ふぅぅぅ・・・
まさかこの映画を観ることになるとは・・・・
GOEMON(HP)
『ネタバレなし』
実は、レイン・フォール(雨の牙)なら、観てもイイかなーと思いながら、映画館に足を運んだオレ。
行きつけの映画館だったけど、ついうっかり2つある映画館を間違えてしまい、戻るのも面倒でチョイスした映画がコレだったのさ。
「ま、SFは絶対観ないオレだけど、俺の最も好きな時代のモノだから・・・・」
結構、安易な気分で選択。
江口洋介氏や大沢たかお氏は、嫌いじゃない俳優だからね・・・・
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ではレビューを。
まず、第一声・・・・
『こんな歴史解釈は許さねぇぇ!!』
様々な歴史解釈があろうこの時代だが、俺が思う歴史を切り崩しすぎだと思うことが許されず、イライラしてしまった。
茶々も石田三成も、あーいう表現はいかがなものか??
イケメンや芸人を揃えたキャスティングは、まあ百歩譲るとして・・・
CGもかなりの進歩として感じたが、歴史を一切顧みずに楽しむ映画なら、まあ宜しいのでは??って評価で。
石川五右衛門が、忍者だったという設定は面白いし、あらゆるところで歴史を刻んだ英雄と繋がるところも面白い。
注文を付けるのなら・・・・
石川五右衛門、才蔵も実在の人物であると言われているが、いざ関ヶ原の合戦にて参戦したと仮定するなら、豊臣側に付いたハズである。
服部半蔵が、徳川に付いていたのはヨシとしようか・・・・
なんかヘンだったと。
結論として・・・・
歴史背景を度外視して、CGを駆使した一つの作品として「忍者・石川五右衛門」を眺めるのならば、オススメだ。
人間くさいところも評価出来る。
オレ個人としての評価は厳しく・・・・
CGを駆使したとはいえ、歴史と異なりすぎることが腑に落ちない。
背景や城もそうだが、衣装もオカシイ。
茶々と秀吉の年齢設定もオカシすぎる。
ゴリが演じた佐助もザル芝居だろう。
第一、茶々をあんなにキレイに表現したとは・・・・
CGが盛り上げ、過剰にデコレーションしすぎた感も否めない。
ストーリーは、独創的でそれなりに評価はしたいが・・・
あの時代の戦国武将たちをあのように扱ったことに、憤りを感じる作品だった。
まったく別物・全くの別設定で描いてくれれば、面白かったと思う。
でも・・・・江口洋介氏・・・・カッコええよっ(^_^;)
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