久しぶりの試乗（MINI CLUBMAN）

先週末、子供たちも妻も用事があって、1人で過ごす時間があったので、久しぶりに興味のある車に試乗するためにディーラーに出かけてみました。

今回の目的は、MINIのCLUBMANという車です。雑誌などでは、比較的評価が高かったので、期待してディーラーに向かったのですが、まず、ディーラーの対応の悪さにいきなりがっかり！隣接するグループ会社であるBMWの対応とは比較できないものでした。（ひょっとして、最初から冷やかし目的ということを見透かされたのかな？）


生まれて初めて、MINIのディーラーに行ったのですが、まず、ショールームも非常に狭く、車を撮影するのにも困るくらいでした。車自体はコンパクトなのは理解していましたが、ショールームまでコンパクトとは。。。（苦笑


さてさて、気を取り直して、目的のMINI　COOPER　S　のCLUBMANに試乗させていただきました。1.6LのDOHCターボでパワーは175psもあるそうです。トルクも25kg以上だったと記憶しており、1,300kg弱のボディーを引っ張るには十分過ぎるほどのスペックですね。しかし、不思議なことにいざ運転してみると、凄いとか愉しいという風には感じず、車内の狭さだけが気になって仕方ありませんでした。

写真で見る限りは、かなり広いのかと思っていたのですが、そこはMINIの領域を出ておらず、リアの居住空間もトランクの大きさ（260L）もゴルフと比較しても、かなり見劣りしてしまいますね。（ゴルフⅤは、3ナンバー、MINIは5ナンバーなので、比較してはいけないのでしょうが）


あとは、気になったポイントとしては、リアシートへのアクセスが、右ハンドルの運転席側の観音開きのドアからしかできないというのが不思議でした。

　　　　　　　　


通常の利用シーンを考えると、路上駐車などをして、子供を急いで乗り降りさせることがあると思いますが、運転者が一度下車しないと後部座席の人が乗り降りできないのは、いかがかと。。。しかも、歩道側ではなく、車道側で乗り降りするので、危険を感じますよね。また、細かい点ですが、ボンネットを開けるレバーも助手席の足元にあるという状態で、いかにも左ハンドルの車を無理やり右ハンドル仕様にしたという感じが否めませんでした。


結論からすると、大人2名、子供2名が普通に利用する車としては、かなり使い勝手に制限される部分があり、セカンドカーとして利用するのが現実的かな、と感じました。まぁ、大人2名での利用であれば、様々のシチュエーションでお洒落に演出してくれると思いましたが。ということで、我が家とMINIとの接点は、宝くじなどが当たった場合、セカンドカーでも所有しようという話題が上った際に候補にあがるか、子供が独立した後にお洒落な老夫婦を演じるときくらいかなって思った次第です。
しかし、ゴルフと比較すると、街中で見かける台数は圧倒的に少ないので、お洒落に乗りこなすと、かなり目立つ存在であることは間違いないですね。そういう部分の価値をどのように評価するかでこの車の価値は大きく変わってくると思います。まずは、本気で日本の環境にあった「右ハンドル仕様」を作ってみることがCLUBMANが売れる最低条件になるでしょうが。。。（だって、COOPER　Sは、車両価格で331万円ですから、ちょっとオプションを付けたら、乗り出しは400万円超えでしょうね）

とつらつらと自分の感想を書きましたが、決してMINIの存在を否定するわけではなく、買えない嫉みがこもっていると思ってください。やっぱり、ああいう車をセカンドカーで乗れたらいいなぁというのは、正直な感想ですので。


以上、久々の試乗の感想でした。