河野英太郎さんの”現代語訳 学問のすすめ”を購入・読破しました。
300万部を超える超ベストセラーの現代語訳版です。当時の日本人の10人に1人が読んだ本ですので、ものごとの原理原則が書かれているのでしょうね。
人は生まれながらにして平等。ただし、平等なのは結果でなく、権利が平等であるということ。
そして、政府/役人と国民も平等であり、単に役割が違うだけ。地球的視野で考えれば、先進国も後進国も平等である。後進国から搾取して、先進国が豊かになるというのは間違った行為であるとたしなめています。
この生まれながらに平等をどのように生かすか。それは、学ぶこと。人間は教育を受けなければ(自ら学ばなければ)間違いなく愚かな人間になる!
こう考えると、欧米諸国が植民地化した土地で教育を取り上げ、奴隷的扱いをしたことに対し、日本が統治した国々(台湾やインドネシア等々)には、日本語だったけど、教育を展開し、社会インフラを整備したというのはステキなことだったと理解できます。
自分さえよければいい、という考え方でなく利他の精神を育むことができるステキな一冊です。
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