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勘三郎さんの桂春団治

2012年12月05日 | ライブ・公演・舞台

今日はショックなニュースがいくつかありました。 

まず、勘三郎さんの逝去です。まだ57歳の若さ。どうも重篤な病らしい、という話は聞きましたが、まさか・・・ これまでも、これからも、歌舞伎界を牽引していく中心の歌舞伎役者だったのに、さぞやご本人には無念な事だったでしょう。 ご冥福をお祈りします。 

歌舞伎にはほぼ縁がない私でも、子供時代から注目され続けた勘三郎さんの名はおなじみです。 その勘三郎さんに注目する事になったのは、藤山寛美さんの13回忌追善興行でした。 ジュリーが大阪の松竹座で「夢噺 桂春団冶」を、勘三郎さんが新橋演舞場で「浮世噺 桂春団冶」を演じる。 ジュリーと同じ役をあの歌舞伎の名優の勘三郎さんも演じる。 嫌だわ~ 比べられるのって・・・(;一_一)

 しかし、一度舞台を見たとたん、ジュリー演じる春団冶にすっかり私は堕ちました。 春さま~♡ ジュリーというよりも、ジュリーが演じる春団冶に夢中になったの。 あの頃は文字通り寝ても覚めても春さん 短く切った髪の衿足あたりから、立ち上るような色気、甘くてしかも歯切れのよい大阪弁、なんて色っぽいんだ!私の一時停滞気味だったジュリーへの気持ちは、突然 火が付いたようにボーッ🔥と燃え上がりました。どれほど春団冶にはまったか、いっくらでもその辺は書けるのですが 今日は勘三郎さんです。


(wikiより)2002年- 「桂春団治」「夢噺 桂春団治」「浮世噺 桂春団治」 この版から松竹新喜劇の上演ではなくなる。藤山寛美十三回忌追善のため、大阪では沢田研二を、東京では中村勘三郎 (18代目)を起用して、藤山直美と二枚看板で興行を行うことになった。演出の宮永雄平が、平戸敬二補綴の第二バージョンをリメイクした。前半部に架空のエピソードを挿入し、大詰め幕切れで桂春団治とおとき(藤山直美)が並び立つようにした。   桂春団治=沢田研二、18代目中村勘三郎  おとき=藤山直美

2007年に沢田研二を再起用して再演した。その初日(4月3日)、宮永雄平は亡くなった。死因は胃癌、奇しくも、初代桂春団治と同じであった。



勘三郎さんは、藤山直美さんとは舞台で度々共演されていて、直美さんの主演映画「顔」にも少しだけ怪しい関西人の役で出演されていた。しかし関西人はおかしな関西弁は許せません。映画「顔」の勘三郎さんの関西弁は、はっきりいってヘタ、NGでした。(どうして、関西人の役なんて当てたのかしらね?適当過ぎる) 

ジュリーの春団冶に完全に のぼせ上っていたわたくしは、あんな関西弁で「春団冶」を演じようって言うのかしら? オーッホホホ・・間違いなくジュリーの勝ちやね。場所はTOKIOの新橋だから、観客は誤魔化せると思っているのなら甘い。 と不遜にも思いました。松竹座のジュリー版を観た直美ファンの「勘三郎さん版を観るまでもなく、ジュリーに決まり」という評もあったしね。

関西在住だし、その頃はさほどネットもしていなかったので、勘三郎さんの舞台の評は知りません。しかしその翌年、「浮世噺 桂春団冶」が関東地区のみ、NHKの教育TVで放送されたと聞き、関東のジュリ友さんにお願いして見せていただいた。画像がボケているのは、元から画像が非常に悪かったせいです。 勘三郎さん47歳。

ジュリーの「夢噺」版と、勘九郎さんの「浮世噺」版では、ところどころ筋に違いがありました。

京都の旅館で、おときさんと会う春団冶。 ジュリー版では季節は冬だけど、こっちは夏の祇園祭の夜。ジュリー版ではこの後、炬燵をはさんで おときさんに春さんが迫るラブシーンがありますが、勘三郎さん版には迫るシーンはない。サラリと二人のこの先を暗示するだけで、ラブシーンはかわしてあります。

ジュリー版「夢噺」と、勘三郎さん版「浮世噺」の、両方のいいとこどりをしてできたのが、ジュリーがその後再演している「桂春団冶」です。出演の役者さんも、多少変わっています。違うところは、中村獅童 花紀京 笹野高史 波野久里子さんあたりか。 

春団冶が白い人力車であの世へと旅立つ、ラストシーン。

映画では許せなかった勘三郎さんの関西弁は、舞台ではほぼ完璧と言えるほど 見事によくなっていました。さぞや、よく努力されたんでしょう。 

よく考えたらジュリーよりも、舞台人とはいえ勘三郎さんの方が関西人じゃない分、役作りにはもっと大変だったと思います。勘三郎さんと言えば、愛矯と色気のある芸風と必ず言われます。でも、ジュリーの方がより華やかで色気がある春団冶でした。これはファンの身贔屓では断じてないと思う。ただ落語家らしいたたずまい、春団冶の悩みや葛藤の場面では、ジュリーよりも落語家らしい風情や哀しみが滲み出ていました。 

見終わって素直に、勘三郎さん版も良い舞台だったと思いました。 勘三郎さんとジュリーでどっちが良かったかと聞かれたら、見る前は断然ジュリー!と答えるつもりだったけど、それは言い切れないな・・・と思いが変わりました。元々が良く練り上げられた、芸道と夫婦、親子の情、お互いに慈しみあう、人間の哀切が描かれた脚本です。勘三郎さんの春団冶には、勘三郎さんでなければ出せない味がありました。 

おときさんと春団治が別れる場面「わしは今42や。長いことない命。短い命やったら好きな事をやったる。」

その台詞が今日は、とても身に迫りました。勘三郎さん、やりたい事がいっぱいあっただろうに。その後「桂春団冶」はジュリーが何度も再演することになりましたが、勘三郎さん版を見る事が出来て、違う春団治の姿が見られて良かったと思っています。

おときの父を演じた小島秀哉さんは今年亡くなられました。来年にはまた、寛美さんの追善公演があると聞いていますが、果たしてジュリーは出るのでしょうか。演目は春団冶と噂に聞きましたが、ほんとかな? ジュリーは忙しそうだし・・気にしています。 今日はショックなニュースがまだあったんだけど・・・ 書く時間がなくなりました。また今度。

  • 2012年12月5日
  •  
コメント

坂崎幸之助と吉田拓郎のオールナイトニッポンGOLD 2012年12月03日放送分

2012年12月05日 | ライブ・公演・舞台

12月3日放送の「坂崎幸之助と吉田拓郎のオールナイトニッポンGOLD 」2012年12月03日放送分で、またまた、吉田拓郎さんがジュリーのことについてお話をしたそうです。 拓郎さんが話した、ジュリーのことを簡単に・・

まるで拓郎さんからジュリーへの熱烈なラブレターになっています♡

『沢田研二さんという人とTVで近いうちに対談する。 もう一つ話せない、イメージを使っていこうというものがある。(※注 拓郎さん本人の事)もう吃驚する。えー!ほんとですか?という話が年明けにある。 年内中はいえない。

(坂崎)沢田さんとの接点はあったんですか?

(吉田)70年代に月刊明星で対談した。 40年も前なのに記憶に新しい。 僕はナベプロに入りたかった。 タイガース、沢田研二がライバルと思っていた。フォークシ ンガーになりたいなんて思っていなかった。時代の流れでカテゴリーとして、フォークに入れられてしまった。 僕の曲はフォークソングとは思えない。

記憶にあるのは対談が気持ち良く、2人でよっぱらってベロベロになった。 胸ははだけてベロベロ・・ ○○ケンちゃん・・といいながら。 その日、沢田研二は家に帰ってゲロゲロしたと風の便りに聞いて、僕も家であげた。そういう思い出がある。 沢田研二もあげるんだ。 凄い気持ち良かった。 対談して気持のいい男だなという印象があって、僕の脳裏に常に沢田研二がある。

「LOVE LOVE 愛してる」にゲストで来たとき、後ろからハグして「(吉田)元気ですか?」 「(沢田)元気ですよ」 その瞬間、ピピッと電波が流れた。 僕はそう思っている。 あ、覚えてた。沢田研二と俺なんだ。 この世界には誰も入れないぞ、とそう思っている。 今度久しぶりに会う。その思いをとげられる。沢田研二と話ができる、幸せ♡

しかし、年明けのお話はもっと凄い!(※拓郎さん自身の話) でもこれは(中身は)当てられないわ。』

♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡

拓郎さんのジュリーへの想いって、我々 ジュリーファンとあんまり変わらない気もしますが、あきらかにジュリーに関して「私と沢田研二の間には二人だけの世界がある!」という、優越感をお持ちのようです。 羨ましいだろう~と思われてるみたい。 ジュリーに後ろから遠慮無くハグできる人って、この世に何人いるんでしょうか? もちろん、羨ましいの一言ですが、拓郎さんのお話は聞いてて嬉しかった(^-^)

しかし、それ以上に凄いお話しって いったいなんでしょうね? 年明けが気になってしまうじゃありませんか(笑)

  • 2012年12月5日

 

みんなからのコメント コメントする

>直美さま、どうもコメント、有難うございます。
何が心配って・・ いや私も心配です(笑)
どんな番組になるんでしょうか?期待半分、心配半分ですが
拓郎さんのジュリーへの熱い思いは、よくわかりました。☆彡
saoさん、いつもありがとうございます!

TV出演ですか・・・見たいけど、ちょっと心配。
何が心配って・・・ま、いいか・・・。

でも、あんなにTVには出ないって言っていたのに
拓郎さんの熱い想いが、ジュリーを動かしたのね~。
すごいことだわ~!
>つるさま、どうもコメント、有難うございます。
私も以前、ジュリーが拓郎さんに曲を依頼したけど
実現しなかったのが、とても残念でした。
今度こそ、実現できたらいいですね。
ありがとう!!

ジュリーが拓郎さんに曲を依頼したけど
作曲はできるけど詞が書けないと言われてあきらめたって
残念そうに話してたことがありましたよね。
今回の対談で盛り上がって、それも実現するといいですね。
収録はまだみたいですね。
やっぱり放映は来年かしら・・・・。

昔太ってた拓郎さんだけど
今はずいぶん痩せてるみたいですよ。
ま、いいか~~。

>kinpiraさま、どうもコメント、有難うございます♪
二人の関係に、どういうTV対談なのか興味津々です。
詳しい予定が早く知りたいですね。(^-^)
>YUMIさま、どうもコメント、有難うございます♪
拓郎さんのお話はけっこう意外でしたね!まさか、
ナベプロに入りたかったとは・・・
当時は、華やかなジュリーの対極にいると思われた拓郎さんが
実はジュリーがライバルだったなんて~!
TVが楽しみですね!
saoさま、いつもありがとうございますー!
TV対談・・放映はいつでしょうね~??たのしみです♡
お二人の関係・・いいですねー。ふふっ♥
saoさん、ありがとうございます。聞きました~!
吉田拓郎と沢田研二、繋がってるのかな~赤い糸!!??
楽しみですね~。酔っぱらった話、けっこうジュリーも話されてますねよね。ジュリーも拓郎さんの事が気になってて、拓郎さんも同じ気持ちだったんかな~って感じました(*^_^*)
   相思相愛~!   いつかな~?
  • YUMI
  • 2012年12月4日
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