<その3からのつづき>
【奇跡は起きるか、必然か?】
奇跡的にそのモノレールが1分ほど遅延していたことと、モノレール乗り場までの距離が近かったこともあって、なんとかギリのモノレールには乗車できた。
しかも発車まで数十秒の余裕もあったほどだったけれど、これはJALの上級会員であったことも奏功し、早めに荷物が出てきたことも幸運につながっていたのでしょう。
まあこれで浜松町での乗り継ぎと東京駅構内での高速移動が出来れば、目当ての新幹線に乗れることが判明したので一安心。
冷や汗から晩秋に夏日を迎えていた都内は、バッチリ多湿状態だったモノレールの車内で滝のように流れる汗を大き目のハンドタオルで拭きながら、すっかり暗くなっている京浜運河をぼんやり眺めていたという。
【そうはいっても予断を許さない事態は続く】
なんとそのモノレールも浜松町には4分ほど遅れて到着した。
自分がモノレールの車内で乗継案内を調べていたところによると、
東京駅での新幹線までの乗り換えが10分であることが分かっていたので、ここでの4分遅延は、東京駅での移動時間も削られたということになり、俄然、予断は許されない状況は続いていることになる。
浜松町では、自分がちょうどホームに降りたころ、東京方面へ向かう山手線が入線してきたのでノータイムで乗り込む。
さすがに平日夕方のラッシュ時、バッチリ巻き込まれた格好でギュウギュウになる。
それでもさすが都内、オレがスーツケースとリュックサックを抱えていてもお構いなしにドンドン乗り込んでくる。
そんな中、ホーム向かい側には北行きの京浜東北線が入線。
電光案内だとそれぞれ発車時間は同時刻になっていたが、なんと京浜東北線のほうが先に発車したんだよ。
しかもこちらの山手線よりも、混雑がすっきりした車内のままね。
(当然、東京駅に先着したのは京浜東北線のほう。ここでもロスしたというお話です。)
【時間6分の乗り換え、間に合うのか?】
まあ結果的に乗りたい新幹線には間に合ったのだけど、想定外すぎる高知からの飛行機の遅延ひとつで、こんなことになるとは予想だにも思わなかった。
本当はねぇ、東京駅のどこかのレストランでも入って、軽い一杯を飲みながら新幹線を待つはずだったのに、駅のホームの売店で売れ残っていた数少ない弁当を銘柄をロクに確認もせず買い、列車に飛び込むことになったワケだからね。
こればっかりは、「これも旅行の醍醐味」だと簡単には往なせることのできない事態に、すっかり旅行気分のテンションは奈落の底へ落ち込み、さっさと群馬県にあるホテルへ着いたら寝てやろうと決めてかかるしかなかったとさ。
(飛び込むように乗った目的の上越新幹線”たにがわ”号。写真はリア側から。人生初のE7系に乗れるというのに、その嬉しさもすっかり半減だよ。)
【しかしこの旅最大の悲劇は、このあとに】
いよいよ伏線回収の頃合いになってきましたよ~(笑)
東京からこの上越新幹線にて高崎へ行き、在来線(両毛線)へ乗り換えて、前橋につけばようやくこの日の宿泊地に見事到着となる。
ところが・・・
オレのポカもいよいよのところまで来てしまい、各方面に迷惑をかけてしまうことになるんだよぉ。
<その5へつづく>
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