大人の遠足、鮎友釣り遠征の2日目。
(このルート。)
(山が近い。)
山間を走りながら見る川色が白く濁り気味で、コンディションはあまり良くなさそうとのこと。
(良さ気なポイント。)
(下流にMさん。)
(鮎釣りの川だね。)
(型良いよ。)
(様子を見た橋の下。)
(また型良し。)
清流に浸かって川面を流れる風に吹かれると暑さを忘れる。
(楽しかった。)
(本日の鮎。)
(本日の宿。)
(綺麗ね。)
(岩魚の刺身。)
(アマゴの塩焼き。)
(飛騨牛の陶板焼き。)
(アップで。)
ホテルの朝食を開店時間から先頭でいただいて早々にチェックアウト。
富山から岐阜へ向かう。
(このルート。)
本日の舞台は神通川上流の高原川。
富山市内を流れる神通川は鮎釣りで有名だけれど、川幅・水深があって流れが早く、初心者には難しい川とのこと。
ヨチヨチ鮎釣り師なんで素直に納得します。
(山が近い。)
山間を走りながら見る川色が白く濁り気味で、コンディションはあまり良くなさそうとのこと。
釣りが出来そうな場所を探してJA前と呼ばれる地点に入ることにする。
橋の上から川を一瞥してN会長とSさんが期待できるポイントを言い当てる。
経験が足らない自分とMさんはチンプンカンプンよ。
スズ井酒店で入漁券を購入。
このお店は老夫婦お二人で営んでいるようで、優しい人柄が滲み出ているお二人に癒しをいただきました。
地方でのこんな出会いが嬉しいな。
(良さ気なポイント。)
高原川に降りてみるとどれも石が丸い。
これまで経験した川とは一目で違いが分かる。
川幅もあってこれぞ鮎釣りの川というイメージだ。
時間が早いから釣り人は疎ら。
入川ポイントから下流へ歩き、それぞれ良さ気なポイントに入る。
自分が一番上流側に収まった。
(下流にMさん。)
セッティングして10:00前に釣り開始。
オトリは昨日から活かしておいた野鮎なんで元気が違う。
放ったオトリがチャラ瀬を泳いで行き、目ぼしい石の近くで活発に泳ぎ回る。
居るんじゃないの?
竿を立て気味にして自由に泳がせていると、目印が下流に流されて行く。
エビ(仕掛けが絡んでオトリ鮎が仰け反って泳げない状態)になったかな、と揚げて様子を見ようとしたら野鮎が掛かっていた。
オトリだけのつもりで抜いちゃったからバランスを崩してキャッチし損ない、体の周りを回しちゃう。
おっとっとと慌てて立て直そうとするも、着水したタイミングでバレた。
昨日同様、1匹目を回してバラす。
何やってんのよ。
(鮎釣りの川だね。)
毎度心の準備が整わないまま掛かって慌てるのはいけませんな。
次に掛かった時を想定して、浮かせるポイントと抜き揚げるポイントに目星を着けてイメージしておく。
最初からやっておきなさいよ。
オトリは野鮎だからまだまだ元気。
連投で放つと、流れを遡って泳いでくれる。
流れの窪みに沿うように泳いで行く途中で反応あり。
ビンビンと追われている感触が手に伝わって来ると、またもや目印が流されて行く。
掛かってるのか?
竿を立てて浮かせるポイントまで流し、タモを持ち、体制を整えてオトリだけを水面に出す。
水面下にもう1匹が見える。
掛かってるよ。
そのまま徐々に寄せて来て竿を掲げて抜き揚げて飛んで来た鮎をタモでキャッチ。
落ち着けば取れるのよ。
(型良いよ。)
ツヤツヤな良い鮎だ。
でも、型の割には引かないし、走らない印象だ。
型が良くなれば泳力があるから流れの早い場所を狙える。
ポイントが良く分からないからオトリ鮎くんにお任せだ。
(様子を見た橋の下。)
流れの中だと勝負が早い。
ポツポツと2匹を揚げてから川中央の大石の周りを狙う。
近くに野鮎がいるとオトリが活発に動く。
来るか、来るかと思って集中してビビビンと掛かると堪らない。
楽しいぞ。
水分補給も忘れて集中しちゃう。
昼食を取り、午後も同じ場所に入って釣りを続ける。
(また型良し。)
清流に浸かって川面を流れる風に吹かれると暑さを忘れる。
視線を上げれば濃い緑の山々がすぐ近くにそびえている。
近くに人がいないから一人の世界で集中する。
これぞ鮎釣り。
これぞ遠征。
(楽しかった。)
16:00まで釣りをしてあがる。
結果は10匹。
午後は人が増えて場所変えがままならず、狭い範囲で釣り続けた。
移動してもポイントが良く分からないからね。
N会長やSさんは30匹以上の釣果。
さすがだ。
(本日の鮎。)
釣った鮎は明日のオトリ分として12匹をオトリカンに入れてスズ井酒店で預かって貰う。
釣果を聞いたおじいさんが我が事のように手を叩いて喜んでくれたのが印象的だった。
今晩のために地酒の蓬莱を一升買いましたよ。
(本日の宿。)
本日の宿は奥飛騨温泉の民宿いちだ。
チェックインしたら天然温泉に浸かって疲れを癒す。
1日釣りしての温泉は最高よ。
湯上がりにビールと蓬莱で一息。
この蓬莱がさらりと飲みやすくてクイクイ行けちゃう。
18:30から食堂で夕食。
(綺麗ね。)
派手さはないけれど地のものを中心とした素朴な料理がどれも美味しい。
(岩魚の刺身。)
岩魚は宿の裏で養殖をしているそうで、ほんのりと良い脂が乗っている。
天然物は刺身にできないからね。
岩魚の刺身は初。
釣り師たちの舌を唸らせる一品だ。
(アマゴの塩焼き。)
焼き魚はアマゴ。
よもや鮎ではと思ったところがアマゴで良かった。
思い起こすとアマゴを食べたのは初めてだな。
頭から尻尾まで余すとこなくイケますよ。
(飛騨牛の陶板焼き。)
メインを張るのは飛騨牛。
飛騨牛は追加注文して2枚を増量。
ステーキといえる厚さが豪華よ。
火を入れても柔らかでしつこくない脂の旨味はさすが飛騨牛。
食べ応えもあって大満足。
(アップで。)
特筆すべきはご飯の旨さ。
銘柄は忘れたけれど宿の田んぼで育てた自家製米だそうだ。
炊き立てのこのご飯が何よりのご馳走ですよ。
味噌汁の出汁を鯉のアラで取っているなど、どの料理もおもてなしの心に溢れている。
飛騨牛の追加にビールと日本酒を加えて、1泊2食付で1人11,000円はお値打ちだ。
皆で気に入ったんで来年の遠征でもいちださんにお世話になりますね。
🐟