脳辺雑記帖 (Nohhen-zahts)

脳病と心筋梗塞を患っての独り暮し、Rondo-Nth の生活・世相雑記。気まぐれ更新ですが、気長にお付合い下さい。

万引駐車 撲滅キャンペーン必要。

2017年09月03日 19時46分28秒 | 社会時評
今回も駐車場の話なのだが、貸駐車場をやってると必ず遭遇するのが、寸
借駐車である。「無断駐車」のことであるが、管理の眼を盗んでは、空い
ている駐車スペースに車を駐めていく無契約車両による無賃駐車である。
車でコンビニ等に立ち寄る際の寸借とか、社有車でも顧客廻り先で契約駐
車場を勝手に拝借する手合いもいるようだ。

(月極駐車場にはよく「無断駐車 見つけ次第、罰金3万円」とか掲示が
あるが、モラルのない奴から万円単位のカネを取ることは至難の業であ
る。恐喝すれすれまでやらないと「罰金」の徴収なんてムリである。)

このような寸借駐車は駐車時間は短いが、他人の権利侵害の他、そもそも
が無料で便益を享受しており、万引きにも等しい。スーパーでガム一つで
も万引きすれば、警察に通報され窃盗罪が成立するのに、民間の有料駐車
場で万引駐車をしても、警察は民事不介入の感覚なのか動きが鈍い。この
ような警察の対応は、法の下の平等にも反しているのではないだろうか。

法治国家であるなしを問わず、スーパーの万引きが許されないのは当然だ
し、電車のキセル、無賃乗車だって犯罪である。しかし、貸駐車場での寸
借駐車は、取締りや裁きがあやふやで、放置されているのはどうしてなの
だろう? 物を盗むことと、他人の事業用土地からサービス(便益)を窃取
することは同罪ではないのだろうか? 社会の公秩序としても、どちらも
同じように取締りをし罰則を科すべき事案である。

スーパーで万引きをすると、警備員なりに身柄を拘束されたり、未成年者
だと親が呼び出されたり、警察や学校にも通報されたりする。駅前に転が
っている放置自転車を拾って乗っているだけでも、自転車泥棒なのである。

しかし、駐車場で万引駐車をした車をロックしたり、運転手の身柄を拘束
することは法的には問題含みらしい。財を盗もうが土地の便益を盗もうが
窃盗であると思うが、両者の罪や扱いはどうして異なる構成になってしま
うのか、私は刑法には疎いのでよく判らない。

近年、鉄道の駅では「痴漢は犯罪です!」のような啓発ポスターをよく見
かけるようになったが、「万引駐車は犯罪です!」も啓発して貰いたい。
国土交通省が所轄か知らないが、もっと万引駐車、無賃駐車等の反社会的
な違法性について認識を深めるよう、社会的なキャンペーンを展開するな
ど、啓発活動をお願いしたいものである。


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