最悪を想定することは無意味だ。最悪の事態に対応することはできない。例えば小惑星が地球に激突するなら現時点では人類に対応策は無い。あの何もかも破壊するかのような核兵器でも表面を多少傷付けるだけだ。ごくごくちっぽけな小惑星しか破壊できない。
大地震ならどうだろうか。有史以来の大地震になら対策も立てられるが、ヒマラヤ山脈が生まれる原因となったと言われるインド亜大陸とユーラシア大陸との激突に対応することは不可能だ。マグニチュードは10を大きく超え地殻変動や津波の規模は想像を絶する。対応不可能な災害は諦めるしか無い。だから学者も政治家も対応可能な最大値しか考慮しない。それ以上であればお手上げであり諦めるしか無い。
逆に言えば技術的に対応可能なレベル以上の災害は想定から除外しているということだ。東日本大震災ではこのことの欠陥が露呈した。東日本大震災は防潮堤の限界を証明してしまった。一部の防潮堤は災害の拡大にさえ繋がった。津波が見えなかったり逃げ遅れたり、あるいは門を閉めに行ったために犠牲になった人までいた。防潮堤はそれが防げる限界を超える津波には無力だ。多分、現代の技術では東日本大震災の規模の津波には耐えられまい。逃げるのが一番だ。防潮堤よりも避難タワーのほうが有効なようだ。現代文明にできることは対応可能な最大値に想定を留めてその範囲内で最善策を練ることだけだ。それ以上なら諦めるしか無い。困ったことには対応可能な最大レベルが先にあってそれに合わせて最大限の災害が想定されている。
こう考えると原発は危険極まりない。現代技術で対応可能な範囲しか想定せずそれを超えれば壊れるのだから諦めなさいということになっている。対応可能な範囲しか想定しないのは全く乱暴な話だ。人が勝手に最大値を定めても自然はそれに従ってくれる訳ではない。現代の技術では守り切れないということが分かっておりその時には甚大な被害を招くことになるのだから、そんなものを作るべきではなかろう。
大地震ならどうだろうか。有史以来の大地震になら対策も立てられるが、ヒマラヤ山脈が生まれる原因となったと言われるインド亜大陸とユーラシア大陸との激突に対応することは不可能だ。マグニチュードは10を大きく超え地殻変動や津波の規模は想像を絶する。対応不可能な災害は諦めるしか無い。だから学者も政治家も対応可能な最大値しか考慮しない。それ以上であればお手上げであり諦めるしか無い。
逆に言えば技術的に対応可能なレベル以上の災害は想定から除外しているということだ。東日本大震災ではこのことの欠陥が露呈した。東日本大震災は防潮堤の限界を証明してしまった。一部の防潮堤は災害の拡大にさえ繋がった。津波が見えなかったり逃げ遅れたり、あるいは門を閉めに行ったために犠牲になった人までいた。防潮堤はそれが防げる限界を超える津波には無力だ。多分、現代の技術では東日本大震災の規模の津波には耐えられまい。逃げるのが一番だ。防潮堤よりも避難タワーのほうが有効なようだ。現代文明にできることは対応可能な最大値に想定を留めてその範囲内で最善策を練ることだけだ。それ以上なら諦めるしか無い。困ったことには対応可能な最大レベルが先にあってそれに合わせて最大限の災害が想定されている。
こう考えると原発は危険極まりない。現代技術で対応可能な範囲しか想定せずそれを超えれば壊れるのだから諦めなさいということになっている。対応可能な範囲しか想定しないのは全く乱暴な話だ。人が勝手に最大値を定めても自然はそれに従ってくれる訳ではない。現代の技術では守り切れないということが分かっておりその時には甚大な被害を招くことになるのだから、そんなものを作るべきではなかろう。