なつみかんの木々を見上げて

野草大好きなつみかんです。
植物園や身近な場所の植物を紹介します。

河原は花盛り~スイバエリア

2018-05-04 07:12:07 | 植物
一昨日に引き続き、山科川の光景。
この辺りはセイヨウミヤコグサはなく、スイバが優勢です。



タデ科スイバ属。
冬の間ロゼット葉で耐え忍び、暖かくなってぐいぐい花茎を伸ばしてきました。
とはいえ、花は撮りそこね、今はもう実になっています。



ギシギシの実と似ていますが、ギシギシには丸い球体(こぶ)があるのに対して、スイバにはないと教えてもらいました。
あ、そうか、だから大昔、私がまだ少女だったころギシギシの実をご飯に見立てておままごとをしたんだ~
スイバは実がふにゃっとしていて、ご飯ぽくなかったんですね。



葉をかむと酸っぱいことから、スイバ(酸葉)と名付けられました。
これは蓚酸を含むからのようで、蓚のひと文字で「スイバ」と読ませることもあるそう。

茹でてあく抜きすれば美味しい山菜として食べられるそうで、特に欧州では葉物野菜として改良品種が栽培されているそうです。
古代エジプトやローマではハーブとして利用されていたという記録もあるほどの優れもの。(Wikipediaより)
へ~と思って〇ックパッドで検索したら、天ぷらやスープのほか、ジャムまで出てきました。

おっと、探したら先日行った宇治川で一枚だけスイバの花を撮っていました。
これは雄花でしょうか?



来年はちゃんと花を撮らなくては・・・


さて、この辺り、もちろんスイバだけではなく、色々な植物が生えています。
目立ったのがヘラオオバコ。
ヨーロッパ原産のオオバコ科オオバコ属。



細長い花穂に細かい花が密生しており、下から上へ咲き登っていきます。
咲いている場所には雄しべが白い冠のように飛び出して、可愛い花です。

最近在来のオオバコが少なくなり、このヘラオオバコやツボミオオバコが優勢です。
このひょろんとした茎でオオバコ相撲ができるのでしょうか?

他にも川辺にはセイヨウアブラナ(アブラナ科)。




葉の隙間には可愛いニワゼキショウ(アヤメ科)の群れ。



歩道脇にはハルジオン(キク科)も咲いていました。



おや、ハルジオンには何か小さい虫が付いています。



調べてみたら、ヒメマルカツオブシムシでした。
衣類に付く虫だと思っていたら、キク科の花が大好物だそうです。

最後は虫になってしまいましたが、素敵なエリアでした^^







コメント (12)
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