海野忍さんの”ビジネスマトリクス経営”を購入しました。
著者は、大企業のグループ会社社長をされており、グループ会社からの仕事をこなすことに傾注し、言われたことだけやる状況を打破したく、チャレンジしたことをまとめてくれた感じです。
書かれている考え方は、誰に何を提供するのかに応じ、責任者を配置し、それぞれの責任者が隣の責任者と連携し、企業体としての提供価値を向上させるという思想です。
ポイントになるのは、責任者同士の連携になるのだと思います。
成果主義の浸透により、隣の責任者が評価されると自分の評価が相対的に下がってしまうので、連携を密にしないという選択を取る人が少なからず存在するからです。
企業体としての提供価値は上げたいけど、企業内の仲間とは心の底から協力し合わない、、、空しいことですね。
著者は、稲盛さんのコンパごとく、会議の場をコンパのように砕けた雰囲気を作るために、缶ビールとおつまみ持参というスタイルも導入したそうです。
方法論でなく、著者の生き方・価値観を学び取りたい一冊です。
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