江戸庶民(長屋住民)のライフ・スタイルは、
・モノをもたない
・出世しない
・悩まない
の「三ない主義」であったと、故・杉浦日向子さんは、
ある本に記しているそうです。
(ある本とは、『都市にとって自然とはなにか』(農山漁村文化協会)、
「そうです」というのは、私は未読で、伝聞情報ゆえです。)
私も潔く清貧でありたい方なので、「三ない主義」に共感します。
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一昨日、精神科の診察に行ったら、
血液検査の結果を告げられた。
肝機能悪化、中性脂肪高いと、
主治医は、やや不機嫌そうだった。
AST(GOT)が114(基準上限値は40)、
中性脂肪も上限値より、120位高い。
が、私が目を見張ったのは、
CK(CPK)という項目である。
9220
という四桁の検査値が印字されていた。
正常域値は、男性で57~197らしい。
私の前回の数値は、二桁位だったの . . . 本文を読む
私の胸には 海がある 波の呼吸を 繰り返す 目蓋の裏には 満天の星空がある 銀色の笑顔で溢れ 煌めいている 私は 優しい夜に囲まれて 青い潮騒を聴いている 星を想う者には いつでも星空が見守っている 風を感じる者には いつでも季節の調べが聴こえる この世の外へと、私は眠る さようなら、と 目から星の雫がこぼれる . . . 本文を読む
総理大臣が辞任するって、
昼のTVで記者会見していた。
街では号外が出回り、
識者たちは、お決まりの、
イカガナモノカを論評してた。
内閣改造して、所信演説して、
「職を賭して取り組む」とか何とか、
つい先日、言ってなかったっけ?
国会も始まったばかりだよね。
「辞めます」って、
今になって、そんなこと、
きみィ~、困るよぉー、
今溜まっている仕事はどーするの!
そんなこと、急に、言われた . . . 本文を読む
動き出せよ、体。
駆け出せよ、命。
砂漠を歩いている、
なんて書いているけども、
人間に限らず、体には、
涸れない川が流れている。
いつも日の出の朝焼けに、
赤く染まった無数の川の水が、
誰の体にも縦横に走っている。
心は、そこから泉を汲み上げる。
川はいつも、尽きず流れ続け、
泉も、歌い続けている。
それぞれの、
世界にひとつだけの、
名もない命のために。
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朝から雨。
が、うれしい。
私は砂漠を歩むものだから。
雨が優美で麗しい!
ジムで握力器を握ったら、
右53、左49、平均より高かった。
私は、今まで
何を握り締めて生きてきたのだろう?
憤怒か、憎しみか、哀しさか、淋しさか…。
拳を握るよりも、手を、腕を、開こう。
この尊くも、クソッタレの世界へ。
愛してみようか?
全てのものを … … ?
雨が… 、優美で麗しい。
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台風の吹き返しの、風が残る夕暮れ、
電車は、増水した河川の橋を渡った。
着いたホームの雑踏で、夕陽に出会った。
学舎へと通う路上でも、空を仰いだ。
茜色に染まる雲が、いくつもたな引き、
水色をした空との境が、淡い混交を成していた。
水と朱の色の彩りに
私は、切なくも懐かしいギターの音色を聴いた。
近くて遠い空と雲に、胸がときめき、
思い出の中の、メロディーを口笛に吹いていた。
夕焼けの . . . 本文を読む
深夜、木の枝々が 踊るようにしなり 幹を揺るがせていた 木は風の象(かたち)にならう 雨が 古びた工場の屋根を激しく叩き 水しぶきが水煙となって飛んでいく まるで、荒れた海を見ているようだった 風が、地に斬りつけ 水が、地を叩いていく 風も雨も、時に人を鞭打つ 人間のちっぽけを思い知れと でも天は 水と風を用いて 汚れた大気を洗い流し 一過の青空を映し出してくれる 雲の上は、いつでも晴れている 今日の夕焼けは、綺麗だろうか
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雨上がりの夕闇に 学舎の裏庭はガランと空いていた 背の高い一本の緑樹が目に止まった 木はまるで古武士のように立って見えた 私はそのまま対座した 風は消え蒸し暑い
私は息を殺して間合いを詰めてみた 木はじっと静かだ 木は一向に動じない 世界には、私と木しかなかった 私は帯刀したつもりで 空想の刀の鯉口を切った 鞘を払い、太刀を水平に居合抜きした 一の太刀がヒュッと風を斬る さらに右足を踏み込んで 真っ向から二の太刀を切り下ろした 古武士は曇り空を背に モノ言わず見下ろしていた
私の稚気を、許してくれたろうか 私は木に黙礼して、建物に消えた
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夜空に赤く、涙が光った。
この宇宙と「さよなら」だね。
星は何処まで落ちていくのだろう?
まだ鳴いているセミもいるけど、
こっちの夏も、もうじき終わるよ…。
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