<その2からのつづき>
【もう理由なんかどうでもいい、早く飛んでくれ!】
この記事のタイトルどおり、高知での作業が終われば、その流れで群馬へ向かう予定だった。
ちなみに、定刻でフライトがあった場合に限り、東京からの乗り継ぎと移動込みで1時間ちょっとの余裕を設けていたのだけど、結局、目的の飛行機が羽田に着いたのは、ちょうど1時間遅れ。
しかも、羽田にランディングした直後のチーフパーサー(CA)さんから、当機は降機口までバス移動であることを告げられたんだ。
その直後の様子ったら、乗客全員のため息によって機体が再浮上してしまうんじゃないかの容量が機内に漏れたほど。
みんな大遅延で参っているところにバス移動だから、このダメージは相当でオレも背骨が折れるんじゃないかと思うほど仰け反ったのは言うまでもない。
【マイナス方向に事は重なるもの】
加えて、ワタクシは大荷物だったから、スーツケースは機内のトランクに預けていた。
(ルール上は機内に持ち込めたが満席予想だったから気を使ったのだ)
つまり、その荷物もターンテーブルから出てくるまで待たなくてはならない。
つまり、荷物が出てくるまで待ちぼうけとなるリスクも重なり、どう考えても、東京から乗るべきハズの新幹線は乗れないことがこの時点で99%確定してしまう。
羽田でどんなトラブルがあったかは知らないが、こうしたバス移動が無いことを期待してJAL機を利用していることもあるわけだから、だったら早発のLCC便でもよかったわけで・・・と、グチグチ言っても時間は帰ってこないのは百も承知なのだが。
時間との戦いは限界まであきらめないように1%の期待を込めて時計とにらめっこをするほかなかった。
【いよいよ新幹線の予約はキャンセル?】
焦れば焦るほど、オレの荷物はおろか、そもそも荷物引取り用のターンテーブルが動く気配がなく、冷や汗が滲んでくる。
この待ち時間の間に、いろいろ調べていたらオレが予約した新幹線はキャンセルしたら、便の変更すら出来ない切符であることが分かったという。
つまり、せっかくグリーン車を3割安で手に入れたのに、この一件で定価で購入することになり、座席自体も指定席へのグレードがダウンすることまで分かったのだ。(ただし空席があればの話。)
しかも、次の宿泊先の到着時刻が1時間じゃすまない遅れが判明したという、芋づる的なデメリットが重なるという事態まで分かってきたのよ。
【1%の期待はどこまで通じるか】
時間がギリッギリのモノレールの発車時刻まで、あと2分となった頃、ようやくターンテーブルが動き出した。
ここで無駄な10分ちょっとを過ごしたことは、高知空港にヤマト運輸とかがあれば回避出来たんだよなぁ。
それに、羽田ではギリギリではないであろう東京モノレールにも乗れたんだよなぁ・・・と誰を恨むこともできない自分に腹立たしさを憶えていると、なんと3番目にオレの荷物が流れてきた。
ギリッギリのモノレールの発車までの残り時間は、なんと1分半。
ノータイムでスーツケースのハンドルを握りしめたら、ろくにその荷物を確認することなく、その部屋を飛び出していた。
おそらくそれがオレの荷物でなければ、その持ち主がオレを止めていただろうから・・・と考えながら、火事場のクソ力的な猛烈ダッシュでモノレールのホームに駆け込んだのだが・・・。
(当日、最悪この流れで東京モノレールに乗れれば、ギリ間に合うという算段だったが、まさかの羽田着が空港バス移動で万事休すに。荷物さえキチンとしておけばなぁ・・・まあ後の祭りというか、後悔は先に立たずというか。)
<その4へつづく>
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