迎え酒が有害だということは常識だが、実は私は迎え酒の常習者だ。二日酔の不快感を解消するためにこれほど有効な手段は無い。新しい酒を注入すれば不快感が爽快感に変わる。この効果は、不快感を感じる中枢神経の働きが鈍化するからだろう。食欲不振や憂鬱にも効くのは脳の機能が低下するからだろう。
しかし迎え酒は肝臓にとっては最も悪いらしい。それを防ぐために私の迎え酒は135mlのビール1缶だ。これで不快感を鎮めて夜までは飲まない。
喫煙の効果も迎え酒と似ている。長期的には多分有害だろうが、煙草を喫えば気分が落ち着くし意識もスッキリする。
薬に依る対症療法もこれらと同じようなものではないだろうか。とりあえず今の不快感を緩和することしか考えていない。治療とは全く逆であろうとも今が良ければそれで良い。
医師は飲酒・喫煙を、健康を損なう有害な生活習慣と咎めるが、医師のやっていることもそれと大差無かろう。現在の不快な症状を誤魔化しているだけだ。SSRIなどの抗鬱剤は酒や麻薬と同じような効果しか持っていないのではないだろうか。
迎え酒を慎むことが肝障害を防ぐように、薬を極力飲まないことこそ重要とさえ思える。飲んでも構わないのは緊急時と、治療効果がある薬に限定すべきだろう。
東日本大震災以降PTSD(心的外傷後ストレス障害)を患う人が増えているそうだ。フロイトはトラウマを抑圧するから神経症に罹ると考えたがそんな単純なものではない。特に顕著なのは事故や戦争によるPTSDであり、彼らが最も恐れるのがフラッシュバックだ。最も思い出したくない瞬間が、まるでたった今起こっているかのように再現されてその度に恐怖が蘇る。これを薬で誤魔化すのではなく、脳内秩序を再構築するという方向で気長に治療に励まなければ治癒はあり得ない。PTSDの治療に最も必要なのは心のリハビリであり、迎え酒にも等しい対症療法に頼っていては治癒できない。
しかし迎え酒は肝臓にとっては最も悪いらしい。それを防ぐために私の迎え酒は135mlのビール1缶だ。これで不快感を鎮めて夜までは飲まない。
喫煙の効果も迎え酒と似ている。長期的には多分有害だろうが、煙草を喫えば気分が落ち着くし意識もスッキリする。
薬に依る対症療法もこれらと同じようなものではないだろうか。とりあえず今の不快感を緩和することしか考えていない。治療とは全く逆であろうとも今が良ければそれで良い。
医師は飲酒・喫煙を、健康を損なう有害な生活習慣と咎めるが、医師のやっていることもそれと大差無かろう。現在の不快な症状を誤魔化しているだけだ。SSRIなどの抗鬱剤は酒や麻薬と同じような効果しか持っていないのではないだろうか。
迎え酒を慎むことが肝障害を防ぐように、薬を極力飲まないことこそ重要とさえ思える。飲んでも構わないのは緊急時と、治療効果がある薬に限定すべきだろう。
東日本大震災以降PTSD(心的外傷後ストレス障害)を患う人が増えているそうだ。フロイトはトラウマを抑圧するから神経症に罹ると考えたがそんな単純なものではない。特に顕著なのは事故や戦争によるPTSDであり、彼らが最も恐れるのがフラッシュバックだ。最も思い出したくない瞬間が、まるでたった今起こっているかのように再現されてその度に恐怖が蘇る。これを薬で誤魔化すのではなく、脳内秩序を再構築するという方向で気長に治療に励まなければ治癒はあり得ない。PTSDの治療に最も必要なのは心のリハビリであり、迎え酒にも等しい対症療法に頼っていては治癒できない。