会社服に、もっとクールと自由を。

今年は例年より早い梅雨明けだったが、いきなり猛暑日の連打である。
かと思えば、先日は東京で猛暑日の夕方だったか、雹(ひょう)が降った。
我が家では自転車置き場の屋根が、古いプラスチックの波板なので、
ボコボコに穴が開いてしまった。こんな被害は初めてである。

気象の異常というだけでなく、日本は既に熱帯に近い気候風土になって
いるのではなかろうか。学術的に「熱帯」でいいのかは知らないが、
この10～15年くらい、私の夏の装いは、下は５分か６分丈のズポンを履
いて過ごしている。家の中では、腿の半分が出る位の短パン姿である。
年年歳歳、暑いのだから、自然とそうなったのである。

私も30代の頃は、脚を出す格好なんて、大人のくせに恥ずかしい気がし
て、真夏でも長ズボンだったが、そんな美意識は何処かに行ってしまっ
た。夏の暑い盛りに、スーツ姿の会社員を見かけると、ホントご愁傷様
に思う。今の日本気候では、かつてより、夏のスーツ姿は暑いだろう。

在米の弟の話だが、カリフォルニアではサラリーマンでも通年でネクタ
イだの背広だの着ていないそうだ。たまにそんな奴がいると目立つので、
アイツはきっと車のセールスマンだろうとか、現地に着いたばかりの日
本人ビジネスマンだとか、言ってた。

日本でも、もう会社員＝スーツ着用は、国策で廃止した方が健康的であ
る。タバコの害なんかよりも、そんな姿を強いている方が有害である。
特に夏場は、スーツで仕事なんて止めるべきである。クールビズも、
男は(脛毛を剃って？)脚を出すくらい涼しくしたらイイと思うのだけど。

本当は、服装よりも「会社」とか「組織」とかいうもの固有の暑苦しさ
むさ苦しさの方を、もっとどうにかして貰いたいのだが、服装を変えた
ら、少しは会社組織の、人間同士の風抜けもよくならないかな。
(ついでに、男の日傘、賛成。)