


(鮎釣りの川だね。)

毎度心の準備が整わないまま掛かって慌てるのはいけませんな。

次に掛かった時を想定して、浮かせるポイントと抜き揚げるポイントに目星を着けてイメージしておく。
最初からやっておきなさいよ。

オトリは野鮎だからまだまだ元気。
連投で放つと、流れを遡って泳いでくれる。

流れの窪みに沿うように泳いで行く途中で反応あり。
ビンビンと追われている感触が手に伝わって来ると、またもや目印が流されて行く。

掛かってるのか?

竿を立てて浮かせるポイントまで流し、タモを持ち、体制を整えてオトリだけを水面に出す。
水面下にもう1匹が見える。

掛かってるよ。

そのまま徐々に寄せて来て竿を掲げて抜き揚げて飛んで来た鮎をタモでキャッチ。
落ち着けば取れるのよ。


(型良いよ。)

ツヤツヤな良い鮎だ。
でも、型の割には引かないし、走らない印象だ。

型が良くなれば泳力があるから流れの早い場所を狙える。

ポイントが良く分からないからオトリ鮎くんにお任せだ。


(様子を見た橋の下。)

流れの中だと勝負が早い。

ポツポツと2匹を揚げてから川中央の大石の周りを狙う。

近くに野鮎がいるとオトリが活発に動く。
来るか、来るかと思って集中してビビビンと掛かると堪らない。
楽しいぞ。

水分補給も忘れて集中しちゃう。
昼食を取り、午後も同じ場所に入って釣りを続ける。


(また型良し。)

清流に浸かって川面を流れる風に吹かれると暑さを忘れる。
視線を上げれば濃い緑の山々がすぐ近くにそびえている。

近くに人がいないから一人の世界で集中する。

これぞ鮎釣り。
これぞ遠征。


(楽しかった。)

16:00まで釣りをしてあがる。

結果は10匹。

午後は人が増えて場所変えがままならず、狭い範囲で釣り続けた。
移動してもポイントが良く分からないからね。

N会長やSさんは30匹以上の釣果。
さすがだ。


(本日の鮎。)

釣った鮎は明日のオトリ分として12匹をオトリカンに入れてスズ井酒店で預かって貰う。
釣果を聞いたおじいさんが我が事のように手を叩いて喜んでくれたのが印象的だった。

今晩のために地酒の蓬莱を一升買いましたよ。


(本日の宿。)

本日の宿は奥飛騨温泉の民宿いちだ。

チェックインしたら天然温泉に浸かって疲れを癒す。
1日釣りしての温泉は最高よ。

湯上がりにビールと蓬莱で一息。
この蓬莱がさらりと飲みやすくてクイクイ行けちゃう。

18:30から食堂で夕食。


(綺麗ね。)

派手さはないけれど地のものを中心とした素朴な料理がどれも美味しい。


(岩魚の刺身。)

岩魚は宿の裏で養殖をしているそうで、ほんのりと良い脂が乗っている。
天然物は刺身にできないからね。

岩魚の刺身は初。
釣り師たちの舌を唸らせる一品だ。


(アマゴの塩焼き。)

焼き魚はアマゴ。

よもや鮎ではと思ったところがアマゴで良かった。
思い起こすとアマゴを食べたのは初めてだな。
頭から尻尾まで余すとこなくイケますよ。


(飛騨牛の陶板焼き。)

メインを張るのは飛騨牛。

飛騨牛は追加注文して2枚を増量。
ステーキといえる厚さが豪華よ。

火を入れても柔らかでしつこくない脂の旨味はさすが飛騨牛。

食べ応えもあって大満足。


(アップで。)

特筆すべきはご飯の旨さ。

銘柄は忘れたけれど宿の田んぼで育てた自家製米だそうだ。
炊き立てのこのご飯が何よりのご馳走ですよ。

味噌汁の出汁を鯉のアラで取っているなど、どの料理もおもてなしの心に溢れている。
飛騨牛の追加にビールと日本酒を加えて、1泊2食付で1人11,000円はお値打ちだ。

皆で気に入ったんで来年の遠征でもいちださんにお世話になりますね。


🐟

【釣】鮎友釣り遠征・1日目 (2024/07/27 鮎 富山・笹川)

2024-08-12 05:33:00 | 釣り
大人の遠足と命名した、鮎の友釣り遠征。
7月26日(金)の22:30に我が家に集まり、4名で車2台に分乗して出発。

夜の中央道はそれなりの交通量だ。
夏休み期間だし、皆さん同じように高速料金割引時間を活用して遠出されるのでしょうな。

白馬の道の駅に着いたのが2:30。

ここで3時間ほど仮眠する予定が、駐車場はほぼ満車。
この時間に驚いたね。

おそらく登山目当ての人達だろう、テントを張ったり、ベンチでイビキをかいている人もいる。

車中で座ったままじゃウトウトぐらいでろくに寝れないまま5:00に出発。


(このルートです。)

長野から富山に入りオトリ鮎を購入。

釣りの候補になる川の様子を確認して行く。

何ヶ所か見て回り、この日の川はN会長オススメの笹川。

川幅は広くないけれど水は澄んでいて垢(苔)着きが良い。
何より橋の上から眺めると鮎の群れが見えて、活発に走る魚影も確認できた。
ここは数が出るとのことだ。


(山が近いぞ。)

時間が早いからか他に釣り人はいない。
見える範囲はわれわれ4人の貸し切り状態よ。

準備をして7:30に川に入る。

日差しが強いものの川に立ち込むと足元はひんやり。
川面を伝う風が爽やかで暑さを忘れられる。


(垢着きが良いよ。)

仕掛けをセットして竿を伸ばし、オトリ鮎に鼻カン、サカ針を着けて川に放つ。

瀬肩と呼ばれる落ち込みの手前にオトリを誘導すると、いきなり目印が下流へ飛んだ。

心の準備もなくいきなりなんで驚いて竿を揚げようとしても、瀬の流れが手伝って重みで揚がらない。

えいやっ!と抜くも、構えが出来てないから竿が傾き飛んで来た鮎がタモに入らず後ろに逸らす。

慌てると鮎が体の周りをクルクル回り、着水したところでバラす。
型が良い20cmくらいの鮎だったのに。
慌てちゃダメだよ。

毎度1匹目の取り込みを失敗してバラすのが課題ね。


(民家が近い。)

友釣りはいかに早く養殖のオトリから野鮎に替えられるかが肝。

この1匹目が獲れていれば展開が違ったろうに。
悔やんでも慌てた自分が悪いのよ。
これも経験ね。

10時に休憩をいれるまでに3匹を釣るものの、どれも小型で逃した幻の1匹目を超えない。

逃した魚はデカいし、痛いよ。


(橋の上流。)

休憩中に状況を確認し合うと橋の下流に入った自分、その下流に入ったMさんとN会長も釣果が奮わず。
橋の上流に入ったSさんだけが良型をツ抜けている。
6連チャンもあったそうだ。

N会長によると、この川は型は小型なものの数が出るのが特徴で、良型が揃うのは珍しいとのこと。

休憩後に皆で橋の上流側に入る。

他に釣り人がいないから場所は選び放題よ。


(ハミ跡多いぞ。)

川の真ん中の石で分かれた流れの流心にオトリを泳がせると、幻の1匹目同様に目印が飛んだ。

今度は慌てずに腰を落として竿を立てて溜め、態勢が整うまで泳がせる。
腰からタモを引き抜き、両手で竿を揚げてオトリだけを浮かせて寄せて来る。

ブルブルと手元に伝わる振動と重みは良型だな。

更に竿を揚げて引き抜き、飛んで来た鮎を無事にタモでキャッチ。

初回の失敗が活きてるよ。


(良型来ましたよ。)

タモの中でハリを外すとツヤツヤとした野鮎の体表から爽やかな香りが匂い立つ。

型の良い野鮎をオトリに出来ると、流れの早い瀬を攻められるから釣りの展開が変わるぞ。

ここから広い範囲を探り、橋の下流側へ一人移動。

ポイントが選び放題なんで、怪しそうな所にオトリを誘導して掛ける。
してやったりで楽しいぞ。

水温が上がって鮎が積極的に苔を喰みに出て来たのでしょう。

瀬、チャラ瀬、淵、トロ、様々なポイントを狙ってポツポツと掛ける。


(足で稼ぎますよ。)

16:00まで釣り続けて1日目の修行が終了。

結果は13匹。

我々以外に釣り人がおらず伸び伸びと友釣りが出来た。

友釣りは集中・没入して時間を忘れる。
水分補給すら忘れちゃうよ。


(本日の鮎。)

数じゃなくて型が出るのはいつもと違うとN会長の弁。

数が獲れなくても釣りやすい川で経験を詰めたから良かった。
富山県まで来た甲斐ありね。

ここから富山駅前の宿泊先へ移動。


(本日の宿。)

本日の宿泊先はホテルクラウンヒルズ富山。

シャワーを浴びて一息着いたら21時からSさんが予約してくれていた居酒屋で反省会。

ホテルのウェルカムドリンクで日本酒、ウイスキー、焼酎が無料なんで、20時からロビーで0次会、ウォームアップしてからお店に行きますよ。


(路面電車がいいな。)

初の富山は、地方の城下町共通の雰囲気があってどこか懐かしい気がする。


(本日の居酒屋。)

予約のお店は居酒屋吟魚。

我々同様に21時予約のお客が店の前に大勢集まる。
この人数だけでも評判なのが良く分かる。


(ネタ良いです。)

吟魚さんの料理はどれもお値打ち価格で美味しかった。

でも、この夏の時期に釣り師にカワハギの肝と刺身を勧めてはダメよ。
店員さんに皆でツッコミを入れましたよ。

杯を重ねて今日の釣りを振り返り、与太話でも盛り上がる。
大人の遠足楽しいな。

明日は岐阜へ向かいます。


🐟

【釣】釣行前記(2024/07/27〜29 富山・岐阜)

2024-08-09 05:50:00 | 釣り
今年から本格的に始めた鮎の友釣り。

師匠であるN会長からは「釣れる川で数を釣らないと上達しないよ」と言われ、N会長にJOFI神奈川の沖釣り部会と鮎部会を兼任する3名、役員のSさん、同じく弟子のMさん、自分、の総勢4名で友釣り遠征をすることになった。

7月27日(土)に中津川で今年初の鮎釣り教室があるから、終了後にそのまま長野まで移動して前泊、朝から岐阜入りする予定だったのが、ゲリラ雷雨のリスクで教室が中止になり、前日の夜に出発する計画に前倒された。

金曜日夜に出発
 ↓
長野県白馬で仮眠
 ↓
土曜日朝に富山入り、富山の川で釣り
 ↓
富山のホテル泊
 ↓
日曜日朝に岐阜入り、岐阜の川で釣り
 ↓
岐阜の民宿泊
 ↓
月曜日午前中に岐阜の川で釣り
 ↓
帰路


(このルートです。)

土曜日が空いたので3日間友釣り修行が出来る。

遠征慣れしているN会長とSさんが相談して釣りをする川を選んでくれる。
条件は、数が釣れて鮎が美味しく初心者でも釣りやすい川。

鮎釣りを楽しみ、宿泊先で地の旨いものを食べ、飲んで語らい、温泉に浸かる。
堪りませんな。

大人の遠足だね。


🐟

【食】鮎の塩焼き・鮎飯

2024-08-05 05:55:00 | 釣魚料理
葛野川と笹子川への友釣り修行釣行の釣果は12匹。

型が良いから食べ応えがありますよ。


(ツヤツヤです。)

当日は何はさておき焼きますぜ。

型の良いのと中型の2匹を選んで下拵え。
ヒレに着ける飾り塩が難しく、どうしても尾ビレが焼け落ちちゃうな。


(定番。)

鮎の塩焼き。

パリッと香ばしい皮に、身からは爽やかな香りが立つ。

鮎は育つ川で味が大きく異なる。
良い川、良い苔がこの味を育むのね。

やっぱり塩焼きは旨いな。

翌日には良型4匹、中型2匹と鮎を奢って初の品を仕込む。


(良型整列。)

鮎は香りが良くて旨いのだけど、ご飯のおかずには向かない。

そこで思い立ったのが、鮎の風味を活かしてご飯がイケる品。


(これです。)

鮎飯。

ご飯のおかずにならなければ一緒に炊き込んでしまえばいい。

良型4匹は焼いた身をほぐし入れ、中型2匹は焼いて丸のまま米と一緒に入れて鮎の頭と中骨で取った出汁で炊き込む。

仕上げに大葉を散らして黒コショウを振っていただく。

鮎飯は初めてだけど風味豊かなこの味わいは堪らんね。
ほんのり乗った脂が良い。


(集合写真。)

満足の品だったけれど、鮎は料理のレパートリーが限られるからこれから研究せねばならないな。


🐟

【釣】猛暑の中で友釣り修行 (2024/07/20 鮎 葛野川・笹子川)

2024-08-02 05:47:00 | 釣り
インストラクター仲間のMさんからメールが入り、週末に大月へ1泊で友釣りに行くとのこと。

今年初の鮎釣り教室を翌週に控えて週末は修行に行くつもりだったから、Mさんと現地で待ち合わせることにした。
自分は日帰りね。

遊漁券の年券を買ってしまえばふらっと気軽に釣りに行けちゃうのは川釣りのメリットだな。


(葛野川。)

7:00に大月インター近くのファミマでMさんと合流、朝食を取りながら相談する。

前回は笹子川がダメだったから今回は葛野川に行こうとなった。

葛野川の宮古橋下の川原に10台ほどの車が停まっているものの、目の前の川に人はいない。

鮎は日が昇って水温が上がると淵などから出てきて石に着いた苔を喰むために縄張りを形成する。

時間が早いと釣れないけれど、鮎釣り師はポイントの場所取りのために早く来ているのね。


(駐車スペースあり。)

準備して宮古橋の近くにあるオトリ屋でオトリ鮎を2匹購入、8:00から川に入る。

駐車スペースがある川原の下流に堰があって、それ以降は川幅が狭まり、瀬や大石もあって川相が豊かになる。

そちらへ降りると釣り師がほぼ等間隔で竿を出している。
こちらの方が良いポイントなんだな。


(堰下の下流側。)

1人入れるスペースをMさんに譲り、自分は更に下流へ歩き、場所を探す。

次の堰までの300mくらいを歩いても隙間か見つからず、スゴスゴと上流に引き返すことになった。

川の中をバシャバシャと歩き、途中釣り人を迂回するため陸に上がって薮コギして進み、道を見失うは、穴に足を取られて転ぶはでもう大変。

川釣りなのにウエアが泥で汚れ、駐車場に戻った時にはヘトヘト。
釣りを始める前にヒットポイントが赤点滅状態よ。

仕方がないから人がいない駐車場前で釣ることにした。

浅いトロ場でポイントが良くわからんけれど、人がいない分広く探れるでしょう。


(初めからここにしとけば良かった。)

情報によると前日に100kgの放流がされているから、鮎たちは対岸の葦際で休んでると踏んだ。

葦際近くにオトリを入れて途中の石を掠めるように釣り上がって行く。

オバセ(水中糸のたるみ)を作ると鼻カンが下流側に引っ張られるから、オトリ鮎はその抵抗に逆らうように上流に泳ぐ。

素直に泳ぐオトリが突然横に走り出すなど違う動きをするのは野鮎が近くにいる反応だ。

そこで竿を立ててオバセを取り、オトリ鮎を好きに泳がせる。

いるぞ。いるぞ。

水中に見える石の周りを泳ぎ回るオトリ鮎。
集中して目印の動きに注目していると手元にブルンとアタリが出る。

来たか!

でも重みが掛からず目印も大きく動かない。
アタックはあったのに掛からなかったようだ。

オトリ鮎を回収し、掛バリを交換。
ハリを頻繁に交換しなさいと師匠のN会長から口酸っぱく言われてるからね。

再度同じ場所にオトリ鮎を入れても無反応。
野鮎は行ってしまったようだ。

再び釣り上がって行くと、オトリ鮎が反応を見せる。

ゼロオバセにしてオトリを自由にするとウロウロと泳ぎ回る。
ブルブルと活発に泳ぐ振動を手元に感じていると目印が下流に流れて行く。

掛かった。

慌てずに竿を立てて引き寄せながらタモを持ち、竿を揚げて引き抜く。

飛んで来た鮎を無事にタモでキャッチ。


(9:08に1匹目。)

型はまあまあだけど追星(黄色い斑点)が出ていない。
これは放流したての鮎だな。

見た目はオトリ鮎と変らないのを循環のために付け替えてオトリにする。

Mさんと10時に休憩を約束していたから9:55まで粘ったものの、釣り人が増えて大きく移動できず反応がないまま釣りを中断。


(休憩。)

Mさんは2匹を釣ったそうだけど小型とのこと。
周りの釣り人も釣れていなかったらしい。

釣り人が多くて釣り場が限られるし、このままでは厳しいだろうから笹子川へ転戦を決意、車で移動する。


(笹子川。)

笹子川の警察署裏では見た範囲に釣り人は2名。

前回来た時にN会長から教わった好ポイントが選び放題だ。

少し下流側に入り、落ち込みの泡の中にオトリを入れると一気に3mくらいラインが横走りした。

驚いて竿を揚げると良型の野鮎が掛かっている。

慌てて揚げたから明後日の方向に飛んでタモで掬い損ない、あたふた。
何とかバレずに取り込めた。


(11:27に2匹目。)

開始早々に野鮎ゲットでオトリをスイッチ。

同じ場所で3匹を揚げる。
どれも型が良く塩焼きが楽しみだ。

昼食休憩後、好ポイントが空いたので隣り合ってMさんと入った。


(ここです。)

淵の駆け上がり沿いにオトリを泳がせるとポンポンと良型が掛かる。

20cmを超えるオトリに同サイズの野鮎が掛かると重たくて抜き揚げきらずにバラしちゃう。

しっかり溜めて体勢を整えてからじゃないと抜けないぞ。


(型が良いぞ。)

睨んだポイントにオトリを誘導して泳がせると活発な手応えから目印が飛ぶ。
また良型だ。

竿を立てて腰を落として溜め、竿の弾性を活かして引き抜く。

飛んで来た鮎をタモでキャッチ。

楽しいぞ。


(ここで稼ぐよ。)

回数を重ねてオトリを泳がせるコツが飲み込めて来た気がする。

無理にラインを引っ張らずにオバセの量で泳ぎをコントロールし、休もうと止まるのをちょっと鼻先を上に引いて刺激を入れてオトリを動かす。

思いどおりにオトリが泳いでくれたところに野鮎が掛かると堪らんね。

友釣りは常に集中してオトリに気を配る繊細で密度の濃い釣りだ。


(本日の鮎。)

まだまだ釣れ続きそうだけど15:00にあがる。

帰りの中央道の渋滞があるし、Mさんはキャンプ場で1泊するため食材の買い出しがあるからね。

結果は12匹。

笹子川に転戦は正解だった。

撤収の際に会った漁協の人と話すと、良型になるほど夕方に釣れるそうだ。
中には25cmの大型が揚がったとのこと。
地元の人はこれからの短時間でパパッと釣って帰ると言う。

確かにまだまだ釣れる感触があった。

来週は今年初の鮎釣り教室があり、そのまま岐阜の奥飛騨へ遠征に行く予定。

経験を積んでひとつレベルが上がった気がする。
遠征が楽しみだ。


鮎 : 12


🐟