空の旅は陸や海とは大きく異なる。陸や海でのトラブルであればそこに留まることができる。エンジンが動かなくなってもその場で待っていれば何とかなる。しかし空には留まれないから落下する。だからこそ航空機の安全性は電車・自動車や船よりも重視される。それだけに国産ジェット旅客機MRJが開発されたことは朗報だ。
日本製品は故障が少ない。日本の自動車が世界中で支持されているのはこのことが大きな要因だろう。かつては家電なども国際競争力があったが中国製や韓国製などに駆逐されつつある。これは自動車ほどには安全性が重視されないからだろう。現在の日本製品の輸出は自動車に頼り切っている。これは良くない状況だ。
一時期「選択と集中」という言葉がビジネスのキーワードとして持て囃されたがこれは危険な戦略だ。大博打のようなものであって、当たれば大きいが外れれば悲惨だ。その典型例がシャープとサムスンであり、主力商品と心中することにもなりかねない。その逆が百貨店だ。斜陽産業と言われて久しいのに滅びないのは「百貨」を扱っているからだ。呉服や進物から婦人雑貨、婦人服、食品と主力商品を変えているから生き残っている。
自動車産業は裾野が広いと言われている。単なる移動手段ではなくエアコンやオーディオやエアバッグなどが装備されているから部品数は約3万点と言われている。MRJは桁が違う。約100万点だそうだ。膨大な数の下請け企業が参加することになる。現時点ではエンジンなど約7割を輸入に頼っているらしいが、今後徐々に国産化を進めればGDPへの貢献は更に大きくなる。このことは単に国益に留まらない。航空機の安全性が高まることは世界中の人々にとって好ましいことだ。
航空機開発で日本が遅れを取ったのはGHQによって航空機の研究が禁止されたからだ。世界の最先端の技術を持っていたからこそGHQが禁止した。この一事を見てもGHQの狙いが日本の弱体化であったことは明らかだ。GHQによってすっかり洗脳されたマスコミが指摘しないことだが、私は航空機の禁止も農地改革も憲法も、日本を劣化させてアメリカによる世界支配を推進するために強制した悪政だと思っている。サンフランシスコ平和条約によってようやく日本はGHQによる支配から免れた。
この禁止期間は丁度、航空機がプロペラ機からジェット機へと移行する時期に当たっており日本は技術革新に乗り遅れてしまった。そのために折角、技術がありながら外国企業の下請けという立場に甘んじざるを得なかった。とは言え、下請けを務めることによって最先端技術に追い付けたとも言えよう。
随分寄り道をしたがまだこれからの巻き返しは可能だろう。航空機産業以上の巨大産業は今のところ見当たらないだけに、持続的な経済成長を図るためにはここが勝負所だろう。これまで自動車などで培った安全・低燃費という日本製品の長所が発揮される絶好のチャンスだろう。
日本製品は故障が少ない。日本の自動車が世界中で支持されているのはこのことが大きな要因だろう。かつては家電なども国際競争力があったが中国製や韓国製などに駆逐されつつある。これは自動車ほどには安全性が重視されないからだろう。現在の日本製品の輸出は自動車に頼り切っている。これは良くない状況だ。
一時期「選択と集中」という言葉がビジネスのキーワードとして持て囃されたがこれは危険な戦略だ。大博打のようなものであって、当たれば大きいが外れれば悲惨だ。その典型例がシャープとサムスンであり、主力商品と心中することにもなりかねない。その逆が百貨店だ。斜陽産業と言われて久しいのに滅びないのは「百貨」を扱っているからだ。呉服や進物から婦人雑貨、婦人服、食品と主力商品を変えているから生き残っている。
自動車産業は裾野が広いと言われている。単なる移動手段ではなくエアコンやオーディオやエアバッグなどが装備されているから部品数は約3万点と言われている。MRJは桁が違う。約100万点だそうだ。膨大な数の下請け企業が参加することになる。現時点ではエンジンなど約7割を輸入に頼っているらしいが、今後徐々に国産化を進めればGDPへの貢献は更に大きくなる。このことは単に国益に留まらない。航空機の安全性が高まることは世界中の人々にとって好ましいことだ。
航空機開発で日本が遅れを取ったのはGHQによって航空機の研究が禁止されたからだ。世界の最先端の技術を持っていたからこそGHQが禁止した。この一事を見てもGHQの狙いが日本の弱体化であったことは明らかだ。GHQによってすっかり洗脳されたマスコミが指摘しないことだが、私は航空機の禁止も農地改革も憲法も、日本を劣化させてアメリカによる世界支配を推進するために強制した悪政だと思っている。サンフランシスコ平和条約によってようやく日本はGHQによる支配から免れた。
この禁止期間は丁度、航空機がプロペラ機からジェット機へと移行する時期に当たっており日本は技術革新に乗り遅れてしまった。そのために折角、技術がありながら外国企業の下請けという立場に甘んじざるを得なかった。とは言え、下請けを務めることによって最先端技術に追い付けたとも言えよう。
随分寄り道をしたがまだこれからの巻き返しは可能だろう。航空機産業以上の巨大産業は今のところ見当たらないだけに、持続的な経済成長を図るためにはここが勝負所だろう。これまで自動車などで培った安全・低燃費という日本製品の長所が発揮される絶好のチャンスだろう。