「夜のヒットスタジオ」1977年5月23日放送回
44年も前のジュリーなのに、TV画面の中のジュリーは今まさに現在進行形、LIVEではないのかと思えるほどの、瑞々しさがありました。1977年の、まだ若いジュリーのしなやかな身体は、オリンピック選手の肉体の躍動とは、また違った魅力を放って、輝いているようです。残念ですが、写メは綺麗じゃないです(^^;
1977年5月21日に「勝手にしやがれ」をリリースしたばかりのジュリー
1977年5月23日放送回
(芳)気候が良くなりましたね。
(順)岡山でショーをしてきました、岡山にお祖母ちゃんはいないんですけど。スポーツの春ですね、若三杉も優勝しました。ジュリーズというグループも活躍しているんです。(※スパイダースの「エレクトリックおばあちゃん」にかけているのでは?と思います。あれは弘前だけど。若三杉が、メッチャ懐かしい!)
※藤猛の「岡山のおばあちゃん」では有りませんか、とコメントを頂き、思い出しました、そっちです!(笑) 古い話ですいませんね~(^^;
ジュリー登場
カメラが、ジュリーの足下からズズズーーーっと上方へ
細いウエスト!
(順)勝敗はどうですか?
(J)今年は1勝4敗で3連敗中です。(苦笑するジュリー)
(順)1勝5敗になる予定だったんですよ、うちとやる予定だったから。
ジュリーはスポーツマンですからね
(順)ジュリーは上手ですよ、エースですからね。
(J)ハエ止まり球です。
(芳)トップバッター、ジュリーということで華やかに行きましょう。
研ナオコさんの、LALALA
※メドレーのトリは三波春夫さんで、三波さんと言えば「東京五輪音頭」でしょ!
(芳)今日は新曲ラッシュです。
(芳)さあジュリーです
(順)これは 何というスタイルなんですか?スタイルに名前ない?一応、三つ揃いなんだけど
(順)ボルサリーノルックとか・・
(J)ちょっとフルっぽいスタイルです
(順)何でも似合うからいいですね、ジュリーはね着こなしちゃうから
(芳)そういうのは自分で考えるの?
(J)ちゃんと考えてくれる人がいて
(芳)帽子がいいのよね、ジュリーの帽子を見ると夏が来たという感じがする
(ジュリー笑顔)
(順)この帽子は昔、あの歌を歌う時に被ってなかったかしら?
(J)これと違います、これは新しいやつです。もっと白かったんです、「追憶」の時。あれはドラマの時(悪魔のようなあいつ)に血だらけになって、おしまいになりました。
※ジュリーの帽子については⇒こちら 渋谷の「山田帽子店」
(順)今度のジュリーのタイトルは、昔 ジャンポールベルモントがやっていた
(芳)勝手にしやがれ!ジーン・セバーグのね、あたし好きだった!
(順)僕、よく間違えられました。アッ!ジャンポール・モルモット(笑)
ジュリーはね、今年、ガム島にも公演にいったりして、張り切ってます。ファンの方と一緒に行こうという話も出てるんですよね。是非参加してください。
(芳)今日は元気いっぱい、明るく参りましょう
(※ジュリーが投げた帽子の軌跡をカメラは追わなかった、追えなかったのか?)
※スモークがジュリーを包み込み、全然見えない(・・;) ジュリ~!!
この見えない状態がけっこう続いて
※やっとスモークの中から現れたジュリー
(芳)ジュリー、見えなかった。
(J)僕も全然見えなかったです。
(芳)TVに写ってました?
(順)カラーじゃない人は、もしかしたらジュリーは忍術使いかなと思った(笑)
(芳)よくあれで歌えましたね。
(J)ちょっと咳が出そうになりました。
(順)あの声はなんで鍛えているんですかね?
(芳)やっぱり野球でしょう。
写メがいまいちで残念です。(^^;) 見ものはジュリーのフリで、リリースから3日目、この時点でフリがどの程度完成されているのか?カメラが帽子の行方を追えなかったのは、投げることをわかっていなかったのか??ジュリーの足さばきなどは、ほぼ完成されていました。最後の決めポーズが、両手を突き上げる万歳ポーズじゃなく、カメラを指さしているところに、まだ完成されてないと思いました(^-^)
気になったのは、順さんが『カラーじゃない人』と言っていましたが、77年にまだ白黒TVの家ってあったのかな?? この当時なら、すでに全部カラーTVじゃないの?
と、思って、調べてみたら、完全カラー化は1977年の10月からで、この僅か数か月後でした。ジュリーは瑞々しいけれど、やっぱり44年も昔のことやわと実感します(^^ゞ カラーTVが登場したのは、1964年の東京オリンピックでしたが、我が家の実家のTVがカラーになったのは、もっとずっと後の70年頃でした。タイガースのジュリーは白黒の記憶しかないのよ〜 家人の実家のTVは、オリンピックはすでにカラーだったそうな。
私の世代で三波春夫さんと言えば、「オリンピックの顔と顔♪」の能天気に明るい「東京五輪音頭」です。1970年の万博の歌声とともに、キッチリ私の記憶に摺りこまれています。今回のオリンピック2020でも、東京五輪音頭は流れるのか?と思っていたけど、全然 どこからも聞こえてはきません。
開会式でもそうだったけれど、コロナ禍のせいで、そういう祝祭的な能天気な明るさや賑やかしは、すっかり影を潜めて静かになってしまいました。