NHKギャラリーを出て、左隣のお店を見ると履物の忠岡屋さんです。
あれ、もしかして木岡履物店のモデル? 糸子モデルの下駄など撮影しながら
思わずショーウインドーの商品をガン見していたら (商品はかなりの年代物と見ました・・・)
「よく気がつかれましたね」と、店主さんが出てこられました。
気がつかずに そのまま通り過ぎる方が多いのでしょうか。
ゆかりのお店と、ショーウインドーにパネルが飾ってありました。
左は糸子モデルの赤い鼻緒の下駄。 右はコシノジュンコデザインの下駄。12600円と高価です。
こちらのお店はやはり、ドラマの木岡履物店モデルだそうで、テレビではコシノ洋装店の隣にある設定ですが、本当は向かい側にあるんです、との事でした。
ドラマで木岡のおっちゃんに扮した上杉祥三さんは、学校の先輩で、学校では数少ない有名人です。上杉さんの話などしていたら、我母校のことなど 思いもかけずご存知だったので話がはずみました。
『 この近くに、周防さんのモデルになった人も住んでいたんですよ。
綾子さんの恋人だった方は、周防さんと、ほっしゃん。を足して、二で割ったような
人だった。 ほっしゃん。のモデルになった人はいない。
周防さんのモデルの人は70代くらいで亡くなった。 亡くなったあと、
綾子さんはその遺骨をペンダントにして、肌身離さずにつけていた。』
とのお話でした。 遺骨を肌身離さずに身に着けているなんて、本当に綾子さんは周防さんのモデルになった方を、深く愛されていたんですね。思いがけず、ロマンチックなお話が聞けました。
色々商店街のお店も入れ替わりはあるでしょうが、変わらずにお店が存在するのは
嬉しいですね。 履物屋さんが続けられるのも、岸和田という土地柄でしょうか。
ご主人に、この辺のおすすめの見所など教えていただき、記念写真を一枚。 お世話になりました。
アーケード街を抜けてそのまま直進し、岸和田本通り商店街を ブラブラそぞろ歩きです。
だんじり用品専門店のショーウインドー、さすがに地元。 でも、一年中売れるもんなん?
ここもシャッターの閉まったお店が目につきますが、アーケードが上部にないせいで 明るさを感じます。
左は綾子さんご贔屓のレトロな店舗の和菓子屋さん。 ダンサーの、さえさんのモデルになった女将さんがいた、元カフェは右側。女将さんは、なんばNO1のダンサーで、綾子さんにドレスを注文。
商店街にはだんじり関係のお店や、白壁が美しい寺院などが並びます。
古いレトロ建築も数多く残っています。
右の岸和田中央会館の角を右に曲がると、「カーネーション」のロケ地になったという、路地に囲まれた商店街の、かじやまち。ぐっと道幅が狭くなります。 ひとけがなく静まり返った印象です。 ここで、何のロケをしたのか?と思っていたら、一件のカフェの前のパネル説明によると、優子(ヒロコ)さんの娘のヤンキーの理香ちゃんが、歩いた道でした。
ヒロコさん、実の娘さんはヤンキーではありませんと、否定されていましたけどね。
綾子さんが買い物に行ったというスーパーを探しに、城見橋筋商店街も歩いてみましたが、それこそ寂れきった・・・という言葉しか浮かばない、買い物の人の姿など全くいない、シンと静まりかえった商店街でした。 かつては、多くの人で賑わったのは間違いないのでしょうが、今は昔・・・・
目当てのスーパーを見つけたけど 客の姿は一人も見えず、とても地元民以外の観光客がフラリと立ち寄る雰囲気ではありません。 ひやかしが見え見えなので、店の前から眺めるだけにしました。
寂れた商店街はここだけではなく、兵庫県でも至るところにありますが、観光客として行くのは
やっぱり気が引けました。 岸和田地域振興サイトの「岸ぶら」によると、旅行社から観光ツアーの
相談がきているそうですが、ここには観光者はこないでしょうね。 地域振興もなかなか
キビシイ・・浮上できるのか、ガランとした商店街。↓ 続きます・・・
- 2012年3月23日