【努力の結晶「プラチナカード」】
いきなりステーキについては、過去においてここのブログでも相当綴らせていただいていたところである。
(過去ログも参照していただけたら幸いです。)
その頃はマイレージシステムとその有益性に心惹かれ、給料も大して貰ってないのに、当初から結構いい値段設定のステーキを無理して食べまくったもの。
その努力もあって、実質1年半ほど頑張ってプラチナカードまでステージアップすることにおよそ3年半前に成功した。
当時は、今ほどチェーン展開もしていなかったから、やたら東京に行く理由をつけてまで都内のお店に片っ端から来店してみたりして並々ならぬほどいきなりステーキに執着した。
そんなステーキを食して食して目標を達成させたこともあり、その後は月イチぐらいのピッチでのんびりとプラチナというステータスランクを生涯楽しもうと思っていた。
まあ、その後は様々なルールやシステム変更があったことによって、年に3~4回くらいの利用にはなっていたが、それでもたまには利用するというユーザーではあった。
まあそれもプラチナ会員だからという自負もあって、ステーキを食べるならいきなりステーキでいいだろうという判断下にあったことは言うまでもないことなのだ。
【ある日、それに気づく】
2020年もチョイチョイ利用していたが、いつしかステーキ肉が厚切りではなくなり、定量制になり、付け合わせの変更も出来なくなっていったりと完全に開店当初のルールが支離滅裂になったなぁというほど様変わりしていったのを感じていた。
そんな2021年1月初旬、千葉県北部のお店に入店すると「マイレージサービスが新しくなります」とポップがあちこちに存在したことに気づくわけ。
特に気にせずなんとなくポップへ視線をやっていたら、どうやら10回食べたらポイント制によって1枚お肉を差し上げようということまでは分かった。
「ああ、またルールを変更したのか、ホント次から次へと懲りないねぇ」
とまるで他人事としてそのポップを読んでいた。
しかし、オーダー品を待つ間、あちこちに貼られたポップを順に読んでいると、ある文章によって自分の血の巡りが一気に変わってしまうことに気づくんだよ。
なぜなら、いままでマイレージサービスは無期限の完全積み上げ制だったことにもかかわらず、それを変更して期限付きのポイント制にするという記述を見つけたからだ。
さらには、期限内に指定されたポイントに達しないとランクダウンするというシステムに変更したというからさらに驚いたわけ。
しかも急激に血が上ったフレーズとして
「ボーダーに達していないシーズンでもランクダウンは”たった一段階”だけだから安心してね!」
とあることだ。
オレ的にはゴールドからプラチナに上がるまでが、本当に大変だったからこそ、あの大変さがこんな一言で簡単にひっくり返されることが許せなかった。
つまり、自分としては当時の食生活を変更し、さらには積み上げた実績をわずか半年で引きづり降ろされ、あげく1年半後には特典なしの平会員になるというわけだから、怒りがこみ上げるのも当然だと思って欲しいわけよ。
(このポップだけ見たら、マイレージランクのハードルが下がったようにしか見えない。しかし、これは表向きで半年間という縛りがあることに加え、規定回数という設定もランク別に存在する。)
【今が大事だということらしい】
要は、今まで貢献してくれた実績者には見切りをつけて、今現在、熱心に通ってくれる人だけにステータスを与え、優遇しましょうということだ。
まあ、それも会社の生き残る戦略として、そう決めなくてはならないのは最近の業績から鑑みたら分からんでもない。
だけど、ステータスを維持するためのハードルが高すぎる。
急に決めた施策の割には、かつてのファンを切り捨てるようなルールにはせずに、せめて1年単位で最低12回(月1回程度)の来店にするとかさ、段階はあったはずだよ。
(航空会社のマイレージシステムだって1年だぞ?しかも航空会社は、このコロナでステータスのステージを保留するという施策まで打ち出しているというのに、このお店は一体何なんだ?自分さえよければいいという利己主義なんか、先なんてあるわけない。あの社長が最終的に決めたんだろうけど、ホント色々ガッカリだな。)
改悪された今のルールだと、
プラチナを維持するために1か月で5回以上「必ず」行かなくてはならないことになる。
もし、いや万が一にでも創業当初みたいに厚切りだったステーキが、かつてのおいしさを維持したそこそこうまい肉を提供し、価格も見直していたなら頑張れるかもしれない。
しかし、今ではすっかり激変したカチカチのワイルドステーキに加え、サーロインやリブステーキは、どこで食べてもほぼペラ肉の提供になった同店には、もうそこまで食指は動かない。
プラチナ会員であるからこそ来店時にお好きなドリンク(お酒)がもらえたり、誕生月に好きなステーキ肉を食べられるという特典があったから、わざわざ「いきステ」に行っていたようなものなんだぜ?
そもそも、今回決めたようなルールで最初からやっていれば全く問題のないことだったけれどな。
こうなったら”あえて”いきステに行く理由も今年の6月末までとなりそうだ。
(一番頭に来たのが、こんなフレーズだ。以前よりは比較的簡単にランクアップするかもしれないように記載されているが、その裏には規定ポイントに達しなければ確実に半年ごとでランクダウンするということがここには書かれている。今までのシステムを信じて頑張ったのに、こんないきなりの変更はだいぶ投資した身として絶対に許されないことだ。)
【世話になったな】
重ねて言うが、いままで助けてもらった顧客にこんな仕打ちをする大手飲食店なんか聞いたことがない。
はっきりいって近代の日本外食界において例がないのではないだろうか。
まあ、オレもなんだかんだで同店のマイレージシステムに乗っかってだいぶ楽しませてもらったのは事実だけど、いきなりハシゴを外されるとは思わなかったな。
裏切られた気分でしかない。
まあ、おそらくこのチェーン店は2021年度で終焉を迎えるような気がする。
特に2021年の7月以降から急激に客足は離れるはずだし、多くの同士もそれを想像しているような気がしてならない。
(こんなタダ肉システムが、客寄せパンダになるとはとても思えない。古参ユーザーとしてはこんなものよりステータス維持と誕生月にだけもらえたお好きなステーキをタダで食べさせてくれる方が全然いいに決まっている。それも誕生月特典がステータスに関わらず500円のクーポン券に変わるという。このお店で500円出して食べられる肉なんか一枚もないのに。)
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