フィリピン国際結婚・菜の花の主婦日記goo版

南国フィリピン便りー結婚しフィリピン在23年。22才長女、20才息子、9才末娘のお母さんである私の毎日ー

フィリピンの小2算数の教科書

2012年10月06日 12時46分09秒 | 子ども達とフィリピンの学校
ある日の桃ちゃんの宿題はちょっと酷かった。



例題はこれ。

大人が見たら簡単にわかりますが、

2+6 でも 6+2 でも答えは同じ「8」ってことですね。

次はそれを今度は答えから引いていく・・

8ー2=6
8ー6=2

まあ足し算と引き算の関係を教えたいのかもしれませんが
そもそも足し算も引き算も授業で2年間もやってない生徒に最初にこれって・・







しかも例題と同じ順番で書いてあるならいいけど
順番を変えてあるものだから桃ちゃん、大混乱で間違えちゃってます。












しかも最後の問題、絶対におかしいです。
小学生でもイコールで繋げる時は左右が同じになるって教わりませんか?

2+4の答えは6ですが、6ー2の答えは4なのでそこから左右違ってきてしまう。
(イコールで繋げられない筈)





一体誰がこの本を出版したしたのか見ると・・



アメリカで出版された教科書のコピーらしいけど
え、本当に? アメリカってこんな教え方なの~?

こんなゴチャゴチャな教え方したら子ども達、算数、数学が苦手になっちゃいそう。











引き算の方法ってプリント、これも酷い~。
足し算も同じやり方のプリントを渡されました。

最初は指で、それから後ろ向きに数える、消去法、足し算として考える方法、筆算で引き算。
もっともらしいけど全部意味がない。
















先生にさっきのイコールで繋げてるのが変だってこと、手紙で質問したんです。
そしたら来た返事がこれ。

数学と物理が大好きで得意な虎次郎にこれを見せて聞いたんです。
おかしいよね~と。

そしたら彼の答えは

「Supposedly. But it depends on teachers. Just follow what they say. It's just grade school math.』

(まあそうだけど先生による。先生の言う通りにしておけよ。どうせ小学生の算数だし。」

だって。

この答えを聞いて、さすが理不尽なことを言ったり自分の立場(教師の権力)を乱用して生徒を困らせることもあるフィリピンの先生に虎次郎は慣れてるんだな~とちょっと感心(変なところで感心してどうするって思うけど)。

この場合は理不尽とかではないけど。
この算数の先生はごくごく普通のフィリピンの算数教師なんでしょうね。

日本ならこういう問題の時、イコールを使わないでパズルみたいにこの答えがこっちの式に飛びます~って漫画になったりしてるんじゃないかな。意図はわかるけどイコールで繋げるのはやっぱり変。


いつもありがとう御座います!