新藤兼人監督 胸像モスクワ市 公園に完成

　映画監督　新藤兼人氏

　モスクワに、９９歳になる世界最高齢の映画監督、サムライ新藤兼人さんの銅像の除幕式が執り行われた。
　日本映画界の重鎮の胸像が「ムゼオン」公園に設置された。

　ロシア人彫刻家グリゴリー・ポトツキーさんは東京に赴き、実際に新藤さんをモデルに胸像を製作した。

　新藤さんは広島生まれ、初期の監督作品に、原爆の悲劇を如実に描いた『原爆の子』がある。
６１年に、農家の生活を描いた『裸の島』で、モスクワ国際映画祭グランプリを受賞し、世界的な名声をえた。

　ロシアの声　サハリンマン