レトロメディア・囃ハルト様がショーケンの死去に際してブログを更新されています→メディアの役割 『時代認識を正確に伝えるのはメディアの役割なのだろう。・・』
→ジュリーはショーケンをどう見ていたのだろうか? 『ロック史家の故・黒沢進氏によれば、当時の男子が絶対に好きといってはいけない三大グループがタイガース、オックス、フォーリーブス・・』
男性の視線から見たタイガース、テンプターズ、ジュリーvsショーケンの構図は、当時を知らない世代にも見ていただきたいと思います。
★タイガースとテンプターズ、PYGのジュリーとショーケンを、ジャズ喫茶でナマで見ていたJ友さんから、お話を伺いました。どうも有難うございます。
ショーケン、大ショックでした。
デビューしたてのテンプターズをACBで何度かみかけました。
もちろん、PYGの時は何度見たかわかりません。
ファンではなかったし、むしろジュリーとは真逆な感じで
アンチな目で見ていた方でしたが、TVのニュース速報が
出た時は、一瞬 時が止まりました。
裕也さんもですがさらにショックです。
つくづく、タイガースのメンバーが誰一人欠けることなく
全員今も生きていてくれるのが有難いです。
ショーケンの退廃的な雰囲気が苦手でした。
若い頃、PYGで組んだ時、あまりいい影響をジュリーに
与えていない感じがしていました。
みるみるうちにジュリーが(ヒッピーのように)変わっていき
それは殻を破りたいジュリー自身の思いもあったのかも
しれませんが、当時 私も若かったので
ショーケンのあの世の中を斜めに見ているような態度に
ジュリーが毒されていくように感じていました。
振り返るとジュリーは、人に左右される人ではなく
むしろ頑固一徹(笑)
ポリシーを曲げない性格だとその後は認識して
いきましたが、その頃は私も 充分まだ
若すぎる年代でした。
※(ジュリーがどのようにPYGで変わっていったと思いましたか?
と、伺ってみました)
ジュリーのイメージがどんどん
ヒッピー(古る!)のように着る物もわざとなのか
汚いもので、ヒゲも時には剃らずにステージに立つことも
あったように記憶しています。
もちろん、あの頃ってフォークが流行り出し
あの人たちがそんな雰囲気でしたから、世の中の風潮
だったのかも。
でも、王子様のジュリーしか見ていなかった二十歳そこそこの
私には 充分ショックでした。
若い頃はカメラに凝っていて、ジャズ喫茶のステージも
撮影自由でしたから、タイガースの頃は良く撮りましたが
PYGの写真は一枚も有りません。
ステージは行ける限り行ったのに、きっと撮る気も
なかったのだと思います。
ハルト様のブログも、ナマでデビュー当時からのジュリーを見ていたJ友さんのお話も、非常に興味深いお話でした。
GS時代のTV画面の中のショーケンは、カッコイイ・・とは実はあんまり私は思っていなかったんだけど、少なくともJ友さんが感じていた退廃的な雰囲気や、世の中を斜めに見ている感じは受けてはいませんでした。TV画面とジャズ喫茶のナマのライブでは、実は与える雰囲気が違っていたんでしょうね。
70年代のヒッピーを知らない世代の方も今は多いことでしょう。J友さんに限らず、PYGがジュリーファンに受け入れられなかったのが、ちょっと分かる気がします。
かくいう私も、ジュリーとショーケンが組んだPYGにはそれほど興味はわきませんでした。この頃、興味の対象が他に移っていたことも有り、ジュリーがソロになってから、やっぱりジュリーが一番だと、またファンに戻ったのでした。