5日の早朝、伊豆大島近海を震源とする地震があり東京では震度5弱が記録されたとしてテレビでは大騒ぎをしていた。東京での自然災害はいつも過剰に報道される。雨であれ雪であれ、地方であれば無視される程度の災害でも大騒ぎすることに日頃不満を持っていたが、テレビ局の反応は異常と思えるほど大きかった。一方、翌朝の朝日新聞名古屋本社版での扱いは驚くほど小さかった。社会面の隅っこで300字以下のベタ記事扱いだった。
このギャップは一体何なのだろうか。そもそも本当に震度5弱だったのだろうか。震度5弱を記録したのは千代田区の地震計だけでそれ以外は震度4以下だったようだ。こんなことで多数決を使いたいとは思わないが、震度5弱という発表は妥当なのだろうか。何でも、千代田区の地震計は地震の度に東京での最大震度を記録するらしい。地盤が弱いのか震度計が狂っているのか分からないがそんな場所を基準にすべきではなかろう。
関西人以外は余り知らない話だが、東日本大震災の際、大阪府咲洲庁舎のある旧WTCビルが約10分間、大きく揺れ続けて被災した。長周期地震動による特殊な事例らしいが、これを根拠にして大阪でも大きな揺れを記録したということにはなるまい。特殊なものはあくまで特例として扱われるべきだろう。
マスコミとしては数字が大きいほど情報価値が高まるだろうが、特殊な数字で大騒ぎすれば空騒ぎになる。毎回最大値を記録する千代田区の地震計はあくまで特例扱いすべきだと私は思う。そうすることは決して情報隠蔽には当たるまい。危険に対する評価は過大でも過小でもなく適正であるべきだ。
このギャップは一体何なのだろうか。そもそも本当に震度5弱だったのだろうか。震度5弱を記録したのは千代田区の地震計だけでそれ以外は震度4以下だったようだ。こんなことで多数決を使いたいとは思わないが、震度5弱という発表は妥当なのだろうか。何でも、千代田区の地震計は地震の度に東京での最大震度を記録するらしい。地盤が弱いのか震度計が狂っているのか分からないがそんな場所を基準にすべきではなかろう。
関西人以外は余り知らない話だが、東日本大震災の際、大阪府咲洲庁舎のある旧WTCビルが約10分間、大きく揺れ続けて被災した。長周期地震動による特殊な事例らしいが、これを根拠にして大阪でも大きな揺れを記録したということにはなるまい。特殊なものはあくまで特例として扱われるべきだろう。
マスコミとしては数字が大きいほど情報価値が高まるだろうが、特殊な数字で大騒ぎすれば空騒ぎになる。毎回最大値を記録する千代田区の地震計はあくまで特例扱いすべきだと私は思う。そうすることは決して情報隠蔽には当たるまい。危険に対する評価は過大でも過小でもなく適正であるべきだ。