問題となった記事・・・フジツボHPにあったレポートは以下のとおりだ。
交換用マフラーの事前認証制度について (フジツボ発表文・PDF)
整理すると、 「今年の4月1日以降に制作された車輌は、新規制値を満足するマフラーでなければならない」 ということだ。
オレも面食らったが、ディーラーによれば、(社)日本自動車整備振興会連合会からの公式の通達は事前になく、しかも当会から発刊されている会報に、その詳細が記されていて正式な事実を知ったという。
ディーラーが、その会報を手に取ったのが、5/20。
記事によれば、4/1にさかのぼって本法を適用するというモノが記されている。
(ネットからは、会員にならないと引っ張れないので、添付資料はない)
「おいおい、後出しジャンケンかよ~」
さすがのディーラーも泡を食ったみたいで、一般客になりすましてフジツボのお客様センターにダイレクトで電話したらしい。
その質問内容は以下の2点だ。
①いきなりフジツボのHPが変わっていた。少なくても4/29時点とは明らかに違っていた。
⇒ディーラーは毎日見ていたらしく、それこそ5/19時点と変わっていたと言うが、オレはその確認をしていないので何とも言えないのだが。
②nobizouが購入した車のマフラーは、いつ出るのか?
⇒HP上では「スピーディーかつ確実に対応」とうたっているが。
・・・・・フジツボの回答は以下のとおり(笑)
①そんなことはない、4/1以前からHP上に啓発的な記述もあった。
②当車については、対応予定がない。
・・・・だ、そうで。
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少なくても①は、大嘘つかれちゃったね。
4/29の時点では、認証制度の変更について一切の記述がなかったことを確認しているし。
あれば、その時点で当車を購入リストにupしないわ。
②については、フジツボの実益を考えれば仕方のないことかも知れないが、確実に対応する体をうたっておきながら、予定にもないという回答は誠意がなさ過ぎると思うのだが。
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日本自動車振興協会は、各都道府県に支部があって、関連情報を周知しているものと推測できるが、問題なのは、エキゾースト系を取り仕切る法人、つまりJASMAの存在である。
悪く考えれば、JASMAに登録加盟していない法人らを、うまく締め出せるいい機会にもなったかも知れんのだなぁと思って、JASMAに会員となっている企業を眺めてみた。
すると、大手マフラーメーカーはほとんど所属していることが分かった。
例に挙げれば、フジツボを始め、アペックス、HKS、柿本、タナベ、5ZIGENといった会社も当然の如くJASMA参加企業である。
ところが大手6社の新規制の取り扱いについて、各HPを覗いてみたのだが、フジツボ以外に具体的な記述がある会社は、柿本だけだった。
(nobizou調べ)
この2社も規制改正の記述をupした時期が不明であるが、それ以上に規制の事実をupすらしていない企業は、よりお粗末な対応のように映るし、まだ事実を知らないのかもしれない。
オレみたいに、この時期に車を買っちゃって、マフラーを取り付けたくてしょうがないヤツっていると思うんだけど、対応と告知のタイミングが悪すぎる。
なんとかできなくても何とかするように見せることが(も)
サービス業たるものとも考えるけど・・・・
脱線しちゃったけど、そもそも、さかのぼって法の適用ってズルすぎでしょ?
ディーラーすら知りえないことを後出しで発表して広報するだけってどうよ?
ちなみに日本マフラー協会の会長は、HKSの社長であって
副会長は、フジツボの社長であることを申し添えておく。
協会や会社や企業に、どんな利権があるのか知らないけどさ、騒音の名において、ユーザーまで締め出しちゃうようにとられても仕方ないよ、この一件。
■リンク集
・ JASMA 日本自動車マフラー協会 (トップページ)
・ JASMA 日本自動車マフラー協会 (会員企業一覧)
・ FUJITSUBO 自動車マフラー (トップページ)
・ FUJITSUBO 自動車マフラー (認証制度について・PDF)
・ 社団法人 日本自動車振興協会連合会