新入部員獲得に関して、私が生徒に時々話していたことがいくつかある。(1)誘う時は、自分たちの活動に自信と確信と誇りを持って話すこと。(2)尊敬する先輩がいるところには後輩が来る。ゆえに、尊敬される先輩であれ!(3)自分の進路に向けた努力も怠るな!浪人ばかり輩出していては部員は増えない。(4)魅力のある活動をしている部には人が集まる。そして、「部員一人ひとりが一人の新人を連れて来ると、一挙に倍増になるぞ!」などとけしかけていたものである。能力的にも人間的にも比較的優れた生徒集団が、やりがいを感じ、やる気に満ちて活動を始めれば成果は上がるはずで、部員は増える、コンクールでは良い成績を上げる、定演には人が集まる、と良い方向に向かいつつ15年を終えることができた。
ただ、全てが順風満帆であったかと言えば、そんなことはありえないことで、一部の父兄からは「合唱部は顧問のやらせだ!」とか「合唱部でがんばれば、子どもの将来を保障してくれるのか?」などといった声も聞こえて来た。また、一部教職員からは「合唱部は簡単に全道、全国へ行けるので何らかの規制を設けるべきだ!」とか「全国コンクールには3年に一度行くことにして、連続の場合は辞退すべきだ!」などと言った指摘を受けたこともあり、おかげで、顧問が十二指腸潰瘍を患ったこともあった。しかし、総体的には、良き生徒、良き父兄、良き同僚に恵まれての岩見沢東高校での15年間は、まさしく校歌のとおり「この学園(その)はわが魂の故郷なり」と思っている。
ただ、全てが順風満帆であったかと言えば、そんなことはありえないことで、一部の父兄からは「合唱部は顧問のやらせだ!」とか「合唱部でがんばれば、子どもの将来を保障してくれるのか?」などといった声も聞こえて来た。また、一部教職員からは「合唱部は簡単に全道、全国へ行けるので何らかの規制を設けるべきだ!」とか「全国コンクールには3年に一度行くことにして、連続の場合は辞退すべきだ!」などと言った指摘を受けたこともあり、おかげで、顧問が十二指腸潰瘍を患ったこともあった。しかし、総体的には、良き生徒、良き父兄、良き同僚に恵まれての岩見沢東高校での15年間は、まさしく校歌のとおり「この学園(その)はわが魂の故郷なり」と思っている。