壬生駅は、栃木と宇都宮間を単線で走る東武宇都宮線の中にあります。日中は1時間に2本の割合で運行されています。意外と行きやすい地域です。
駅から徒歩30分ほど工場地帯の中に吾妻古墳(前方後円墳)があります。国指定史跡で、墳丘は全長117m、その周りに堀がめぐっており、底からの高さは約10mあります。墳丘からは埴輪が出土しており、これらから古墳時代後期(今から1400年前)につくられた古墳だそうです。この近辺には丸塚古墳もあり、3kmほど離れた所には愛宕塚古墳、牛塚古墳、車塚古墳があります。これらからこの地域には、かなりの人口と権力者、豊かな農耕生産物があったのでしょう。
これだけの古墳を作るにはどれだけの人と月日が必要だったのだろうか。