「未来の人々を含めた多数決」という奇妙なルールを私が考えるのは「未来を犠牲にした現代人による多数決」が実際に行われているからだ。問題を先送りにすれば未来を犠牲にして現在の幸福を享受できる。
国の借金は次世代への負の遺産だ。現在の有権者に大盤振る舞いをしてその支払は次世代に任せる。ポピュリズム政治はそんなことを繰り返す。日本でもタイでもギリシャでも全く同じ構造だ。
シルバー民主主義は老人による現役世代に対する搾取だ。老人は年金を1円でも増やせと主張する。老人の特権を奪おうとする者は誰であろうとも容赦しない。あの橋下市長でさえ過剰優遇の「敬老パス」を見直したばかりに葬り去られた。
ウナギやマグロを食べ尽くすことも将来の世代からの収奪だ。絶滅した生物が蘇ることは絶対に無い。
中国共産党のやり口は未来を犠牲にした独裁政治だ。権力を維持するためなら何でもする。経済をバブル化させ株や為替にまで介入するのは国民のためではない。自らの権力を守るためだ。将来にツケを回す愚劣で恥知らずな政策だ。
大気汚染もツケ回しだ。現在の繁栄のためなら、将来、中国に人間が住めなくなっても構わないという未来を犠牲にする刹那主義だ。
会社にも未来を犠牲にする人がいる。収入の前倒しや支出の繰り下げなどを使って見せ掛けの収益性を改善する。彼が去った跡にはペンペン草しか残らない。
もし返済期限が100年後という貸金制度があれば誰もが借金をして踏倒すように、借金の返済義務が他人に移るのであれば借り放題・使い放題だ。これが次世代へのツケ回しだ。
政治家は有権者しか見ない。票にならないことなどやろうとしない。だから「パンとサーカス」によって有権者の歓心を買おうとする。ツケを払わされるのは今、有権者ではない世代、あるいは未だ生まれてさえいない人々だ。
「最大多数の最大幸福」は現在の安逸を目論む。そうではなく将来生まれるであろう1億人の日本人の幸福まで考慮すべきだろう。しかし社会の常識はそうではない。未だ生まれていない人々の人権など全く考慮されない。
未来の人々は今の有権者ではない。だから現代人は未来の人々から搾取しようとする。多数決という仕組みは参加者による独裁制だ。生まれていない人々に参政権は無い。これは著しく不合理な制度だ。投票権どころか未だ生まれてさえいない人々にツケ回しをする権利が我々にあるとは到底考えられない。
国の借金は次世代への負の遺産だ。現在の有権者に大盤振る舞いをしてその支払は次世代に任せる。ポピュリズム政治はそんなことを繰り返す。日本でもタイでもギリシャでも全く同じ構造だ。
シルバー民主主義は老人による現役世代に対する搾取だ。老人は年金を1円でも増やせと主張する。老人の特権を奪おうとする者は誰であろうとも容赦しない。あの橋下市長でさえ過剰優遇の「敬老パス」を見直したばかりに葬り去られた。
ウナギやマグロを食べ尽くすことも将来の世代からの収奪だ。絶滅した生物が蘇ることは絶対に無い。
中国共産党のやり口は未来を犠牲にした独裁政治だ。権力を維持するためなら何でもする。経済をバブル化させ株や為替にまで介入するのは国民のためではない。自らの権力を守るためだ。将来にツケを回す愚劣で恥知らずな政策だ。
大気汚染もツケ回しだ。現在の繁栄のためなら、将来、中国に人間が住めなくなっても構わないという未来を犠牲にする刹那主義だ。
会社にも未来を犠牲にする人がいる。収入の前倒しや支出の繰り下げなどを使って見せ掛けの収益性を改善する。彼が去った跡にはペンペン草しか残らない。
もし返済期限が100年後という貸金制度があれば誰もが借金をして踏倒すように、借金の返済義務が他人に移るのであれば借り放題・使い放題だ。これが次世代へのツケ回しだ。
政治家は有権者しか見ない。票にならないことなどやろうとしない。だから「パンとサーカス」によって有権者の歓心を買おうとする。ツケを払わされるのは今、有権者ではない世代、あるいは未だ生まれてさえいない人々だ。
「最大多数の最大幸福」は現在の安逸を目論む。そうではなく将来生まれるであろう1億人の日本人の幸福まで考慮すべきだろう。しかし社会の常識はそうではない。未だ生まれていない人々の人権など全く考慮されない。
未来の人々は今の有権者ではない。だから現代人は未来の人々から搾取しようとする。多数決という仕組みは参加者による独裁制だ。生まれていない人々に参政権は無い。これは著しく不合理な制度だ。投票権どころか未だ生まれてさえいない人々にツケ回しをする権利が我々にあるとは到底考えられない。